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公開番号2024141102
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023052568
出願日2023-03-29
発明の名称スイッチ装置
出願人株式会社ユーシン
代理人個人
主分類H01H 13/52 20060101AFI20241003BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】操作性を向上する。
【解決手段】スイッチ装置10では、開放孔40Aが基板40に形成されており、開放孔40Aによってラバーシート60におけるドーム部62が下側へ開放されている。これにより、操作部材30によってドーム部62が下側へ移動するときには、開放孔40Aが通気孔として機能して、ドーム部62内の空気が圧縮されることを開放孔40Aによって抑制できる。また、ベース部材20には、ストッパ部20Gが設けられており、ストッパ部20Gは、ドーム部62の下側に配置されると共に、開放孔40Aによって上側へ露出されている。そして、操作部材30の押圧操作完了時には、ドーム部62がストッパ部20Gに当接して、ドーム部62の下側への移動が制限される。すなわち、ベース部材20が操作部材30に対するストッパ部材として機能して、ドーム部62がベース部材20に直接当接する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ベース部材と、
上下方向に移動可能に前記ベース部材に連結され、下側へ押圧操作される操作部材と、
上下方向を板厚方向として前記操作部材の下側に配置された基板と、
前記基板の上側に隣接され且つ上下方向を厚み方向とするシート状のラバー基部と、前記ラバー基部から上側へ隆起されたドーム形状に形成され且つ前記操作部材の押圧操作時に前記操作部材によって下側へ押圧されて弾性変形するドーム部と、を有するラバー部材と、
前記基板に形成され、前記ドーム部を下側へ開放させる孔部と、
前記ベース部材に設けられ、前記ドーム部の下側に配置されると共に前記孔部によって上側へ露出され、前記操作部材の押圧操作完了時に前記ドーム部が当接して前記ドーム部の下側への移動を制限するストッパ部と、
を備えたスイッチ装置。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記ドーム部は、
前記ドーム部の上部を構成し、上下方向を軸方向とする円柱状に形成され、前記操作部材の押圧操作時に前記操作部材によって下側へ押圧されるプッシュ部と、
前記ドーム部の下部を構成し、前記プッシュ部から下側へ延出され、上下方向を軸方向とし且つ下側へ向かうに従い拡径する円筒状に形成されると共に、下端部が前記ラバー基部に接続され、弾性変形可能に構成されたスカート部と、
を含んで構成され、
前記孔部の直径が、前記スカート部の下端部の内径と一致している請求項1に記載のスイッチ装置。
【請求項3】
前記ドーム部は、プッシュ部から下側へ突出する突当部を有しており、
前記ストッパ部の上端部が、前記孔部を挿通すると共に、前記ストッパ部の上面が前記基板の上面と面一に配置され、
前記操作部材の押圧操作完了時に前記突当部が前記ストッパ部に当接する請求項2に記載のスイッチ装置。
【請求項4】
前記ドーム部は、プッシュ部から下側へ突出する突当部を有しており、
前記ストッパ部の上端部が、前記孔部を挿通すると共に、前記ストッパ部の上面が前記基板よりも上側に配置され、
前記操作部材の押圧操作完了時に前記突当部が前記ストッパ部に当接する請求項2に記載のスイッチ装置。
【請求項5】
前記基板の一側面には、固定接点が設けられ、
前記ベース部材には、可動接点が上下方向と直交する方向に移動可能に設けられており、
前記操作部材の押圧操作に、前記操作部材によって前記可動接点が移動し、前記可動接点が前記固定接点に接触することで前記操作部材の押圧操作を検出する請求項1~請求項4の何れか1項に記載のスイッチ装置。
【請求項6】
前記基板には、前記操作部材の押圧操作を非接触で検出する検出素子が設けられている請求項1~請求項4の何れか1項に記載のスイッチ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スイッチ装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に記載のスイッチ装置では、操作ノブの下側にラバードームが設けられている。ラバードームの下側には、配線基板が隣接して配置されている。そして、操作ノブを下側へ押し下げると、操作ノブによってラバードームが変形して、操作ノブにクリック感が付与される。また、操作ノブには、磁石が設けられており、回路基板には、磁気センサが設けられている。これにより、操作ノブの操作時には、磁気センサによって検出する磁石の磁束密度の変化によって、操作ノブの操作を検出することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-165535号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記スイッチ装置では、以下に示す点において改善の余地がある。すなわち、上記スイッチ装置では、ラバードームの内部が配線基板によって塞がれている。このため、操作ノブによってラバードームが押圧されるときに、ラバードーム内の空気が圧縮される。よって、ラバードームにおいて良好なクリック感を得ることができず、操作性が低下する可能性がある。
【0005】
また、配線基板の寸法バラツキや反り等によって、操作ノブと制御基板及びラバードームとの間の距離がばらつく場合がある。この場合でも、操作ノブの操作量が変化するため、操作性が低下する可能性がある。
【0006】
本発明は、上記事実を考慮して、操作性を向上することができるスイッチ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、ベース部材と、上下方向に移動可能に前記ベース部材に連結され、下側へ押圧操作される操作部材と、上下方向を板厚方向として前記操作部材の下側に配置された基板と、前記基板の上側に隣接され且つ上下方向を厚み方向とするシート状のラバー基部と、前記ラバー基部から上側へ隆起されたドーム形状に形成され且つ前記操作部材の押圧操作時に前記操作部材によって下側へ押圧されて弾性変形するドーム部と、を有するラバー部材と、前記基板に形成され、前記ドーム部を下側へ開放させる孔部と、前記ベース部材に設けられ、前記ドーム部の下側に配置されると共に前記孔部によって上側へ露出され、前記操作部材の押圧操作完了時に前記ドーム部が当接して前記ドーム部の下側への移動を制限するストッパ部と、を備えたスイッチ装置である。
【発明の効果】
【0008】
上記構成のスイッチ装置によれば、操作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施の形態に係るスイッチ装置を示す右斜め前方から見た分解斜視図である。
図1に示されるスイッチ装置の右側から見た側断面図である。
図2に示されるラバーシートのドーム部周辺を拡大して示す拡大断面図である。
(A)は、図3に示されるストッパ部の上面の位置を変更した例を示す側断面図であり、(B)は、図3に示されるストッパ部の上面の位置を変更した他の例を示す側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を用いて、本実施の形態に係るスイッチ装置10について説明する。なお、図面において適宜示される矢印UP、矢印FR、及び矢印RHは、それぞれスイッチ装置10の上側、前側、右側を示している。そして、以下の説明において、上下、前後、左右の方向を用いて説明するときには、特に断りのない限り、スイッチ装置10の上下方向、前後方向、左右方向を示すものとする。
(【0011】以降は省略されています)

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