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公開番号
2024149457
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-18
出願番号
2024061441
出願日
2024-04-05
発明の名称
磁性部品
出願人
株式会社村田製作所
代理人
個人
主分類
H01F
38/08 20060101AFI20241010BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】漏れインダクタンスを容易に制御することが可能になる磁性部品を提供する。
【解決手段】磁性部品は、第1方向に延びる第1突出部及び第2突出部を含むコアと、第1フラットワイヤを含む第1導体であって、第1フラットワイヤは、第1フラットワイヤの最小寸法が第1方向に対して平行又は実質的に平行であるように第1突出部の周りに延びる第1ターン部を画定する、第1導体と、第2フラットワイヤを含む第2導体であって、第2フラットワイヤは、第2フラットワイヤの最小寸法が第1方向に対して平行又は実質的に平行であるように第2突出部の周りに延びる第2ターン部を画定する、第2導体と、を含む。第1ターン部及び第2ターン部は、互いに隣接しており、第1導体及び第2導体の隣接するターン部間にギャップを画定するように二次元でずれて設定されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
磁性部品であって、
第1方向に延びる第1突出部及び第2突出部を含むコアと、
第1フラットワイヤを含む第1導体であって、前記第1フラットワイヤは、前記第1フラットワイヤの最小寸法が前記第1方向に対して平行又は実質的に平行であるように前記第1突出部の周りに延びる第1ターン部を画定する、第1導体と、
第2フラットワイヤを含む第2導体であって、前記第2フラットワイヤは、前記第2フラットワイヤの最小寸法が前記第1方向に対して平行又は実質的に平行であるように前記第2突出部の周りに延びる第2ターン部を画定する、第2導体と、を備え、
前記第1ターン部及び前記第2ターン部は、互いに隣接しており、前記第1導体及び前記第2導体の隣接するターン部間にギャップを画定するように二次元でずれて設定されている、磁性部品。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
前記第1ターン部によって画定される第1平面と、前記第2ターン部によって画定される第2平面とは、同一平面上にない、請求項1に記載の磁性部品。
【請求項3】
前記第1導体は、反対方向に延びる第1足部及び第2足部を含み、
前記第2導体は、反対方向に延びる第1足部及び第2足部を含む、請求項1に記載の磁性部品。
【請求項4】
前記第1ターン部は、単一のフルターン部又は単一の4分の3ターン部のいずれかであり、
前記第2ターン部は、単一のフルターン部又は単一の4分の3ターン部のいずれかである、請求項1に記載の磁性部品。
【請求項5】
前記コアは、上部コア及び下部コアを含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の磁性部品。
【請求項6】
前記ギャップに最も近い前記上部コアの上部ギャップ角部及び前記下部コアの下部ギャップ角部は、面取りされている、請求項5に記載の磁性部品。
【請求項7】
前記上部ギャップ角部の反対側にある前記上部コアの上部部品角部、及び前記下部ギャップ角部の反対側にある前記下部コアの下部部品角部は、両方とも切り欠かれている、請求項6に記載の磁性部品。
【請求項8】
磁性部品アセンブリであって、
上部基板及び下部基板と、
前記上部基板と前記下部基板との間に取り付けられた請求項1~4のいずれか一項に記載の磁性部品と、を備える、磁性部品アセンブリ。
【請求項9】
前記上部基板の上面上に第1電子部品を更に備える、請求項8に記載の磁性部品アセンブリ。
【請求項10】
前記上部基板の下面に取り付けられた上部第2電子部品と、
前記下部基板の上面に取り付けられた下部第2電子部品と、を更に備え、
前記コアは、
前記上部基板に隣接し、前記上部第2電子部品を収容するように切り欠かれた上部部品角部と、
前記下部基板に隣接し、前記下部第2電子部品を収容するように切り欠かれた下部部品角部と、を含む、請求項8に記載の磁性部品アセンブリ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、磁性部品に関する。より具体的には、本発明は、漏れインダクタンスを制御するために使用することができる磁性部品のギャップ構造に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
インダクタ又は変圧器などの磁性部品はコンバータに埋め込まれ得ることが知られている。磁性部品では、漏れインダクタンスにより、コンバータが広い帯域幅又は広い動作周波数で機能することが可能になる。従来技術では、漏れインダクタンスの量を制御することができない。漏れインダクタンスは、磁気コア内のギャップにおいて発生させることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、ある距離のギャップでのみ所望の漏れインダクタンスを達成することは困難なので、ギャップの幅をある距離に制御する必要がある。換言すると、漏れインダクタンスは、ギャップが狭すぎる場合であっても又は広すぎる場合であっても、正確に制御することが困難である。
【0004】
図1は、導体110と、上部コア120と、下部コア130と、を含む既知の磁性部品100を示す。導体110は、下部コア130の突出部130a又は上部コア120の突出部に巻き付いているターン部110aを含み、かつ、基板、例えば、プリント回路基板(printed circuit board、PCB)に取り付けることができる足部110bを含む。図1は、4つの導体110を有する磁性部品100を示しており、4つの導体110は、フラットワイヤを含む。磁性部品100の4つの導体110のターン部110aは、互いに同一平面上にあり、足部110bの各々は、ターン部110aによって画定される平面と製造誤差範囲内で平行又は実質的に平行である基板に4つの導体110を接続することができるように、ターン部110aによって画定される平面に対して製造誤差範囲及び/又は測定誤差範囲内で垂直又は実質的に垂直に延びている。図1では、導体110の隣接するターン部110a間のギャップは、一次元でのみであり(すなわち、ギャップは、水平ギャップである)、これは、漏れインダクタンスの制御を困難にする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を克服するために、本発明の例示的な実施形態は、第1フラットワイヤ導体及び第2フラットワイヤ導体の隣接するターン部が、第1フラットワイヤ導体及び第2フラットワイヤ導体の隣接するターン部間のギャップを画定するように二次元でオフセット(off-set)しており、漏れインダクタンスを容易に制御することが可能になる、磁性部品を提供する。
【0006】
本発明の例示的な実施形態によれば、磁性部品は、第1方向に延びる第1突出部及び第2突出部を含むコアと、第1フラットワイヤを含む第1導体であって、第1フラットワイヤは、第1フラットワイヤの最小寸法が第1方向に対して平行又は実質的に平行であるように第1突出部の周りに延びる第1ターン部を画定する、第1導体と、第2フラットワイヤを含む第2導体であって、第2フラットワイヤは、第2フラットワイヤの最小寸法が第1方向に対して平行又は実質的に平行であるように第2突出部の周りに延びる第2ターン部を画定する、第2導体と、を含む。第1ターン部及び第2ターン部は、互いに隣接しており、第1導体及び第2導体の隣接するターン部間にギャップを画定するように二次元でずれて設定(off set)されている。
【0007】
第1ターン部によって画定される第1平面と、第2ターン部によって画定される第2平面とは、同一平面上にある必要はない。第1導体は、反対方向に延びる第1足部及び第2足部を含むことができ、第2導体は、反対方向に延びる第1足部及び第2足部を含むことができる。第1ターン部は、単一のフルターン部又は単一の4分の3ターン部のいずれかであってもよく、第2ターン部は、単一のフルターン部又は単一の4分の3ターン部のいずれかであってもよい。
【0008】
コアは、上部コア及び下部コアを含むことができる。ギャップに最も近い上部コアの上部ギャップ角部及び下部コアの下部ギャップ角部は、面取りされていてもよい。上部ギャップ角部の反対側にある上部コアの上部部品角部、及び下部ギャップ角部の反対側にある下部コアの下部部品角部は、両方とも切り欠かれていてもよい。
【0009】
本発明の例示的な実施形態によれば、磁性部品アセンブリは、上部基板及び下部基板と、上部基板と下部基板との間に取り付けられた本発明の様々な他の例示的な実施形態のうちの1つの磁性部品と、を含む。
【0010】
磁性部品アセンブリは、上部基板の上面上に第1電子部品を更に含むことができる。
磁性部品アセンブリは、上部基板の下面に取り付けられた上部第2電子部品と、下部基板の上面に取り付けられた下部第2電子部品と、を更に含むことができる。コアは、上部基板に隣接し、上部第2電子部品を収容するように切り欠かれた上部部品角部と、下部基板に隣接し、下部第2電子部品を収容するように切り欠かれた下部部品角部と、を含むことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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