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公開番号2024140571
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023051759
出願日2023-03-28
発明の名称端子台
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 9/22 20060101AFI20241003BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】汎用性の高い端子台を提供する。
【解決手段】端子台1は、ケースと、ケースに固定された第1ボルト4及び第2ボルト4と、ナット5と、ケースに収容された金属板6と、を備えている。第1ボルト4の軸部と第2ボルト4の軸部とは、金属板6に形成された貫通孔を通されて金属板6の表面から垂直に立設しているとともに、互いに平行に立設している。第1ボルト4及びナット5は、第1電線の端末に接続された端子9を金属板6と共締め固定するものである。第2ボルト4及びナット5は、第2電線の端末に接続された端子9を金属板6と共締め固定するものである。ケースは、第1電線を当該ケース外に導出する第1導出路21と、第2電線を当該ケース外に導出する複数の第2導出路22,23,24と、を備えている。第2電線は、複数の第2導出路22,23,24の何れか1つから導出される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ケースと、
前記ケースに固定された第1ボルト及び第2ボルトと、
前記第1ボルト及び前記第2ボルトにそれぞれ締結されるナットと、
前記ケースに収容された金属板と、を備え、
前記第1ボルトの軸部と前記第2ボルトの軸部とが、前記金属板に形成された貫通孔を通されて前記金属板の表面から垂直に立設しているとともに、互いに平行に立設しており、
前記第1ボルト及び前記ナットは、第1電線の端末に接続された端子を前記金属板と共締め固定するものであり、
前記第2ボルト及び前記ナットは、第2電線の端末に接続された端子を前記金属板と共締め固定するものであり、
前記ケースが、前記第1電線を当該ケース外に導出するための第1導出路と、前記第2電線を当該ケース外に導出するための複数の第2導出路と、を備え、
前記第2電線が前記複数の第2導出路の何れか1つから導出可能なように形成されている
ことを特徴とする端子台。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記第1導出路を1つのみ備えている
ことを特徴とする請求項1に記載の端子台。
【請求項3】
前記ケースが、被固定部に固定可能な同一形状かつ同一サイズの第1固定部及び第2固定部を備え、
前記第1固定部及び前記第2固定部は、弾性変形可能な係止片を備え、
前記第1固定部の係止片の撓み方向と前記第2固定部の係止片の撓み方向とが直交するように形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の端子台。
【請求項4】
前記複数の第2導出路の出口をそれぞれ開閉可能な複数の蓋を備えている
ことを特徴とする請求項1に記載の端子台。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端子台に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
配線接続用の端子台には様々な構造のものがある(例えば特許文献1を参照)が、その一例として、図4に示すものがある。図4に示す端子台501は、自動車に配索された電線の中継を行うものであり、ケース502と、第1ボルト504aと、第2ボルト504bと、金属板506と、を備えている。
【0003】
第1ボルト504aは、第1電線の端末に接続された端子を金属板506と共締め固定するものである。図4中の矢印D11は、前記第1電線の取り出し方向を表している。第2ボルト504bは、第2電線の端末に接続された端子を金属板506と共締め固定するものである。図4中の矢印D12は、前記第2電線の取り出し方向を表している。前記第1電線と前記第2電線は、各端子及び金属板506を介して電気接続される。
【0004】
ケース502は、車体に固定される固定部525を備えている。固定部525は、車体の一部として形成されたブラケットが差し込まれる差し込み口と、該差し込み口内に設けられ、前記ブラケットに係止する係止片と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-9773号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記端子台501以外にも、車両毎の搭載条件に合わせるため、様々な形状の端子台が存在する。即ち、端子台の形状は車両毎の電線配索経路に影響されやすく、一品一葉となることが多い。例示した上記端子台501も、電線の取り出し方向が1方向に限定されており、汎用性が低かった。
【0007】
そこで、本発明は、汎用性の高い端子台を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、ケースと、前記ケースに固定された第1ボルト及び第2ボルトと、前記第1ボルト及び前記第2ボルトにそれぞれ締結されるナットと、前記ケースに収容された金属板と、を備え、前記第1ボルトの軸部と前記第2ボルトの軸部とが、前記金属板に形成された貫通孔を通されて前記金属板の表面から垂直に立設しているとともに、互いに平行に立設しており、前記第1ボルト及び前記ナットは、第1電線の端末に接続された端子を前記金属板と共締め固定するものであり、前記第2ボルト及び前記ナットは、第2電線の端末に接続された端子を前記金属板と共締め固定するものであり、前記ケースが、前記第1電線を当該ケース外に導出するための第1導出路と、前記第2電線を当該ケース外に導出するための複数の第2導出路と、を備え、前記第2電線が前記複数の第2導出路の何れか1つから導出可能なように形成されていることを特徴とする端子台である。
【発明の効果】
【0009】
本発明の端子台は、電線の取り出し方向を選択できるので、様々な電線配索経路に幅広く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態にかかる端子台の斜視図である。
図1の端子台のカバーを外した状態を示す斜視図である。
図2の端子台の使用方法を説明する説明図である。
従来の端子台を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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