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公開番号2024146063
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023058766
出願日2023-03-31
発明の名称光照射モジュール
出願人HOYA株式会社
代理人個人
主分類H01L 33/62 20100101AFI20241004BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】照射対象物への積算光量を増加させることが可能な光照射モジュールを提供すること。
【解決手段】光照射モジュールが、基板と、基板上に形成されたn個(nは、2以上の整数)の配線パターンと、複数のLED素子と、を備え、各配線パターンは、第1~第3帯状部と、第1帯状部と第2帯状部とを接続する第1接続部と、第2帯状部と第3帯状部とを第2接続部と、を備え、i番目(iは、1からn-1までの整数)の配線パターンの第2帯状部と第3帯状部との間にi+1番目の配線パターンの第1帯状部が配置され、複数のLED素子は、各配線パターンの第2帯状部及び第3帯状部上に配置され、各LED素子の一方電極が直下の第2帯状部又は第3帯状部と接続され、i番目の配線パターンの第2帯状部と第3帯状部に配置されたLED素子の他方電極がi+1番目の配線パターンの第1帯状部と接続されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1方向と前記第1方向と直交する第2方向とで規定される基板と、前記基板上に前記第1方向に沿って形成されたn個(nは、2以上の整数)の配線パターンと、前記配線パターン上に配置され前記第1方向及び前記第2方向と直交する第3方向に光を出射する複数のLED(Light Emitting Diode)素子と、を備える光照射モジュールにおいて、
前記各配線パターンは、
前記第2方向に延び、前記第1方向に間隔をおいて配置された第1~第3帯状部と、
前記第1帯状部と前記第2帯状部とを電気的に接続する第1接続部と、
前記第2帯状部と前記第3帯状部とを電気的に接続する第2接続部と、を備え、
i番目(iは、1からn-1までの整数)の配線パターンの前記第2帯状部と前記第3帯状部との間に、i+1番目の配線パターンの前記第1帯状部が配置され、
前記複数のLED素子は、前記各配線パターンの前記第2帯状部及び前記第3帯状部上に、前記第2方向に沿って配置され、
前記各LED素子の一方電極が、直下の前記第2帯状部又は前記第3帯状部と電気的に接続され、
前記i番目の配線パターンの前記第2帯状部と前記第3帯状部に配置された前記LED素子の他方電極が、前記i+1番目の配線パターンの前記第1帯状部と電気的に接続されている、
ことを特徴とする光照射モジュール。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
第1方向と前記第1方向と直交する第2方向とで規定される基板と、前記基板上に前記第1方向に沿って形成されたn個(nは、3以上の整数)の配線パターンと、前記配線パターン上に配置され前記第1方向及び前記第2方向と直交する第3方向に光を出射する複数のLED素子と、を備える光照射モジュールにおいて、
前記各配線パターンは、
前記第2方向に延び、前記第1方向に間隔をおいて配置された第1~第3帯状部と、
前記第1帯状部と前記第2帯状部とを電気的に接続する第1接続部と、
前記第2帯状部と前記第3帯状部とを電気的に接続する第2接続部と、を備え、
i番目(iは、1からn-2までの整数)の配線パターンの前記第2帯状部と前記第3帯状部との間に、i+1番目の配線パターンの前記第1帯状部が配置され、
前記i番目の配線パターンの前記第3帯状部とi+2番目の配線パターンの前記第1帯状部との間に、前記i+1番目の配線パターンの前記第2帯状部が配置され、
前記i+2番目の配線パターンの前記第1帯状部と前記第2帯状部の間に、前記i+1番目の配線パターンの前記第3帯状部が配置され、
前記複数のLED素子は、前記各配線パターンの前記第3帯状部上に、前記第2方向に沿って配置され、
前記各LED素子の一方電極が、直下の前記第3帯状部と電気的に接続され、
前記i番目の配線パターンの前記第3帯状部に配置された前記LED素子の他方電極が、i+1番目の配線パターンの前記第1帯状部または前記第2帯状部と電気的に接続されている、
ことを特徴とする光照射モジュール。
【請求項3】
前記各配線パターンに配置された前記複数のLED素子を一群のLED素子群としたときに、各LED素子群が前記第1方向に沿って所定の間隔をおいて配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光照射モジュール。
【請求項4】
前記各LED素子群において、前記各LED素子の前記第1方向の配置ピッチが、前記第2方向の配置ピッチよりも広いことを特徴とする請求項3に記載の光照射モジュール。
【請求項5】
前記各LED素子群を覆うように配置されるシリンドリカルレンズをさらに有することを特徴とする請求項3に記載の光照射モジュール。
【請求項6】
前記光照射モジュールが、前記第1方向に複数連結されたときに、隣接する光照射モジュール間において最も近接するLED素子群の前記第1方向の間隔が、前記所定の間隔と略等しいことを特徴とする請求項3に記載の光照射モジュール。
【請求項7】
前記複数のLED素子が、前記第2方向に沿って一列に整列していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光照射モジュール。
【請求項8】
前記複数のLED素子が、前記第2方向に沿って複数列に整列していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光照射モジュール。
【請求項9】
前記第1接続部が、前記第1帯状部と前記第2帯状部との間を前記第1方向に延びる帯状パターンであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光照射モジュール。
【請求項10】
前記第2接続部が、前記第2帯状部と前記第3帯状部との間を前記第1方向に延びる帯状パターンであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光照射モジュール。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、基板上に複数のLED(Light Emitting Diode)素子を備えた光照射モジュールに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、オフセット枚葉印刷用のインキとして用いられる紫外線硬化型インキを硬化させるために、紫外光照射装置が用いられている。
【0003】
紫外光照射装置としては、従来、高圧水銀ランプや水銀キセノンランプ等を光源とするランプ型照射装置が知られているが、近年、消費電力の削減、長寿命化、装置サイズのコンパクト化の要請から、従来の放電ランプに替えて、紫外LED(Light Emitting Diode)を光源として利用した紫外光照射装置が実用に供されている(例えば、特許文献1)。
【0004】
図7は、特許文献1に記載の光照射モジュール(紫外光照射装置)の構成を示す図であり、図7(a)は、光照射モジュールの平面図であり、図7(b)は、光照射モジュールの基板1上の配線パターン(斜線部)を示す図である。図7に示すように、特許文献1に記載の光照射モジュールは、基板1と、基板1の表面に載置された複数(図7(a)においては40個)のLED素子3と、を備えている。また、基板1上には、電源用パターン6と、接地用パターン7と、複数の配線パターン8が形成されている。
【0005】
図7(b)に示すように、各配線パターン8は、X軸方向に直線状に延びる帯状部8aと、帯状部8aからY軸方向に台形状に突出する第1突出部8bと、帯状部8aからY軸方向と相反する方向に台形状に突出する第2突出部8cと、から構成されている。各配線パターン8の第1突出部8bと第2突出部8cが、X軸方向に沿って交互に形成されており、各配線パターン8の第1突出部8b間に、隣接する配線パターン8の第2突出部8cが配置され、各配線パターン8の第2突出部8c間に、隣接する配線パターン8の第1突出部8bが配置されるようになっている。
また、電源用パターン6は、X軸方向に直線状に延びる帯状部6aと、帯状部6aから、Y軸方向に隣接する配線パターン8の第2突出部8c間に台形状に突出する突出部6bとを有している。また、接地用パターン7は、X軸方向に直線状に延びる帯状部7aと、帯状部7aから、Y軸方向と相反する方向に隣接する配線パターン8の第1突出部8b間に台形状に突出する突出部7cとを有している。そして、図7(a)に示すように、本実施形態の各配線パターン8には、5箇所の第1突出部8bに対応して5個のLED素子3が配置され、5箇所の第2突出部8cに対応する位置の帯状部8aに5個のLED素子3が配置されている。また、電源用パターン6には、5箇所の突出部6bに対応して5個のLED素子3が配置され、Y軸方向に隣接する配線パターン8の第2突出部8cに対応する位置に5個のLED素子3が配置されている。
このように、各配線パターン8及び電源用パターン6には、10個のLED素子3がY軸方向に2列に分かれて配置されており、基板1上の40個のLED素子3は、全体として千鳥状配置となっている。そして、各LED素子3のアノード端子は、直下の配線パターン8(具体的には、第1突出部8b又は帯状部8a)又は電源用パターン6(具体的には、突出部6b又は帯状部6a)に対してダイボンド剤を介して接合されており、各LED素子3のカソード端子4は、ワイヤー5を介して、隣接する配線パターン8の帯状部8a、第2突出部8c又は接地用パターン7の帯状部7a、突出部7cに電気的に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6881874号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このように、図7の構成においては、LED素子3を千鳥配置にすることにより、光照射モジュールが照射対象物に対してY軸方向に相対的に移動した際に、光照射モジュールがたどる移動幅分の範囲に対して、隙間をあけず万遍なく紫外光を照射することができる。
【0008】
しかしながら、LED素子3を千鳥配置とする必要上、図7の基板をX軸方向(左右方向)に並べてLED素子3の配列が連続的に規則正しい配列であるようにするためには、各配線パターン8及び電源用パターン6上において、LED素子3がY軸方向に2列に分かれて配置される必要があるため、各配線パターン8及び電源用パターン6上には偶数個のLED素子3を配置する必要があり(つまり、偶数個のLED素子3が並列に接続される必要があり)、電気回路設計上の制約ができる。
【0009】
また、このような光照射モジュールにおいては、照射対象物のプロセス速度をあげるために、照射対象物への積算光量(単位面積当たりの光エネルギー)を上げることが求められている。しかしながら、積算光量を上げるためには、LED素子3のY軸方向の配置ピッチをできる限り狭くする必要があるところ、図7の構成においては、Y軸方向にワイヤー5が引き出され、隣接する配線パターン8又は接地用パターン7に接続される構成であるため、LED素子3のY軸方向の配置ピッチをできる限り狭くするには物理的な制約がある。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電気回路の設計の自由度を上げると共に、LED素子のY軸方向(照射対象物の移動方向)の配置ピッチを狭くし、照射対象物への積算光量(単位面積当たりの光エネルギー)を増加させることが可能な光照射モジュールを提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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