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公開番号2024177700
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-24
出願番号2023095980
出願日2023-06-12
発明の名称アンテナ装置
出願人日本航空電子工業株式会社
代理人個人
主分類H01Q 13/10 20060101AFI20241217BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】アンテナ素子の電波に対応する開口が形成された筐体を備えるアンテナ装置であって、開口の高さを低くできるアンテナ装置を提供すること。
【解決手段】アンテナ装置10は、筐体20とアンテナ素子42とを備えている。アンテナ素子42は、筐体20の内部に配置されており、所定平面(XY平面)と平行な偏波面を有する所定周波数の電波を放射する。筐体20には、2つの主開口32と連結開口38とを有する所定開口30が形成されている。2つの主開口32は、第1方向(Z方向)において互いに離れている。連結開口38は、2つの主開口32を第1方向において互いに連結している。連結開口38は、第2方向(Y方向)において、主開口32の夫々よりも小さなサイズを有している。所定開口30は、所定周波数に共振するスプリットリング共振器を形成し、アンテナ素子42から放射された電波に応じた電波を筐体20の外部に放射する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
導電体からなる筐体と、アンテナ素子とを備えるアンテナ装置であって、
前記アンテナ素子は、前記筐体の内部に配置されており、所定平面と平行な偏波面を有する所定周波数の電波を放射し、
前記筐体には、所定開口が形成されており、
前記所定開口は、2つの主開口と、連結開口とを有しており、
前記2つの主開口は、前記所定平面と直交する第1方向において互いに離れており、
前記連結開口は、前記2つの主開口を前記第1方向において互いに連結しており、
前記連結開口は、前記第1方向と直交する第2方向において、前記主開口の夫々よりも小さなサイズを有しており、
前記所定開口は、前記所定周波数に共振するスプリットリング共振器を形成し、前記アンテナ素子から放射された前記電波に応じた電波を前記筐体の外部に放射する
アンテナ装置。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
請求項1記載のアンテナ装置であって、
前記主開口の夫々は、矩形形状を有しており、
前記連結開口は、前記第1方向に沿って直線状に延びており、
前記連結開口の前記第1方向におけるサイズは、前記連結開口の前記第2方向におけるサイズよりも大きい
アンテナ装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2記載のアンテナ装置であって、
前記2つの主開口は、互いに同じ形状を有している
アンテナ装置。
【請求項4】
請求項1又は請求項2記載のアンテナ装置であって、
前記筐体は、金属板から形成されており、
前記連結開口の前記第2方向におけるサイズは、前記金属板の板厚の4倍以下である
アンテナ装置。
【請求項5】
請求項1又は請求項2記載のアンテナ装置であって、
前記連結開口の前記第2方向におけるサイズは、前記主開口の夫々の内縁の長さの1/50以下である
アンテナ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、導電体からなる筐体と筐体の内部に配置されたアンテナ素子とを備えるアンテナ装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、このタイプのアンテナ装置が開示されている。
【0003】
図7を参照すると、特許文献1のアンテナ装置90は、金属板からなる筐体92と、筐体92の内部に配置されたアンテナ素子98とを備えている。筐体92の側板には、上下に延びるスロット94が形成されている。スロット94は、アンテナ素子98から放射される電波の周波数(所定周波数)に応じた長さを有している。具体的には、スロット94の長さは、所定周波数の電波の波長の約1/2に設定されている。このように形成されたスロット94は、アンテナ素子98から放射される電波に共振し、これにより、筐体92の外部に所定周波数の電波が放射される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-098872号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば、アンテナ素子98の所定周波数が2.4GHzの場合、約60mmの長さのスロット94(開口)が必要になる。一方、筐体92は、アンテナ素子98や回路基板等の部材を収容するための収容部材である。筐体92の収容部材としての必要性のみを考慮すると、筐体92の高さが60mmより低くなる場合がある。この場合、筐体92を、部材を収容するために必要な高さ以上に高くして側板に高い開口を形成するか、又は、図7に示されるように、低い筐体92の上板や下板に亘って開口を形成する必要がある。前者の場合、筐体92の強度は大きく低下しないが、デザインの自由度を犠牲にして筐体92を高くせざるを得ない。後者の場合、筐体92を低背化できるが、筐体92に形成した開口が筐体92の強度を低下させる。筐体92の強度及びデザインの自由度の両方を満足するためには、筐体92に形成する開口の高さを低くする必要がある。
【0006】
そこで、本発明は、アンテナ素子の電波に対応する開口が形成された筐体を備えるアンテナ装置であって、開口の高さを低くできるアンテナ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、第1のアンテナ装置として、
導電体からなる筐体と、アンテナ素子とを備えるアンテナ装置であって、
前記アンテナ素子は、前記筐体の内部に配置されており、所定平面と平行な偏波面を有する所定周波数の電波を放射し、
前記筐体には、所定開口が形成されており、
前記所定開口は、2つの主開口と、連結開口とを有しており、
前記2つの主開口は、前記所定平面と直交する第1方向において互いに離れており、
前記連結開口は、前記2つの主開口を前記第1方向において互いに連結しており、
前記連結開口は、前記第1方向と直交する第2方向において、前記主開口の夫々よりも小さなサイズを有しており、
前記所定開口は、前記所定周波数に共振するスプリットリング共振器を形成し、前記アンテナ素子から放射された前記電波に応じた電波を前記筐体の外部に放射する
アンテナ装置を提供する。
【0008】
本発明は、第2のアンテナ装置として、第1のアンテナ装置であって、
前記主開口の夫々は、矩形形状を有しており、
前記連結開口は、前記第1方向に沿って直線状に延びており、
前記連結開口の前記第1方向におけるサイズは、前記連結開口の前記第2方向におけるサイズよりも大きい
アンテナ装置を提供する。
【0009】
本発明は、第3のアンテナ装置として、第1又は第2のアンテナ装置であって、
前記2つの主開口は、互いに同じ形状を有している
アンテナ装置を提供する。
【0010】
本発明は、第4のアンテナ装置として、第1又は第2のアンテナ装置であって、
前記筐体は、金属板から形成されており、
前記連結開口の前記第2方向におけるサイズは、前記金属板の板厚の4倍以下である
アンテナ装置を提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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