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公開番号
2024141034
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-10
出願番号
2023052466
出願日
2023-03-28
発明の名称
実装装置
出願人
東レエンジニアリング株式会社
代理人
主分類
H01L
21/52 20060101AFI20241003BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】動力がオフになったときに誤ってチップ部品が基板に接合されてしまうことを防ぐことができる実装装置を提供する。
【解決手段】チップ部品Cを保持するボンディングヘッド4と、ボンディングヘッド4を昇降させる昇降ユニット3と、昇降ユニット3の動作を制御する制御部と、扉部11を有してボンディングヘッド4および昇降ユニット3を囲うカバー部10と、を備え、ボンディングヘッド4が保持するチップ部品Cを基板Sへ押圧することにより基板Sにチップ部品Cを実装する実装装置1であり、制御部は、扉部11の開閉を検知可能であり、昇降ユニット3の動力がオンである状態で扉部11の開放を検知したとき、少なくともボンディングヘッド4の高さが所定の閾値以下である場合には、ボンディングヘッド4の位置を第1の距離だけ上昇させるように昇降ユニット3を動作させた後、昇降ユニット3の動力をオフにする。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
チップ部品を保持するボンディングヘッドと、
前記ボンディングヘッドを昇降させる昇降ユニットと、
前記昇降ユニットの動作を制御する制御部と、
扉部を有して前記ボンディングヘッドおよび前記昇降ユニットを囲うカバー部と、
を備え、前記ボンディングヘッドが保持するチップ部品を基板へ押圧することにより基板にチップ部品を実装する実装装置であり、
前記制御部は、前記扉部の開閉を検知可能であり、前記昇降ユニットの動力がオンである状態で前記扉部の開放を検知したとき、少なくとも前記ボンディングヘッドの高さが所定の閾値以下である場合には、前記ボンディングヘッドの位置を第1の距離だけ上昇させるように前記昇降ユニットを動作させた後、前記昇降ユニットの動力をオフにすることを特徴とする、実装装置。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記昇降ユニットの動力がオンである状態で前記扉部の開放を検知したときに前記ボンディングヘッドの高さを確認し、
前記ボンディングヘッドの高さが前記閾値以下である場合には、前記ボンディングヘッドの位置を前記第1の距離だけ上昇させるように前記昇降ユニットを動作させた後、前記昇降ユニットの動力をオフにし、
前記ボンディングヘッドの高さが前記閾値より高い場合には、前記昇降ユニットを動作させることなく前記昇降ユニットの動力をオフにすることを特徴とする、請求項1に記載の実装装置。
【請求項3】
前記第1の距離は、前記昇降ユニットの動力をオフにしたことに伴って前記ボンディングヘッドが降下する距離である第2の距離以上であることを特徴とする、請求項1に記載の実装装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、基板の所定位置にチップ部品を実装する実装装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
配線基板等の基板に複数のチップ部品を実装する実装装置において、たとえば特許文献1に示すようにアライメントカメラがチップ部品の上方に位置してチップ部品と基板を同時に撮像し、チップ部品と基板のアライメントを実施した後チップ部品を実装するものがある。
【0003】
この実装装置では、図5に示すように基板ステージ102の上方にボンディングヘッド104が設けられており、チップ搬送手段106によって搬送されたチップ部品Cがボンディングヘッド104の下面に保持された状態で昇降ユニット103がボンディングヘッド104を降下させることにより、基板ステージ102に載置された基板Sの所定位置にチップ部品Cを押圧する。そして、基板ステージ102およびボンディングヘッド104が昇温することによってチップ部品Cは基板Sに熱圧着され、チップ部品Cが基板Sに実装される。
【0004】
このチップ部品Cの実装の直前であってチップ部品Cが基板Sに接近した状態において、ボンディングヘッド104に設けられた開口部にアライメントカメラ105が進入してチップ部品Cと基板Sの両方を上方から撮像し、チップ部品Cと基板Sの相対位置のアライメントが行われる。このようにチップ部品Cが基板Sに接近した状態においてアライメントが行われることにより、アライメント後のボンディングヘッド104の高さ方向移動量を極小化することができるため、高さ方向移動時の横方向へのずれを極小化し、基板S上の正確な位置にチップ部品Cを実装することができる。
【0005】
また、上記基板ステージ102、昇降ユニット103、ボンディングヘッド104、アライメントカメラ105、チップ搬送手段106などはカバー部110によって囲われており、これらの機器の稼働中にオペレータが誤って触れて怪我をすることをカバー部110が防いでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特願2022-002055号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ここで、何らかの異常が実装装置100にて発生したときに、実装装置100内に存在する基板Sやチップ部品Cをオペレータが取り出すことができるよう、カバー部110には扉部111が設けられている。そして、安全仕様上、実装装置100の構成機器の動力がオンである状況で扉部111が解放された際にはこれら構成機器の動力をオフにするように、実装装置100は構成されている。
【0008】
一方、実装装置100が上記のアライメントを実施している最中に扉部111が解放された場合、チップ部品Cと基板Sとが接近した状態でボンディングヘッド104を支持する昇降ユニット103の動力がオフになる。このように昇降ユニット103の動力がオフになったときには、図6(a)に示す動力オフの直前の状態では基板Sとボンディングヘッド104の距離がhであったのに対し、昇降ユニット103のブレーキ機構の遊び(ガタ)とボンディングヘッド104の自重の影響により、図6(b)に示すようにボンディングヘッド104は降下して距離はh-Δh2となる。すなわち、チップ部品Cと基板Sとがアライメント時以上に接近してしまう。なお、図6(b)のように一度の動力オフではチップ部品Cが基板Sに接触しなかったとしても、扉部111の開け閉めが複数回繰り返されるとチップ部品Cが基板Sに接触してしまう。
【0009】
このように誤ってチップ部品Cが基板Sに接触してしまうと、基板ステージ102側の熱によってチップ部品Cが基板Sに接合されてしまう。そしてこのように接合されたチップ部品Cは予定されていた圧力で圧着されたものでないため不良品となり、その結果、基板Sを破棄しなければならなくなるおそれがあった。
【0010】
本発明は、上記問題点を鑑み、動力がオフになったときに誤ってチップ部品が基板に接合されてしまうことを防ぐことができる実装装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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