TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024139688
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-09
出願番号
2024008117
出願日
2024-01-23
発明の名称
プラズマ源
出願人
日新イオン機器株式会社
代理人
主分類
H01J
27/14 20060101AFI20241002BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】チャンバ内を通過する磁束の向きを調整できるようにする。
【解決手段】プラズマが生成されるチャンバ10と、チャンバ10に設けられて電子を放出するカソード20と、チャンバ10の周囲に設けられて、チャンバ10内に磁束を通過させる電磁石30とを備え、電磁石30が、コイルCと、コイルCが通電されることで発生する磁束をチャンバ10内に到達させる複数の磁束通過部材30xとを有し、少なくとも1つの磁束通過部材30xの使用態様が変更可能であるようにした。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
プラズマが生成されるチャンバと、
前記チャンバに設けられて電子を放出するカソードと、
前記チャンバの周囲に設けられて、前記チャンバ内に磁束を通過させる電磁石とを備え、
前記電磁石が、
コイルと、
前記コイルが通電されることで発生する磁束を前記チャンバ内に到達させる複数の磁束通過部材とを有し、
少なくとも1つの前記磁束通過部材の使用態様が変更可能であることを特徴とするプラズマ源。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記使用態様が、前記磁束通過部材の向き、寸法、位置、又は、有無であることを特徴とする請求項1記載のプラズマ源。
【請求項3】
前記電磁石が、
前記カソード側と前記カソードとは反対側とに設けられて、前記チャンバを挟み込む一対の磁極部材を前記磁束通過部材として有し、
一方又は両方の前記磁極部材の前記チャンバを向く端面が、前記カソードと前記カソードに対向配置されている部材との対向方向に対して傾いていることを特徴とする請求項1記載のプラズマ源。
【請求項4】
一方又は両方の前記磁極部材が、前記端面の前記対向方向に対する傾きが変わるように回転可能であることを特徴とする請求項3記載のプラズマ源。
【請求項5】
前記電磁石が、
先端部に一方の前記磁極部材が設けられている第1ヨーク要素と、
先端部に他方の前記磁極部材が設けられている第2ヨーク要素と、
前記第1ヨーク要素の基端部及び前記第2ヨーク要素の基端部を接続するとともに、前記コイルが巻回されるコア要素とをそれぞれ前記磁束通過部材として有し、
前記第1ヨーク要素の前記基端部から前記先端部までの長さと、前記第2ヨーク要素の前記基端部から前記先端部までの長さが互いに異なることを特徴とする請求項3記載のプラズマ源。
【請求項6】
前記第1ヨーク要素又は前記第2ヨーク要素の一方又は両方が、前記基端部から前記先端部までの長さを変更可能に構成されていることを特徴とする請求項5記載のプラズマ源。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プラズマ源に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来のプラズマ源の一例としては、特許文献1に示されたイオン注入装置に使用されるイオン源がある。このイオン源は、チャンバ内に設けられたカソードとリフレクタとを対向配置させるとともに、チャンバの周囲に設けられた電磁石を用いてチャンバ内に磁束を通過させることで、カソードから放出される電子をリフレクタに向かわせるように構成されている。
【0003】
上述した構成において、チャンバ内にプラズマ生成用ガスを供給することで、電子がプラズマ生成用ガスを電離させてプラズマが生成され、チャンバに形成された引出口からイオンビームが引き出される。
【0004】
従来の構成では、チャンバ内を通過する磁束の向きが決まっており、カソードから放出される電子や磁束に補足されるプラズマ中のイオンが、例えばリフレクタの中心部に多く当たる場合は、中心部が局所的に消耗することになる。
【0005】
また、電子やイオンが、例えばリフレクタの中心部からずれた箇所に多く当たる場合は、リフレクタは全体が均一に消耗するのではなく、そのずれた箇所が局所的に消耗することになる。つまり、従来の構成では、リフレクタの全体を均一に消耗させることができなかった。
【0006】
これらの結果、リフレクタを頻繁に交換する必要があった。
【0007】
なお、局所的な消耗が生じる問題は、リフレクタに限って生じるものではなく、例えばスパッタターゲットがカソードに対向配置されている場合には、そのスパッタターゲットにおいても共通して生じる問題である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2002-140997号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上述した問題を解決するものであり、チャンバ内を通過する磁束の向きを調整できるようにし、カソードに対向配置されているリフレクタやターゲットなどの部材を均一に消耗できるようにすることを主たる目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
すなわち本発明に係るプラズマ源は、プラズマが生成されるチャンバと、前記チャンバに設けられて電子を放出するカソードと、前記チャンバの周囲に設けられて、前記チャンバ内に磁束を通過させる電磁石とを備え、前記電磁石が、コイルと、前記コイルが通電されることで発生する磁束を前記チャンバ内に到達させる複数の磁束通過部材とを有し、少なくとも1つの前記磁束通過部材の使用態様が変更可能であることを特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)
特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
電波吸収体
17日前
東レ株式会社
二次電池
8日前
個人
タワー式増設端子台
1か月前
愛知電機株式会社
変圧器
15日前
電建株式会社
端子金具
22日前
SMK株式会社
コネクタ
22日前
三菱電機株式会社
回路遮断器
22日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
17日前
株式会社カネカ
接着加工装置
17日前
富士電機株式会社
半導体装置
22日前
株式会社水素パワー
接続構造
17日前
三菱電機株式会社
端子カバー
8日前
株式会社カネカ
接着加工装置
17日前
個人
電波散乱方向制御板
8日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
22日前
株式会社村田製作所
コイル部品
15日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
22日前
TDK株式会社
電子部品
29日前
日機装株式会社
半導体発光装置
15日前
トヨタ自動車株式会社
セルケース
22日前
株式会社島津製作所
X線撮影装置
22日前
株式会社ダイヘン
搬送装置
22日前
三菱製紙株式会社
熱暴走抑制耐火シート
16日前
日本電気株式会社
波長可変レーザ
21日前
三洋化成工業株式会社
高分子固体電解質
17日前
住友電装株式会社
コネクタ
8日前
ローム株式会社
半導体装置
29日前
日本航空電子工業株式会社
接続器
29日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
29日前
ローム株式会社
半導体装置
29日前
ローム株式会社
半導体装置
29日前
ローム株式会社
半導体装置
29日前
株式会社三桂製作所
耐火コネクタ
28日前
日新イオン機器株式会社
イオン注入装置
10日前
ソニーグループ株式会社
発光素子
1か月前
株式会社村田製作所
電子部品
29日前
続きを見る
他の特許を見る