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公開番号2025097301
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2024214282
出願日2024-12-09
発明の名称レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
出願人住友化学株式会社
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類G03F 7/039 20060101AFI20250623BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】良好なCD均一性(CDU)を有するレジストパターンを製造し得るレジスト組成物等を提供すること。
【解決手段】式(I)で表される化合物に由来する構造単位を含む樹脂及び式(B1)で表される塩を含む酸発生剤を含有するレジスト組成物。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025097301000163.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">52</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">132</com:WidthMeasure> </com:Image>
[式中、R1-R5はそれぞれ水素原子、ハロゲン原子等;X11及びX12はそれぞれ-SO2-、-O-SO2-又は-SO2-O-等;X21及びX22はそれぞれ単結合、-O-等を表す。]
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
式(I)で表される化合物に由来する構造単位を含む樹脂及び式(B1)で表される塩を含む酸発生剤を含有するレジスト組成物。
JPEG
2025097301000154.jpg
30
130
[式(I)中、


、R

及びR

は、それぞれ独立に、ハロゲン原子、炭素数1~12のハロアルキル基又は炭素数1~12のアルキル基を表し、該アルキル基に含まれる-CH
2
-は、-O-又は-CO-で置き換わっていてもよい。


及びR

は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン原子を有していてもよい炭素数1~6のアルキル基を表す。

11
及びX
12
は、それぞれ独立に、-SO

-、-O-SO

-又は-SO

-O-を表す。

21
及びX
22
は、それぞれ独立に、単結合、*-O-**、*-CO-O-**、*-O-CO-O-**、*-CO-NR

-**、*-NR

-CO-O-**、*-O-CO-NR

-**又は*-Ax-Ph-Ay-**を表す。


は、水素原子又は炭素数1~6のアルキル基を表す。
Phは、置換基を有してもよいフェニレン基を表す。
Ax及びAyは、それぞれ独立に、単結合、エーテル結合、チオエーテル結合、エステル結合、アミド結合及び炭酸エステル結合から構成される群から選択される1種以上の結合種を表す。
*及び**は、結合部位を表し、*はR

又はR

が結合した炭素原子との結合部位を表す。
n12は、0~4のいずれかの整数を表し、n12が2以上のとき、複数の括弧内は互いに同一であっても異なってもよい。
m1は、0~4のいずれかの整数を表し、m1が2以上のとき、複数のR

は互いに同一であっても異なってもよい。
m2は、0~4のいずれかの整数を表し、m2が2以上のとき、複数のR

は互いに同一であっても異なってもよい。
m3は、0~4のいずれかの整数を表し、m3が2以上のとき、複数のR

は互いに同一であっても異なってもよい。]
TIFF
2025097301000155.tif
13
95
[式(B1)中、

b1
は、単結合又は置換基を有してもよい(nb1+1)価の炭化水素基を表し、該炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、-CO-又は-SO
2
-に置き換わっていてもよい。

b2
は、単結合又は置換基を有してもよい炭素数1~24の2価の炭化水素基を表し、該炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、-CO-又は-SO
2
-で置き換わっていてもよい。

b1
は、置換基を有していてもよい炭素数3~24の環状炭化水素基を表し、該環状炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、-SO
2
-又は-CO-に置き換わっていてもよい。
続きを表示(約 4,900 文字)【請求項2】

21
及びX
22
が、それぞれ独立に、単結合又は式(X
20
-1)~式(X
20
-10)のいずれかで表される基である請求項1に記載のレジスト組成物。
TIFF
2025097301000156.tif
43
162
[式(X
20
-1)~式(X
20
-10)中、
*、**は結合部位であり、*はR

又はR

が結合した炭素原子との結合部位を表す。
Rxは、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、炭素数1~6のフッ化アルキル基、炭素数1~18のアルキル基又は炭素数1~6のアルコキシ基を表す。
mxは、0~4のいずれかの整数を表す。

20
は、-O-又は-NR

-を表す。


は、水素原子又は炭素数1~6のアルキル基を表す。]
【請求項3】
式(I)で表される化合物に由来する構造単位を含む樹脂が、さらに、式(a1-0)で表される構造単位、式(a1-1)で表される構造単位、式(a1-2)で表される構造単位、式(a1-4)で表される構造単位及び式(a1-5)で表される構造単位からなる群より選ばれる少なくとも1種を含む請求項1に記載のレジスト組成物。
TIFF
2025097301000157.tif
44
145
[式(a1-0)、式(a1-1)及び式(a1-2)中、

a01
、L
a1
及びL
a2
は、それぞれ独立に、-O-又は*-O-(CH


k1
-CO-O-を表し、k1は1~7のいずれかの整数を表し、*は-CO-との結合部位を表す。

a01
、R
a4
及びR
a5
は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン原子を有していてもよい炭素数1~6のアルキル基を表す。

a02
、R
a03
及びR
a04
は、それぞれ独立に、炭素数1~8のアルキル基、炭素数3~18の脂環式炭化水素基、炭素数6~18の芳香族炭化水素基又はこれらを組み合わせた基を表す。該アルキル基、該脂環式炭化水素基及び該芳香族炭化水素基は、ハロゲン原子を有していてもよい。

a6
及びR
a7
は、それぞれ独立に、炭素数1~8のアルキル基、炭素数2~8のアルケニル基、炭素数3~18の脂環式炭化水素基、炭素数6~18の芳香族炭化水素基又はこれらを組合せることにより形成される基を表し、該アルキル基、該アルケニル基、該脂環式炭化水素基及び該芳香族炭化水素基は、ハロゲン原子を有してもよい。
m1’は0~14のいずれかの整数を表す。
n1は0~10のいずれかの整数を表す。
n1’は0~3のいずれかの整数を表す。]
TIFF
2025097301000158.tif
31
118
[式(a1-4)中、

a1
は、水素原子、ハロゲン原子、又は、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1~6のアルキル基を表す。

a17
は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシ基、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1~6のアルキル基、炭素数1~6のアルコキシ基、炭素数2~12のアルコキシアルキル基、炭素数2~12のアルコキシアルコキシ基、炭素数2~4のアルキルカルボニル基、炭素数2~4のアルキルカルボニルオキシ基、アクリロイルオキシ基又はメタクリロイルオキシ基を表す。

a11
は、単結合又は炭素数1~12のアルカンジイル基を表し、該アルカンジイル基に含まれる-CH

-は、-O-、-CO-又は-NR
a18
-に置き換わってもよい。

a18
は、水素原子又は炭素数1~6のアルキル基を表す。

a1
は、単結合又はカルボニル基を表す。

a34
及びR
a35
は、それぞれ独立に、水素原子又は炭素数1~12の炭化水素基を表し、R
a36
は、炭素数1~20の炭化水素基を表すか、R
a35
及びR
a36
は互いに結合してそれらが結合する-C-O-とともに炭素数2~20の2価の炭化水素基を形成し、該炭化水素基及び該2価の炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-又は-S-で置き換わってもよい。
na1は、1~5のいずれかの整数を表し、na1が、2以上のとき、複数の括弧内の基は、互いに同一であっても異なっていてもよい。
na11は、0~4のいずれかの整数を表し、na11が2以上のとき、複数のR
a17
は、互いに同一であっても異なっていてもよい。
mcは、0~2のいずれかの整数を表す。]
TIFF
2025097301000159.tif
45
58
[式(a1-5)中、

a8
は、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1~6のアルキル基、水素原子又はハロゲン原子を表す。
【請求項4】
式(I)で表される化合物に由来する構造単位を含む樹脂が、さらに、式(a1-6)で表される構造単位を含む請求項1に記載のレジスト組成物。
TIFF
2025097301000160.tif
34
79
[式(a1-6)中、

a61
は、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン原子を有していてもよい炭素数1~6のアルキル基を表す。

a62
、R
a63
及びR
a64
は、それぞれ独立に、炭素数1~6のアルキル基又は置換基を有していてもよい炭素数3~18の環状炭化水素基を表すか、R
a62
及びR
a63
は互いに結合してそれらが結合する炭素原子とともに炭素数3~20の環を形成する。

a61
は、単結合、-CO-O-*又は-CO-NR
a65
-*を表し、*は-Arとの結合手を表し、R
a65
は、水素原子又は炭素数1~6のアルキル基を表す。

a62
は、単結合、*-O-L
a61
-又は*-CO-O-L
a62
-を表し、*は-Arとの結合手を表し、L
a61
及びL
a62
は、それぞれ独立に、炭素数1~4のアルカンジイル基を表す。
Arは、置換基を有していてもよい炭素数6~20の芳香族炭化水素基を表す。]
【請求項5】
式(I)で表される化合物に由来する構造単位を含む樹脂が、さらに、式(a2-A)で表される構造単位を含む請求項1に記載のレジスト組成物。
TIFF
2025097301000161.tif
30
128
[式(a2-A)中、

a2
は、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン原子を有していてもよい炭素数1~6のアルキル基を表す。

a27
は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシ基、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1~6のアルキル基、炭素数1~6のアルコキシ基、炭素数2~12のアルコキシアルキル基、炭素数2~12のアルコキシアルコキシ基、炭素数2~4のアルキルカルボニル基、炭素数2~4のアルキルカルボニルオキシ基、アクリロイルオキシ基又はメタクリロイルオキシ基を表す。

a21
は、単結合又は炭素数1~12のアルカンジイル基を表し、該アルカンジイル基に含まれる-CH

-は、-O-、-CO-又は-NR
a28
-に置き換わってもよい。

a28
は、水素原子又は炭素数1~6のアルキル基を表す。

a2
は、単結合又はカルボニル基を表す。
nA2は、1~5のいずれかの整数を表し、nA2が2以上のとき、複数の括弧内の基は、互いに同一であっても異なっていてもよい。
na21は、0~4のいずれかの整数を表し、na21が2以上のとき、複数のR
a27
は、互いに同一であっても異なっていてもよい。
mcは、0~2のいずれかの整数を表す。]
【請求項6】
式(I)で表される化合物に由来する構造単位を含む樹脂が、さらに、式(a2-D)で表される構造単位を含む請求項1に記載のレジスト組成物。
TIFF
2025097301000162.tif
51
106
[式(a2-D)中、

a2
は、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン原子を有していてもよい炭素数1~6のアルキル基を表す。

a27
は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシ基、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1~6のアルキル基、炭素数1~6のアルコキシ基、炭素数2~12のアルコキシアルキル基、炭素数2~12のアルコキシアルコキシ基、炭素数2~4のアルキルカルボニル基、炭素数2~4のアルキルカルボニルオキシ基、アクリロイルオキシ基又はメタクリロイルオキシ基を表す。

a21
は、単結合又は炭素数1~12のアルカンジイル基を表し、該アルカンジイル基に含まれる-CH

-は、-O-、-CO-又は-NR
a28
-に置き換わってもよい。

a28
は、水素原子又は炭素数1~6のアルキル基を表す。

a21
及びR
a22
は、それぞれ独立に、炭素数1~4のフッ化アルキル基を表す。

a24
は、単結合又は炭素数1~3のアルカンジイル基を表し、該アルカンジイル基はフッ素原子が置換されていてもよい。
nD2は、1~5のいずれかの整数を表す。nD2が2以上のとき、複数の括弧内は、互いに同一であっても異なっていてもよい。
nD22は、0~4のいずれかの整数を表す。nD22が2以上のとき、複数のR
a27
は、互いに同一であっても異なっていてもよい。]
【請求項7】
酸発生剤から発生する酸よりも酸性度の弱い酸を発生する塩をさらに含有する請求項1に記載のレジスト組成物。
【請求項8】
(1)請求項1に記載のレジスト組成物を基板上に塗布する工程、
(2)塗布後の組成物を乾燥させて組成物層を形成する工程、
(3)組成物層に露光する工程、
(4)露光後の組成物層を加熱する工程、及び
(5)加熱後の組成物層を現像する工程、
を含むレジストパターンの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レジスト組成物及び該レジスト組成物を用いるレジストパターンの製造方法等に関する。
続きを表示(約 4,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、下記構造式の化合物に由来する構造単位を含む樹脂及び下記構造式の塩を含む酸発生剤を含有するレジスト組成物が記載されている。
TIFF
2025097301000001.tif
27
103
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-090292号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記化合物に由来する構造単位を含む樹脂を含有するレジスト組成物から形成されたレジストパターンよりも、CD均一性(CDU)が良好なレジストパターンを形成するレジスト組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、以下の発明を含む。
〔1〕式(I)で表される化合物に由来する構造単位を含む樹脂及び式(B1)で表される塩を含む酸発生剤を含有するレジスト組成物。
TIFF
2025097301000002.tif
30
130
[式(I)中、


、R

及びR

は、それぞれ独立に、ハロゲン原子、炭素数1~12のハロアルキル基又は炭素数1~12のアルキル基を表し、該アルキル基に含まれる-CH
2
-は、-O-又は-CO-で置き換わっていてもよい。


及びR

は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン原子を有していてもよい炭素数1~6のアルキル基を表す。

11
及びX
12
は、それぞれ独立に、-SO

-、-O-SO

-又は-SO

-O-を表す。

21
及びX
22
は、それぞれ独立に、単結合、*-O-**、*-CO-O-**、*-O-CO-O-**、*-CO-NR

-**、*-NR

-CO-O-**、*-O-CO-NR

-**又は*-Ax-Ph-Ay-**を表す。


は、水素原子又は炭素数1~6のアルキル基を表す。
Phは、置換基を有してもよいフェニレン基を表す。
Ax及びAyは、それぞれ独立に、単結合、エーテル結合、チオエーテル結合、エステル結合、アミド結合及び炭酸エステル結合から構成される群から選択される1種以上の結合種を表す。
*及び**は、結合部位を表し、*はR

又はR

が結合した炭素原子との結合部位を表す。
n12は、0~4のいずれかの整数を表し、n12が2以上のとき、複数の括弧内は互いに同一であっても異なってもよい。
m1は、0~4のいずれかの整数を表し、m1が2以上のとき、複数のR

は互いに同一であっても異なってもよい。
m2は、0~4のいずれかの整数を表し、m2が2以上のとき、複数のR

は互いに同一であっても異なってもよい。
m3は、0~4のいずれかの整数を表し、m3が2以上のとき、複数のR

は互いに同一であっても異なってもよい。]
TIFF
2025097301000003.tif
13
95
[式(B1)中、

b1
は、単結合又は置換基を有してもよい(nb1+1)価の炭化水素基を表し、該炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、-CO-又は-SO
2
-に置き換わっていてもよい。

b2
は、単結合又は置換基を有してもよい炭素数1~24の2価の炭化水素基を表し、該炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、-CO-又は-SO
2
-で置き換わっていてもよい。

b1
は、置換基を有していてもよい炭素数3~24の環状炭化水素基を表し、該環状炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、-SO
2
【発明の効果】
【0006】
本発明のレジスト組成物を用いることにより、良好なCD均一性(CDU)でレジストパターンを製造することができる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本明細書において、「(メタ)アクリル系モノマー」とは、「アクリル系モノマー及びメタクリル系モノマーの少なくとも一種」を意味する。同様に「(メタ)アクリレート」及び「(メタ)アクリル酸」等の表記も、同様の意味を表す。本明細書中に記載する基において、直鎖構造と分岐構造の両方をとり得るものについては、そのいずれでもよい。炭化水素基等に含まれる-CH
2
-が-O-、-S-、-CO-、-SO-、-NR

-(Xは任意の符号)又は-SO

-で置き換わる場合、各基において同様の例を適用するものとし、置き換わる前の炭素数を炭化水素基等の炭素数とする。「組み合わせた基」とは、例示した基を2種以上結合させた基を意味し、それら基の価数は結合形態によって適宜変更してもよい。「由来する」又は「誘導される」とは、その分子中に含まれる重合性C=C結合が重合により単結合(-C-C-基)となるか又は任意の水素原子が結合部位となることを指す。立体異性体が存在する場合は、全ての立体異性体を含む。「酸不安定基」は、酸(例えば、トリフルオロメタンスルホン酸等)と接触すると、脱離基が脱離し、親水性基(例えば、ヒドロキシ基又はカルボキシ基)を形成する基を意味する。塩基不安定基とは、塩基(例えば、トリメチルアミン、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド等)と接触すると、脱離基が脱離して、親水基(例えば、カルボキシ基又はヒドロキシ基等)を形成する基を意味する。各基は、置換基の数等によって、その基に含まれる任意の位置及び数の水素原子が結合手に置き換わることがある。置換基における炭素数は、被置換基の炭素数には含めない。
本明細書において、「レジスト組成物の固形分」とは、レジスト組成物の総量から、後述する溶剤(E)を除いた成分の合計を意味する。
【0008】
〔レジスト組成物〕
本発明のレジスト組成物は、式(I)で表される化合物(以下「化合物(I)」という場合がある)に由来する構造単位を含む樹脂(以下「樹脂(A)」という場合がある)及び式(B1)で表される塩(以下「塩(B1)」という場合がある)を含む酸発生剤(以下「酸発生剤(B1)」という場合がある)を含有する。樹脂(A)は、化合物(I)に由来する構造単位が1種のみのポリマーでもよいし、2種以上を含むコポリマーでもよい。また、樹脂(A)は、後述する化合物(I)に由来する構造単位以外の構造単位を含んでいてもよい。
本発明のレジスト組成物は、1種の樹脂(A)を含有してもよいし、一部又は全部が異なる構造単位からなる2種以上の樹脂(A)を含有してもよい。また、1種の酸発生剤(B1)を含有していてもよいし、互いに異なる2種以上の酸発生剤(B1)を含有していてもよい。
本発明のレジスト組成物は、さらに、樹脂(A)以外の樹脂、酸発生剤から発生する酸よりも酸性度の弱い酸を発生する塩等のクエンチャー(以下「クエンチャー(C)」という場合がある)等を含有していてもよいし、光重合開始剤(以下「光重合開始剤(G)」という場合がある)を含有していてもよい。
本発明のレジスト組成物は、溶剤(以下「溶剤(E)」という場合がある)を含有することが好ましい。
【0009】
〈化合物(I)〉
本発明のレジスト組成物は、化合物(I)に由来する構造単位を含む樹脂(A)を含有する。
TIFF
2025097301000011.tif
30
130
[式(I)中、全ての符号は、それぞれ前記と同じ意味を表す。]
【0010】


、R

及びR

のハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子及びヨウ素原子等が挙げられる。


、R

及びR

の炭素数1~12のハロアルキル基とは、ハロゲン原子を有する炭素数1~12のアルキル基を表し、炭素数1~12のフッ化アルキル基、炭素数1~12の塩化アルキル基、炭素数1~12の臭化アルキル基、炭素数1~12のヨウ化アルキル基等が挙げられる。ハロアルキル基としては、炭素数1~12のペルフルオロアルキル基(トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、ヘプタフルオロプロピル基、ノナフルオロブチル基、ペルフルオロペンチル基、ペルフルオロヘキシル基等)、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、2,2,2-トリフルオロエチル基、1,1,2,2-テトラフルオロエチル基、3,3,3-トリフルオロプロピル基、2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル基、4,4,4-トリフルオロブチル基、3,3,4,4,4-ペンタフルオロブチル基、1,1,2,2,3,3,4,4-オクタフルオロブチル基、2,2,3,3,4,4,5,5,5-ノナフルオロペンチル基、クロロメチル基、ブロモメチル基、ヨードメチル基等が挙げられる。ハロアルキル基の炭素数は、好ましくは1~9であり、より好ましくは1~6であり、さらに好ましくは1~4であり、さらにより好ましくは1~3である。


、R

及びR

の炭素数1~12のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert-ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、ノニル基等のアルキル基が挙げられる。アルキル基の炭素数は、好ましくは1~9であり、より好ましくは1~6であり、さらに好ましくは1~4であり、さらにより好ましくは1~3である。
(【0011】以降は省略されています)

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レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
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窒化物結晶基板、および窒化物結晶基板の製造方法
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液晶ポリエステル組成物、成形品及び成形品の製造方法
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化合物、組成物、インク、光電変換素子、及び光センサー
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化合物、組成物、インク、光電変換素子、及び光センサー
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プロピレン樹脂組成物、成形体、および、成形体の製造方法
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電気化学素子用セパレータ、電気化学素子用部材および電気化学素子
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酸発生剤、レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法並びに塩
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電気化学素子用セパレータ、電気化学素子用部材および電気化学素子
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電気化学素子用セパレータ、電気化学素子用部材および電気化学素子
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住友化学株式会社
色変換材料並びにそれを用いたインク、色変換膜、発光デバイス及び表示デバイス
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