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公開番号
2024146554
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2023059533
出願日
2023-03-31
発明の名称
蓄電池
出願人
エリーパワー株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01M
50/204 20210101AFI20241004BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】ヒューズの交換を容易に行うことができると共にヒューズへの水分の付着を低減した蓄電池を提供する。
【解決手段】電池10と、ケース20と、中蓋30と、上蓋50と、を具備し、中蓋30は、上蓋50を向く面に電池10と電気的に接続され、且つ交換可能な電子部品33が設置される基準面32と、基準面32から上蓋50に向かって突出して電子部品33を囲む第1壁部40と、を有し、上蓋50は、中蓋30を向く面に開口する凹部51を形成する第2壁部52を有し、第2壁部52は、第1壁部40を囲む位置に配置され、第2壁部52の先端52cが中蓋30に当接すると共に、先端52cは、第1壁部40の上蓋50側の先端40aよりもケース20側に位置し、第1壁部40の先端40aと凹部51の底面との間には、電子部品33が配置された空間を密閉するシール部材55が挟持されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
電池と、前記電池を収容する収容部を有するケースと、前記ケースの前記収容部の開口を覆う中蓋と、前記中蓋の前記ケースとは反対側に着脱可能に固定される上蓋と、を具備し、
前記中蓋は、前記上蓋を向く面に前記電池と電気的に接続され、且つ交換可能な電子部品が設置される基準面と、前記基準面から前記上蓋に向かって突出して前記電子部品を囲む第1壁部と、を有し、
前記上蓋は、前記中蓋を向く面に開口する凹部を形成する第2壁部を有し、前記第2壁部は、前記第1壁部を囲む位置に配置され、
前記第2壁部の先端が前記中蓋に当接すると共に、前記先端は、前記第1壁部の前記上蓋側の先端よりも前記ケース側に位置し、
前記第1壁部の前記先端と前記凹部の底面との間には、前記電子部品が配置された空間を密閉するシール部材が挟持されていることを特徴とする蓄電池。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記シール部材は、弾性材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の蓄電池。
【請求項3】
前記電子部品は、ヒューズであることを特徴とする請求項1に記載の蓄電池。
【請求項4】
前記第2壁部の内部には、前記電子部品に対する交換用電子部品が収容されていることを特徴とする請求項1に記載の蓄電池。
【請求項5】
前記中蓋の前記基準面には、前記電池の電極の端子を露出するためのスリットと、前記スリットを覆って前記収容部を密閉する密閉部材と、を具備することを特徴とする請求項1に記載の蓄電池。
【請求項6】
前記密閉部材は、前記収容部と外部とを連通する排気口と、前記排気口を塞いで前記収容部からの外部への気体を通過させると共に外部からの気体が前記収容部に侵入するのを抑制する弁体と、を具備することを特徴とする請求項5に記載の蓄電池。
【請求項7】
前記中蓋は、前記中蓋と前記上蓋との積層方向からの平面視において、長方形状を有し、前記密閉部材の前記長方形状の長辺に沿った方向の前記排気口の両側には、排気口保護壁が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の蓄電池。
【請求項8】
前記中蓋は、前記中蓋と前記上蓋との積層方向からの平面視において、長方形状を有し、前記長方形状の短辺部分には、前記上蓋に向かって突出する第3壁部を有し、
前記第3壁部の先端面と、前記第2壁部の先端面とが当接することを特徴とする請求項7に記載の蓄電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電池と、この電池と電気的に接続され、交換可能な電子部品とを有する蓄電池に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
蓄電池は、単体または複数の電池セルにより構成される電池を筐体に収容して構成されている。また、蓄電池は電池セルのセル電圧や温度、充電状態を監視し、過充電等から電池セルを保護する電池監視ユニット(BMU:Battery Management Unit)として機能する集積回路が内蔵されたものが知られている。BMUは、複数の電池セルに対して充電状態のバランス制御を行う機能を有するものもある。
【0003】
しかしながら、蓄電池にBMUを搭載することによって蓄電池の小型化にも限度があり、BMUの大きさによっては蓄電池が大型化してしまうという問題がある。また、蓄電池を自動二輪車や自動車などに搭載する場合、自動二輪車や自動車は原動機や走行による振動が発生するため、振動によってBMUが破損しないように、BMUを保護するための対策が必要となりコストが高くなってしまうという問題がある。また、BMUは半導体製品として所望の機能を果たすべく高度な制御を実現するため比較的高価なことから、BMUを搭載することにより蓄電池のコストも高くなってしまう。さらに、BMUは、漏れた電解液や水分によりBMUの構成要素間での短絡や誤った導通等も引き起こす恐れがあるために、BMUに対する水分(電解液のみならず雨水等外部からのものなど)対策も必要となる。
【0004】
このため、蓄電池にBMUを設けずにBMUが行っていた機能を他の工夫により補うものとして、レドックスシャトル剤を電解液に導入することが知られている。レドックスシャトル剤を電解液に導入することで、複数の電池セルの充電状態のバランスをとることができるようになる。
【0005】
ただし、レドックスシャトル剤を導入しただけではBMUが果たしていた機能を十分補えるものではなく、過充電や過放電に対する対策などは別の対策、例えば、電流の遮断を行う回路遮断部としてヒューズを搭載することで、ヒューズによって電池の過充電、過放電を制御する必要がある(例えば、特許文献1~3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2016/199558号
特開2011-49014号公報
特開2019-114429号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
集積回路で構成されたBMUは故障等以外は基本的に交換の必要がないため、水分等から保護されるよう密閉しておくのが望ましい。しかしながら、蓄電池にヒューズを設けた場合、ヒューズに過電流が流れることでヒューズが溶融した際には、過電流に対する保護機能を戻すために、溶融して電気的に遮断したヒューズをユーザーが容易に交換できるように、ヒューズの交換が可能な構造が必要になる。このようにヒューズを交換可能とする構造とするため、ヒューズを保持する空間を完全に密閉することは難しく、外部からヒューズが保持された空間内に水分が侵入し易くなるため、ヒューズに水分が付着することによってヒューズが腐食するという問題もある。
【0008】
このためヒューズの交換を容易に行うことができ、且つヒューズへの水分の付着を低減した蓄電池が望まれている。
【0009】
なお、このような問題は、ヒューズ等の回路遮断部として機能する電子素子のような電子部品が設けられた蓄電池に限定されず、電池と電気的に接続され、交換可能な電子部品を有する蓄電池においても同様に存在する。
【0010】
本発明はこのような事情に鑑み、電子部品の交換を容易に行うことができ、且つ電子部品への水分の付着を低減した蓄電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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