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公開番号
2025103514
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023220952
出願日
2023-12-27
発明の名称
圧電素子を備える装置、積層基板、及びその装置の製造方法
出願人
住友化学株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H10N
30/853 20230101AFI20250702BHJP()
要約
【課題】半導体素子と、カリウム、ナトリウム、ニオブ、及び酸素を含むアルカリニオブ酸化物で構成される圧電膜を有する圧電素子と、が同一の基板上に形成されてなる装置を提供する。
【解決手段】半導体素子と、カリウム、ナトリウム、ニオブ、及び酸素を含むアルカリニオブ酸化物で構成される圧電膜を有する圧電素子と、を備え、半導体素子と圧電素子とが同一の基板上に形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
半導体素子と、
カリウム、ナトリウム、ニオブ、及び酸素を含むアルカリニオブ酸化物で構成される圧電膜を有する圧電素子と、を備え、
前記半導体素子と前記圧電素子とが同一の基板上に形成されている、
装置。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
前記圧電素子と、前記半導体素子又は前記基板と、の界面から、前記圧電素子が形成された前記基板の面とは反対側の面に向かって1μmの深さまでの範囲にわたる領域をSIMS分析した際、カリウムの濃度が5E15cm
-3
以下であり、ナトリウムの濃度が5E15cm
-3
以下である、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記圧電膜を構成する結晶の(001)面方位への配向率が96%以上である、請求項1又は2に記載の装置。
【請求項4】
前記圧電膜の圧電定数e
31
が7C/m
2
以上である、請求項1又は2に記載の装置。
【請求項5】
前記半導体素子はCMOS構造を有する、請求項1又は2に記載の装置。
【請求項6】
前記圧電素子が前記半導体素子により制御されてなる、請求項1又は2に記載の装置。
【請求項7】
前記圧電素子がアクチュエータとして機能し、
前記圧電素子の動作が前記半導体素子により制御される、
請求項1又は2に記載の装置。
【請求項8】
前記圧電素子がセンサとして機能し、
前記圧電素子が検出した信号が前記半導体素子により処理される、
請求項1又は2に記載の装置。
【請求項9】
前記圧電素子がセンサとして機能し、
前記圧電素子の動作が前記半導体素子により制御される、
請求項1又は2に記載の装置。
【請求項10】
前記圧電素子がエナジーハーベスタとして機能し、
前記圧電素子が作り出した電気エネルギーにより前記半導体素子を動作させる、
請求項1又は2に記載の装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、圧電素子を備える装置、積層基板、及びその装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
圧電体は、センサ、アクチュエータ等の機能性電子部品に広く利用されている。圧電体の材料としては、鉛系材料、特に、組成式Pb(Zr
1-x
Ti
x
)O
3
で表されるPZT系の強誘電体が広く用いられている。PZT系の圧電体は鉛を含有しているため、公害防止の面等から好ましくない。そこで、鉛非含有の圧電材料として、カリウム、ナトリウム、ニオブ、及び酸素を含む圧電材料が提案されており、このような圧電材料を用いて製膜された圧電膜(以下、KNN膜)を有する圧電素子が提案されている(例えば特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-184513号公報
特開2008-159807号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば半導体素子が形成された基板上に、上述のKNN膜を有する圧電素子を形成することが要求されることがある。この際、半導体素子に対する熱履歴を小さくすることが要求されることがある。このため、半導体素子が形成された基板上にKNN膜を製膜する際、KNN膜を低温で製膜することが求められることがある。しかしながら、KNN膜を低温で製膜すると、圧電特性が低下することがある。したがって、半導体素子が形成された基板上にKNN膜を有する圧電素子を形成することが難しいことがあった。
【0005】
本開示は、半導体素子とKNN膜を有する圧電素子とが同一の基板上に形成されてなる装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様によれば、
半導体素子と、
カリウム、ナトリウム、ニオブ、及び酸素を含むアルカリニオブ酸化物で構成される圧電膜を有する圧電素子と、を備え、
前記半導体素子と前記圧電素子とが同一の基板上に形成されている、
装置又は積層基板が提供される。
【0007】
本開示の他の態様によれば、
半導体素子が形成された基板を用意する工程と、
前記基板上に、圧電素子を形成する工程と、を備え、
前記圧電素子を形成する工程は、前記基板上に、カリウム、ナトリウム、ニオブ、及び酸素を含むアルカリニオブ酸化物で構成される圧電膜を、製膜温度が400℃以上500℃未満、酸素分圧が0.0025Pa以上0.01Pa未満、雰囲気圧力が0.03Pa以上0.1Pa未満の条件で製膜する工程を含む、
装置の製造方法が提供される。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、半導体素子とKNN膜を有する圧電素子とが同一の基板上に形成されてなる装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の一態様にかかる装置の断面構造の一例を示す図である。
本開示の一態様にかかる圧電積層体の断面構造の一例を示す図である。
本開示の一態様にかかる装置の断面構造の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<本開示の一態様>
以下、本開示の一態様について図面を参照しながら説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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