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公開番号2024139267
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023050132
出願日2023-03-27
発明の名称電子部品
出願人ローム株式会社
代理人個人,個人
主分類H01C 7/00 20060101AFI20241002BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】高周波数帯域におけるインピーダンス特性の向上を図ること。
【解決手段】電子部品は、第1主面を有する基板と、第1主面に形成され、互いに離隔した第1外部端子31および第2外部端子32と、第1主面に形成され、第1外部端子31および第2外部端子32に電気的に接続された抵抗回路部40と、を備える。抵抗回路部40は、第1主面に形成され、第1外部端子31が電気的に接続された第1配線41と、第1主面に形成され、第2外部端子32が電気的に接続された第2配線42と、第1配線41および第2配線42に電気的に接続され、平面視においてX方向に延びるとともにY方向に配列された第1抵抗体であるメイン抵抗体51および第2抵抗体である補正抵抗体52と、を含む。補正抵抗体52の長さ寸法LB1は、メイン抵抗体51の長さ寸法LA1よりも小さい。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
第1主面を有する基板と、
前記第1主面に形成され、互いに離隔した第1外部端子および第2外部端子と、
前記第1主面に形成され、前記第1外部端子および前記第2外部端子に電気的に接続された抵抗回路部と、
を備え、
前記抵抗回路部は、
前記第1主面に形成され、前記第1外部端子が電気的に接続された第1配線と、
前記第1主面に形成され、前記第2外部端子が電気的に接続された第2配線と、
前記第1配線および前記第2配線に電気的に接続され、平面視において第1方向に延びるとともに前記第1方向と直交する第2方向に配列された第1抵抗体および第2抵抗体と、
を含み、
前記第2抵抗体の前記第1方向の長さ寸法は、前記第1抵抗体の前記第1方向の長さ寸法よりも小さい
電子部品。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第2抵抗体の前記第1方向の長さ寸法は、前記第1抵抗体の前記第1方向の長さ寸法の1/2以上3/4以下である
請求項1に記載の電子部品。
【請求項3】
前記第1抵抗体は、前記第1配線および前記第2配線と電気的に分離不能に接続されたメイン抵抗体であり、
前記第2抵抗体は、前記第1配線および前記第2配線と電気的に分離可能に接続された補正抵抗体である
請求項1に記載の電子部品。
【請求項4】
前記第1抵抗体は、前記第1配線および前記第2配線と電気的に分離可能に接続された補正抵抗体であり、
前記第2抵抗体は、前記第1配線および前記第2配線と電気的に分離不能に接続されたメイン抵抗体である
請求項1に記載の電子部品。
【請求項5】
前記補正抵抗体は、前記第2方向において隣り合う第1補正抵抗、第2補正抵抗、および第3補正抵抗を含み、
前記第1補正抵抗、前記第2補正抵抗、および前記第3補正抵抗は、前記第2方向において前記第1抵抗体から離れる側に向けて、この順で並んでおり、
前記第2補正抵抗の前記第2方向の幅寸法は、前記第1補正抵抗の前記第2方向の幅寸法よりも小さく、
前記第3補正抵抗の前記第2方向の幅寸法は、前記第2補正抵抗の前記第2方向の幅寸法よりも小さい
請求項3に記載の電子部品。
【請求項6】
前記メイン抵抗体の前記第2方向の幅寸法は、前記第1補正抵抗の前記第2方向の幅寸法、前記第2補正抵抗の前記第2方向の幅寸法、および前記第3補正抵抗の前記第2方向の幅寸法よりも大きい
請求項5に記載の電子部品。
【請求項7】
前記メイン抵抗体の前記第2方向の幅寸法は、前記メイン抵抗体の前記第1方向の長さ寸法よりも大きい
請求項3に記載の電子部品。
【請求項8】
前記抵抗回路部は、
前記補正抵抗体と前記第1配線とを切り離し可能に接続する第1ヒューズと、
前記補正抵抗体と前記第2配線とを切り離し可能に接続する第2ヒューズと、
を含む
請求項3に記載の電子部品。
【請求項9】
前記第1主面上に形成された抵抗膜と、前記抵抗膜上に形成された第1導電膜とを含む素子積層部を含み、
前記第1導電膜は、前記第1配線と、前記第1配線とは物理的に分離された前記第2配線とを含み、
前記第1抵抗体および前記第2抵抗体は、前記第1配線と前記第2配線との間の領域において、前記第1導電膜から露出した前記抵抗膜の部分によって形成されている
請求項1に記載の電子部品。
【請求項10】
当該電子部品は、チップ抵抗器である
請求項1~9のいずれか一項に記載の電子部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電子部品に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
電子部品の一種として、基板と、基板上に形成された抵抗回路網とを含むチップ抵抗器が知られている(例えば特許文献1参照)。抵抗回路網は、多数の抵抗体を含み、1個または複数個の抵抗体が電気的に接続されることによって複数種類の抵抗単位体を構成している。これら抵抗単位体は、接続用導体膜およびヒューズ膜を用いて所定の態様で接続されている。そして、ヒューズ膜を選択的に溶断することによって、抵抗単位体が抵抗回路網に組み込まれた状態、抵抗回路網から電気的に分離された状態のいずれかに設定することができる。したがって、抵抗回路網の抵抗値を要求される抵抗値とすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-153129号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、高周波数帯域におけるインピーダンス特性の向上が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する電子部品は、第1主面を有する基板と、前記第1主面に形成され、互いに離隔した第1外部端子および第2外部端子と、前記第1主面に形成され、前記第1外部端子および前記第2外部端子に電気的に接続された抵抗回路部と、を備え、前記抵抗回路部は、前記第1主面に形成され、前記第1外部端子が電気的に接続された第1配線と、前記第1主面に形成され、前記第2外部端子が電気的に接続された第2配線と、前記第1配線および前記第2配線に電気的に接続され、平面視において第1方向に延びるとともに前記第1方向と直交する第2方向に配列された第1抵抗体および第2抵抗体と、を含み、前記第2抵抗体の前記第1方向の長さ寸法は、前記第1抵抗体の前記第1方向の長さ寸法よりも小さい。
【発明の効果】
【0006】
上記電子部品によれば、高周波数帯域におけるインピーダンス特性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1実施形態の電子部品の概略斜視図である。
図2は、図1の電子部品が回路基板に実装された状態の概略側面図である。
図3は、図1の電子部品の概略平面図である。
図4は、図3のF4-F4線で電子部品を切断した概略断面図である。
図5は、図3の電子部品の抵抗素子およびその周辺を拡大した概略平面図である。
図6は、ヒューズを溶断した状態を示す抵抗素子およびその周辺を拡大した概略平面図である。
図7は、ヒューズを溶断する工程を示す電子部品の概略断面図である。
図8は、電子部品における抵抗回路部の等価回路図である。
図9は、第2実施形態の電子部品について、抵抗素子およびその周辺を拡大した概略平面図である。
図10は、第3実施形態の電子部品について、抵抗素子およびその周辺を拡大した概略平面図である。
図11は、第4実施形態の電子部品について、抵抗素子およびその周辺を拡大した概略平面図である。
図12は、第5実施形態の電子部品について、抵抗素子およびその周辺を拡大した概略平面図である。
図13は、変更例の電子部品について、抵抗素子およびその周辺を拡大した概略平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して、本開示における電子部品のいくつかの実施形態について説明する。なお、説明を簡単かつ明確にするため、図面に示される構成要素は、必ずしも一定の縮尺で描かれていない。また、理解を容易にするため、断面図ではハッチング線が省略されている場合がある。添付図面は、本開示の実施形態を例示するに過ぎず、本開示を制限するものとみなされるべきではない。
【0009】
以下の詳細な説明は、本開示の例示的な実施形態を具体化する装置、システム、および方法を含む。この詳細な記載は本来説明のためのものに過ぎず、本開示の実施形態またはこのような実施形態の適用および使用を限定することを意図しない。
【0010】
また以下の説明において、「A部品の幅寸法がB部品の幅寸法と等しい」との記載はA部品の長さ寸法とB部品の長さ寸法との差がA部品の長さ寸法の10%以内であることを意味し、「A部品の長さ寸法がB部品の長さ寸法と等しい」との記載はA部品の幅とB部品の幅との差がA部品の幅の10%以内であることを意味する。
(【0011】以降は省略されています)

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