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公開番号
2024142539
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-11
出願番号
2023054700
出願日
2023-03-30
発明の名称
保持装置
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01M
50/271 20210101AFI20241003BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】蓋とバッテリとが干渉しないようにバッテリの保持装置を好適に構成する。
【解決手段】保持装置100は、バッテリ200を着脱可能に保持するホルダ25と、ホルダ25を収容するように設けられる筐体と、を備える。筐体は、ホルダ25を収容するケース2と、ケース2に対して開閉可能に設けられ、ホルダ25の上面のバッテリ200の出し入れのための開口を覆う蓋3と、を有する。蓋3は、閉じられた状態でケース側を向く下面に、ホルダ25に保持されたバッテリ200を避けるように凹設された凹部を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
蓄電器を着脱可能に保持する保持部と、
前記保持部を収容するように設けられる筐体と、を備える保持装置であって、
前記筐体は、前記保持部を収容する主部と、該主部に対して開閉可能に設けられ、前記保持部の前記蓄電器の出し入れ口を覆う覆蓋部と、を有し、
前記覆蓋部は、閉じられた状態で前記主部側を向く面に、前記保持部に保持された前記蓄電器を避けるように凹設された凹部を有することを特徴とする保持装置。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の保持装置において、
前記凹部は、前記主部から前記覆蓋部に向かう方向において、前記覆蓋部が閉じられた状態で、前記保持部に保持された前記蓄電器と重なり合うように設けられることを特徴とする保持装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の保持装置において、
前記覆蓋部は、閉じられた状態で前記主部と反対側を向く面に、曲面部を有することを特徴とする保持装置。
【請求項4】
請求項3に記載の保持装置において、
前記主部は、前記覆蓋部よりも鉛直方向下方側となるように配置され、
前記覆蓋部は、閉じられた状態で略水平方向に延在するように設けられることを特徴とする保持装置。
【請求項5】
請求項4に記載の保持装置において、
前記曲面部は、水平方向に対して傾斜するよう設けられることを特徴とする保持装置。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の保持装置において、
前記主部は、前記覆蓋部側の端部に開口を有し、
前記保持装置は、前記保持部の前記蓄電器の前記出し入れ口に対応する位置に連通穴を有するとともに、前記開口の少なくとも一部を塞ぐ閉塞部をさらに備えることを特徴とする保持装置。
【請求項7】
請求項6に記載の保持装置において、
前記覆蓋部が閉じられた状態で、前記覆蓋部の前記主部側を向く面と、前記閉塞部の前記覆蓋部側を向く面と、の間に介装される介装部をさらに備えることを特徴とする保持装置。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1項に記載の保持装置において、
前記覆蓋部を前記主部に対して開閉可能に連結する連結部をさらに備え、
前記連結部の一方側は、前記覆蓋部の前記主部側を向く面に固定され、前記連結部の他方側は、前記主部の前記覆蓋部側を向く面に固定されることを特徴とする保持装置。
【請求項9】
請求項6に従属する請求項8に記載の保持装置において、
前記閉塞部は、前記連結部を避けるように設けられる他の凹部を有することを特徴とする保持装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電器を着脱可能に保持する保持装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
この種の装置として、従来、バッテリを保持する収容部を有するホルダを、ハウジングに対し移動可能に設けるようにした装置が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1記載の装置では、バッテリが収容される格納位置とバッテリが着脱される傾斜位置との間を収容部が移動可能なように、ホルダがハウジングに移動可能に支持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2022/220183号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1記載の装置では、ホルダがハウジングに移動可能に支持されるための機構を設ける必要があり、構成が複雑化するおそれがあった。一方、開閉可能な蓋を介してバッテリを着脱する場合、蓋の開放時にバッテリの取り出し操作を可能としつつ、蓋の閉鎖時に蓋がバッテリと干渉しないように構成する必要があり、装置が大型化しやすい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様である保持装置は、蓄電器を着脱可能に保持する保持部と、保持部を収容するように設けられる筐体と、を備える。筐体は、保持部を収容する主部と、主部に対して開閉可能に設けられ、保持部の蓄電器の出し入れ口を覆う覆蓋部と、を有する。覆蓋部は、閉じられた状態で主部側を向く面に、保持部に保持された蓄電器を避けるように凹設された凹部を有する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、保持装置を大型化することなく構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施形態に係る保持装置の外観形状を概略的に示す斜視図。
本発明の実施形態に係る保持装置の正面図であり、前壁を取り外した状態を示す正面図。
図2のIII-III線に沿った断面図。
図1の保持装置に含まれる横板の斜視図。
図1の保持装置によって保持されるバッテリの是那智構成を示す斜視図。
本発明の実施形態に係る保持装置による主たる作用効果を説明する図。
本発明の実施形態に係る保持装置の外観形状を示す側面図。
図7の上部の断面図。
蓋を開放した状態における保持増値の正面図。
蓋を取り外した状態で、ケースの上面を斜め上方から見た斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図1~図10を参照して本発明の実施形態について説明する。本発明の実施形態に係る保持装置は、バッテリなどの蓄電池(二次電池)を保持するための装置である。この保持装置は、バッテリを充電する充電装置としての機能と、バッテリから給電する給電装置としての機能と、を有する充給電装置として構成することができる。充給電装置は、例えば住宅の敷地内に設置される定置式の蓄電装置であり、商用電源からの電力によりバッテリを充電する一方、停電時には、バッテリからの電力により住宅内の負荷に電力を供給することができる。
【0009】
図1は、本発明の実施形態に係る保持装置100の外観形状を概略的に示す斜視図である。なお、以下では、便宜上、図示のように前後方向(長さ方向)、左右方向(幅方向)および上下方向(高さ方向)を定義し、この定義に従い各部の構成を説明する。上下方向(鉛直方向)の下方は、重力方向に相当する。保持装置100は例えば屋外に配置される。
【0010】
図1に示すように、保持装置100は、同一構成の一対のバッテリ200が収容される装置本体1を有する。装置本体1は、ケース2と蓋3とを有する。ケース2は、それぞれ上下方向に延在する前後左右の側壁2a~2d、すなわち前壁2a、左壁2b、後壁2cおよび右壁2dと、水平方向に延在する底壁2eとを有する。ケース2は、全体が略直方体形状を呈する。ケース2と蓋3とで、ボックス状の空間SP0を形成する。すなわち、ケース2と蓋3とが筐体を構成する。図1では、前壁2aの一部が破断して示される。ケース2は、左右一対のベースブロック4を介して、地面などの水平な載置面210上に設置される。底壁2eは、ベースブロック4の高さだけ、載置面210よりも上方に位置する。
(【0011】以降は省略されています)
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