TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025131121
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028656
出願日2024-02-28
発明の名称フタロシアニン化合物、樹脂組成物、光学フィルタ、及び固体撮像素子
出願人住友化学株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C09B 47/20 20060101AFI20250902BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】半値幅が充分に広い極大吸収波長をNIR領域に有するフタロシアニン化合物を提供すること。
【解決手段】式(I)で表されるフタロシアニン化合物。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025131121000035.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">38</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">149</com:WidthMeasure> </com:Image>
[式(I)中、M1は、金属原子を表す。nは、1~3を表す。RA1及びRA2は、水素原子、炭素数1~20の炭化水素基、又はORA51基を表す。RA51は、炭素数1~20の炭化水素基を表す。A1及びA2は、炭素数6~20のアリール基又は炭素数3~20のヘテロアリール基を表す。RB1及びRB2は、水素原子、炭素数1~20の炭化水素基、又はORB51基を表す。RB51は、炭素数1~20の炭化水素基を表す。B1及びB2は、炭素数6~20のアリール基又は炭素数3~20のヘテロアリール基を表す。]
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
式(I)で表されるフタロシアニン化合物。
TIFF
2025131121000030.tif
38
149
[式(I)中、


は、金属原子を表す。
nは、1~3のいずれかの整数を表す。

A1
及びR
A2
は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1~20の炭化水素基、又はOR
A51
基を表し、2以上のR
A1
及びR
A2
が存在する場合、それらは互いに同一であっても異なっていてもよい。

A51
は、炭素数1~20の炭化水素基を表し、2以上のR
A51
が存在する場合、それらは互いに同一であっても異なっていてもよい。


及びA

は、それぞれ独立に、炭素数6~20のアリール基又は炭素数3~20のヘテロアリール基を表し、2以上のA

及びA

が存在する場合、それらは互いに同一であっても異なっていてもよい。

B1
及びR
B2
は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1~20の炭化水素基、又はOR
B51
基を表し、2以上のR
B1
及びR
B2
が存在する場合、それらは互いに同一であっても異なっていてもよい。

B51
は、炭素数1~20の炭化水素基を表し、2以上のR
B51
が存在する場合、それらは互いに同一であっても異なっていてもよい。


及びB

は、それぞれ独立に、炭素数6~20のアリール基又は炭素数3~20のヘテロアリール基を表し、2以上のB

及びB

が存在する場合、それらは互いに同一であっても異なっていてもよい。
*は、結合手を表す。
実線及び破線からなる二重線は、単結合又は二重結合を表す。]
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
式(I-1)、式(I-2)、式(I-3)、又は式(I-4)で表されるフタロシアニン化合物。
TIFF
2025131121000031.tif
57
149
[式(I-1)中、


は、金属原子を表す。

A1
及びR
A2
は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1~20の炭化水素基、又はOR
A51
基を表し、2以上のR
A1
及びR
A2
が存在する場合、それらは互いに同一であっても異なっていてもよい。

A51
は、炭素数1~20の炭化水素基を表し、2以上のR
A51
が存在する場合、それらは互いに同一であっても異なっていてもよい。


及びA

は、それぞれ独立に、炭素数6~20のアリール基又は炭素数3~20のヘテロアリール基を表し、2以上のA

及びA

が存在する場合、それらは互いに同一であっても異なっていてもよい。

B1
及びR
B2
は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1~20の炭化水素基、又はOR
B51
基を表し、2以上のR
B1
及びR
B2
が存在する場合、それらは互いに同一であっても異なっていてもよい。

B51
は、炭素数1~20の炭化水素基を表し、2以上のR
B51
が存在する場合、それらは互いに同一であっても異なっていてもよい。


及びB

は、それぞれ独立に、炭素数6~20のアリール基又は炭素数3~20のヘテロアリール基を表し、2以上のB

及びB

が存在する場合、それらは互いに同一であっても異なっていてもよい。]
TIFF
2025131121000032.tif
57
149
[式(I-2)中、M

、R
A1
、R
A2
、A

、A

、R
B1
、R
B2
、B

、及びB

は、前記と同義である。]
TIFF
2025131121000033.tif
57
149
[式(I-3)中、M

、R
A1
、R
A2
、A

、A

【請求項3】
着色剤、樹脂、及び溶剤を含有し、
前記着色剤が、請求項1又は2に記載のフタロシアニン化合物を含む、樹脂組成物。
【請求項4】
重合性化合物及び重合開始剤をさらに含有する、請求項3に記載の樹脂組成物。
【請求項5】
請求項3に記載の樹脂組成物より形成される、光学フィルタ。
【請求項6】
請求項5に記載の光学フィルタを含む、固体撮像素子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フタロシアニン化合物、樹脂組成物、光学フィルタ、及び固体撮像素子に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
近赤外領域(NIR領域)に吸収を有する化合物は、光学フィルタ、セキュリティーマーキング、リソグラフィー、光記録媒体等の様々な光学分野への応用が期待されている。NIR領域に吸収を有する化合物としては、例えば、下記式(I-1)又は下記式(II-1)で表される化合物が知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
TIFF
2025131121000001.tif
66
149
【0004】
TIFF
2025131121000002.tif
63
149
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-184451号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、半値幅が充分に広い極大吸収波長を有するフタロシアニン化合物を提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、[1]、[2]に記載のフタロシアニン化合物、[3]、[4]に記載の樹脂組成物、[5]に記載の光学フィルタ、及び[6]に記載の固体撮像素子を提供する。
【0008】
[1]式(I)で表されるフタロシアニン化合物。
TIFF
2025131121000003.tif
38
149
[式(I)中、


は、金属原子を表す。
nは、1~3のいずれかの整数を表す。

A1
及びR
A2
は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1~20の炭化水素基、又はOR
A51
基を表し、2以上のR
A1
及びR
A2
が存在する場合、それらは互いに同一であっても異なっていてもよい。

A51
は、炭素数1~20の炭化水素基を表し、2以上のR
A51
が存在する場合、それらは互いに同一であっても異なっていてもよい。


及びA

は、それぞれ独立に、炭素数6~20のアリール基又は炭素数3~20のヘテロアリール基を表し、2以上のA

及びA

が存在する場合、それらは互いに同一であっても異なっていてもよい。

B1
及びR
B2
は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1~20の炭化水素基、又はOR
B51
基を表し、2以上のR
B1
及びR
B2
が存在する場合、それらは互いに同一であっても異なっていてもよい。

B51
は、炭素数1~20の炭化水素基を表し、2以上のR
B51
が存在する場合、それらは互いに同一であっても異なっていてもよい。


及びB

は、それぞれ独立に、炭素数6~20のアリール基又は炭素数3~20のヘテロアリール基を表し、2以上のB

及びB

が存在する場合、それらは互いに同一であっても異なっていてもよい。
*は、結合手を表す。
実線及び破線からなる二重線は、単結合又は二重結合を表す。]
[2]式(I-1)、式(I-2)、式(I-3)、又は式(I-4)で表されるフタロシアニン化合物。
TIFF
2025131121000004.tif
57
149
[式(I-1)中、


は、金属原子を表す。

A1
及びR
A2
は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1~20の炭化水素基、又はOR
A51
基を表し、2以上のR
A1
及びR
A2
が存在する場合、それらは互いに同一であっても異なっていてもよい。

A51
は、炭素数1~20の炭化水素基を表し、2以上のR
A51
が存在する場合、それらは互いに同一であっても異なっていてもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、半値幅が充分に広い極大吸収波長をNIR領域に有するフタロシアニン化合物が提供される。また、本発明によれば、このようなフタロシアニン化合物を含有する樹脂組成物が提供される。本発明の樹脂組成物は、940~1200nmにおける平均透過率が充分に高く、異物の発生が充分に少ない硬化塗膜(例えば、光学フィルタ)を形成することが可能となる。さらに、本発明によれば、このような樹脂組成物より形成される光学フィルタ及び当該光学フィルタを含む固体撮像素子が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

住友化学株式会社
偏光板
18日前
住友化学株式会社
偏光板
20日前
住友化学株式会社
発光素子
1か月前
住友化学株式会社
硬化性組成物
2か月前
住友化学株式会社
硬化性組成物
2か月前
住友化学株式会社
硬化膜及び表示装置
2か月前
住友化学株式会社
硬化膜及び表示装置
2か月前
住友化学株式会社
成形原料及びフィルム
13日前
住友化学株式会社
金属有機構造体の製造方法
1か月前
住友化学株式会社
高電子移動度トランジスタ
1か月前
住友化学株式会社
リサイクル樹脂の製造方法
1か月前
住友化学株式会社
積層体の製造方法及び積層体
23日前
住友化学株式会社
光電変換素子及び光センサー
1か月前
住友化学株式会社
粘着剤付き偏光板及び表示装置
5日前
住友化学株式会社
プロピレン樹脂組成物及び成形体
1か月前
住友化学株式会社
プロピレン樹脂組成物及び成形体
1か月前
住友化学株式会社
プロピレン樹脂組成物及び成形体
1か月前
住友化学株式会社
プロピレン樹脂組成物及び成形体
1か月前
住友化学株式会社
接着剤組成物及び偏光板の製造方法
5日前
住友化学株式会社
高分子化合物、組成物、及び発光素子
11日前
住友化学株式会社
グルコースの製造方法およびその触媒
2か月前
住友化学株式会社
浮選剤およびヒ素非含有銅鉱物の回収方法
1か月前
住友化学株式会社
リチウム二次電池用正極活物質の製造方法
6日前
住友化学株式会社
膜、積層体、素子、デバイス、及び、構造体
9日前
住友化学株式会社
窒化物積層体の製造方法および窒化物積層体
1か月前
住友化学株式会社
リチウム二次電池用負極及びリチウム二次電池
6日前
住友化学株式会社
レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
2か月前
住友化学株式会社
ペレット、ペレットの製造方法、成形体及びギア
1か月前
住友化学株式会社
有機化合物の製造方法および微生物培養用組成物
2か月前
住友化学株式会社
カラーフィルタ及び該カラーフィルタを含む表示装置
6日前
住友化学株式会社
化合物、樹脂組成物、光学フィルタ及び固体撮像素子
9日前
住友化学株式会社
リチウム塩の製造方法、及びリチウム塩の製造システム
1か月前
住友化学株式会社
負極組成物、リチウム二次電池用負極及びリチウム二次電池
1か月前
住友化学株式会社
レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法並びに化合物
12日前
住友化学株式会社
レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法並びに化合物
12日前
住友化学株式会社
粘着剤組成物
1か月前
続きを見る