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公開番号2025101375
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023218186
出願日2023-12-25
発明の名称樹脂組成物及びその製造方法
出願人住友化学株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C08L 23/08 20250101AFI20250630BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】黄変が抑制された樹脂組成物を提供する。
【解決手段】(メタ)アクリル酸エステルに由来する構成単位(α)を有する重合体(1)と、エステル交換防止剤とを含み、前記重合体(1)100重量部に対して、前記エステル交換防止剤の含有量が0.01重量部以上30重量部以下である、樹脂組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(メタ)アクリル酸エステルに由来する構成単位(α)を有する重合体(1)と、エステル交換防止剤とを含み、
前記重合体(1)100重量部に対して、前記エステル交換防止剤の含有量が0.01重量部以上30重量部以下である、樹脂組成物。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記重合体(1)が、エチレンに由来する構成単位(A)を更に有する、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項3】
前記構成単位(α)が、下記式(1)で示される構成単位(B)を含む、請求項1又は2に記載の樹脂組成物。
JPEG
2025101375000013.jpg
38
149
[式(1)中、
Rは、水素原子又はメチル基を表し、


は、―CO―O―を表し、


は、単結合、―CH

―、―CH

―CH

―、―CH

―CH

―CH

―、―CH

―CH(OH)―CH

―、又は―CH

―CH(CH

OH)―を表し、


は、単結合、―CO―O―、―O―CO―、―O―、―CO―NH―、―NH―CO―、―CO―NH―CO―、―NH―CO―NH―、―NH―、又は―N(CH

)―を表し、


は炭素数14以上30以下のアルキル基を表し、


、L

、及びL

の化学構造の説明における横書きの化学式の各々は、その左側が式(1)の上側、その右側が式(1)の下側に対応する。]
【請求項4】
前記重合体(1)は、示差走査熱量測定によって10℃以上60℃以下の温度範囲内に観測される融解エンタルピー(ΔH)が20J/g以上である、請求項1又は2に記載の樹脂組成物。
【請求項5】
示差走査熱量測定によって観測される融解ピーク温度又はガラス転移温度が50℃以上180℃以下である重合体(2)を更に含み、
前記重合体(1)と前記重合体(2)との合計量100重量%に対して、前記重合体(1)の含有量が30重量%以上99重量%以下であり、前記重合体(2)の含有量が1重量%以上70重量%以下である、請求項1又は2に記載の樹脂組成物。
【請求項6】
前記エステル交換防止剤がリン酸エステル化合物である、請求項1又は2に記載の樹脂組成物。
【請求項7】
遷移金属化合物を更に含み、
前記重合体(1)100重量部に対して、前記遷移金属化合物の含有量が0.01重量部以上5重量部以下である、請求項1又は2に記載の樹脂組成物。
【請求項8】
前記遷移金属化合物がチタン化合物である、請求項7に記載の樹脂組成物。
【請求項9】
分子量2000以下である低分子エステル化合物を更に含み、
前記重合体(1)100重量部に対して、前記低分子エステル化合物の含有量が3重量部以上1000重量部以下である、請求項1又は2に記載の樹脂組成物。
【請求項10】
(メタ)アクリル酸エステルに由来する構成単位(α)を有する重合体(1)に、エステル交換防止剤を添加する工程を備え、
前記重合体(1)100重量部に対して前記エステル交換防止剤の含有量が0.01重量部以上30重量部以下である樹脂組成物の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は樹脂組成物及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
樹脂組成物として、例えば特許文献1に記載されるものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2018/021467号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
樹脂組成物は、保管又は使用時等に粘度が上昇したり、黄変したりすることがある。また、低分子エステル化合物等を含有させると、融解エンタルピーが減少することがある。
【0005】
本発明は、黄変が抑制された樹脂組成物及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1](メタ)アクリル酸エステルに由来する構成単位(α)を有する重合体(1)と、エステル交換防止剤とを含み、
前記重合体(1)100重量部に対して、前記エステル交換防止剤の含有量が0.01重量部以上30重量部以下である、樹脂組成物。
[2]前記重合体(1)が、エチレンに由来する構成単位(A)を更に有する、[1]に記載の樹脂組成物。
[3]前記構成単位(α)が、下記式(1)で示される構成単位(B)を含む、[1]又は[2]に記載の樹脂組成物。
JPEG
2025101375000001.jpg
44
149
[式(1)中、
Rは、水素原子又はメチル基を表し、


は、―CO―O―を表し、


は、単結合、―CH

―、―CH

―CH

―、―CH

―CH

―CH

―、―CH

―CH(OH)―CH

―、又は―CH

―CH(CH

OH)―を表し、


は、単結合、―CO―O―、―O―CO―、―O―、―CO―NH―、―NH―CO―、―CO―NH―CO―、―NH―CO―NH―、―NH―、又は―N(CH

)―を表し、


は炭素数14以上30以下のアルキル基を表し、


、L

、及びL

の化学構造の説明における横書きの化学式の各々は、その左側が式(1)の上側、その右側が式(1)の下側に対応する。]
[4]前記重合体(1)は、示差走査熱量測定によって10℃以上60℃以下の温度範囲内に観測される融解エンタルピー(ΔH)が20J/g以上である、[1]~[3]のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
[5]示差走査熱量測定によって観測される融解ピーク温度又はガラス転移温度が50℃以上180℃以下である重合体(2)を更に含み、
前記重合体(1)と前記重合体(2)との合計量100重量%に対して、前記重合体(1)の含有量が30重量%以上99重量%以下であり、前記重合体(2)の含有量が1重量%以上70重量%以下である、[1]~[4]のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
[6]前記エステル交換防止剤がリン酸エステル化合物である、[1]~[5]のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
[7]遷移金属化合物を更に含み、
前記重合体(1)100重量部に対して、前記遷移金属化合物の含有量が0.01重量部以上5重量部以下である、[1]~[6]のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
[8]前記遷移金属化合物がチタン化合物である、[7]に記載の樹脂組成物。
[9]分子量2000以下である低分子エステル化合物を更に含み、
前記重合体(1)100重量部に対して、前記低分子エステル化合物の含有量が3重量部以上1000重量部以下である、[1]~[8]のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
[10](メタ)アクリル酸エステルに由来する構成単位(α)を有する重合体(1)に、エステル交換防止剤を添加する工程を備え、
前記重合体(1)100重量部に対して前記エステル交換防止剤の含有量が0.01重量部以上30重量部以下である樹脂組成物の製造方法。
[11]前記工程が、前記エステル交換防止剤を添加した後に、分子量2000以下である低分子エステル化合物を混合することを含む、[10]に記載の樹脂組成物の製造方法。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、黄変が抑制された樹脂組成物及びその製造方法が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明のいくつかの実施形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
【0009】
本明細書において、「~」を用いて示された数値範囲は、「~」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値及び最大値として含む範囲を示す。本明細書中に段階的に記載されている数値範囲において、一つの数値範囲で記載された上限値又は下限値は、他の段階的な記載の数値範囲の上限値又は下限値に置き換えてもよい。また、本明細書中に記載されている数値範囲において、その数値範囲の上限値又は下限値は、実施例に示されている値に置き換えてもよい。
【0010】
本明細書において、(メタ)アクリレートは、アクリレート又はそれに対応するメタクリレートを意味する。(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリロイル等の他の類似表現についても同様である。
(【0011】以降は省略されています)

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