TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024143080
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023055573
出願日2023-03-30
発明の名称加湿器
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人R&C
主分類H01M 8/04291 20160101AFI20241003BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】寸法誤差を吸収可能で、耐久性の高い加湿器を構成する。
【解決手段】燃料電池に供給される乾燥気体に対して燃料電池から送り出された含水気体の水分を与える加湿ユニットHと、乾燥気体が流入する流入ポート13aと乾燥気体が加湿ユニットHで加湿されて生成された加湿気体が流出する流出ポート13dとを有し、加湿ユニットHを収容するケースCと、を備えている。ケースCは、加湿ユニットHを収容するケース本体12と、ケース本体12の開口端部に固定された蓋体13とを有しており、加湿ユニットHとケース本体12との間には、乾燥気体が流通可能な空間Sが設けられ、空間Sは、流入ポート13aと、流入ポート13aとは反対側となる加湿ユニットH及びケース12の間と、を連通させている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
燃料電池に供給される乾燥気体に対して前記燃料電池から送り出された含水気体の水分を与える加湿ユニットと、
前記乾燥気体が流入する流入ポートと前記乾燥気体が前記加湿ユニットで加湿されて生成された加湿気体が流出する流出ポートとを有し、前記加湿ユニットを収容するケースと、を備え、
前記ケースは、前記加湿ユニットを収容する開口端部を含むケース本体と、当該開口端部に固定された蓋体とを有しており、
前記加湿ユニットと前記ケース本体との間には、前記乾燥気体が流通可能な空間が設けられており、当該空間は、前記流入ポートと、前記流入ポートとは反対側となる前記加湿ユニット及び前記ケースの間と、を連通させている加湿器。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
前記加湿ユニットの端部は、前記蓋体と接着されている請求項1に記載の加湿器。
【請求項3】
前記加湿ユニットのセパレータには、前記流入ポートと連通する前記空間が切り欠き形成されている請求項1又は2に記載の加湿器。
【請求項4】
前記加湿ユニットと前記ケース本体との間には、防振部材が配置されている請求項1又は2に記載の加湿器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料電池に接続される加湿器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、燃料電池車(FCEV:Fuel Cell Electric Vehicle)等に搭載される燃料電池の乾燥を防ぎ、電気化学反応を良好に維持するために用いられる加湿器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載の加湿器は、燃料電池に供給される乾燥気体に対して燃料電池から送り出された含水気体の水分を与える加湿ユニット(文献ではプレート積層体)と、加湿ユニットを収容するケース(文献では流体チャネルハウジング)とを備えている。この加湿ユニットのプレート側方とケースとの間に一定の間隔を設けて、左右方向の振動によってプレートがケースと接触しないように構成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-12873号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の加湿器のように加湿ユニットをケースに収容することにより、加湿ユニットのプレート間の締付力を低減することが可能となる。一方、複数のプレートを積層する際に、プレート間の位置ずれや成形誤差により、プレート間の締付力が増加することや、プレート毎に締付力の偏りが生ずることもある。その結果、加湿器が左右前後方向の振動等を受けてプレートが破損するおそれがあった。
【0006】
そこで、寸法誤差を吸収可能で、耐久性の高い加湿器が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る加湿器の特徴構成は、燃料電池に供給される乾燥気体に対して前記燃料電池から送り出された含水気体の水分を与える加湿ユニットと、前記乾燥気体が流入する流入ポートと前記乾燥気体が前記加湿ユニットで加湿されて生成された加湿気体が流出する流出ポートとを有し、前記加湿ユニットを収容するケースと、を備え、前記ケースは、前記加湿ユニットを収容する開口端部を含むケース本体と、当該開口端部に固定された蓋体とを有しており、前記加湿ユニットと前記ケース本体との間には、前記乾燥気体が流通可能な空間が設けられており、当該空間は、前記流入ポートと、前記流入ポートとは反対側となる前記加湿ユニット及び前記ケースの間と、を連通させている点にある。
【0008】
本構成では、加湿ユニットとケース本体との間に空間を設け、この空間は、流入ポートと、流入ポートとは反対側となる加湿ユニット及びケースの間(燃料電池側)とを連通させている。このため、仮に加湿ユニットに寸法誤差があった場合でも、この空間によって左右前後方向の寸法誤差を吸収できる。その結果、加湿ユニットをケース本体に収容した状態で、加湿ユニットが邪魔することなく、ケース本体と蓋体とを接続することが可能となる。
【0009】
また、本構成における加湿ユニットとケース本体との間の空間は、高圧の乾燥気体が流通し、当該空間は、流入ポートと燃料電池側とを連通させている。つまり、加湿ユニットとケース本体との間の閉空間が乾燥気体によって加圧された状態となっている。このため、加湿器が左右前後方向の振動等を受けた場合でも、乾燥気体がクッション機能を発揮し、加湿ユニットの破損を防止できる。このように、寸法誤差を吸収可能で、耐久性の高い加湿器となっている。
【0010】
他の特徴構成は、前記加湿ユニットの端部は、前記蓋体と接着されている点にある。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社アイシン
制御装置
1日前
株式会社アイシン
発電装置
2日前
株式会社アイシン
フィルタ基板
1日前
株式会社アイシン
電解システム
2日前
株式会社アイシン
ノイズ解析方法
3日前
株式会社アイシン
ガスエンジンシステム
8日前
株式会社アイシン
車両用スライドドア装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
ハイブリッド車両
2日前
株式会社豊田中央研究所
吸着材、二酸化炭素回収装置、および燃料製造装置
2日前
個人
タワー式増設端子台
3日前
個人
接触式電気的導通端子
23日前
日星電気株式会社
同軸ケーブル
1か月前
株式会社ADEKA
全固体二次電池
15日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
15日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
29日前
桑野工業株式会社
同軸プラグ
8日前
日本バイリーン株式会社
電極支持体
1か月前
個人
安全プラグ安全ソケット
25日前
マクセル株式会社
配列用マスク
29日前
TDK株式会社
電子部品
2日前
三菱電機株式会社
アンテナ装置
9日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
29日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
15日前
株式会社ダイヘン
開閉器
29日前
マクセル株式会社
配列用マスク
29日前
日本航空電子工業株式会社
接続器
2日前
ホシデン株式会社
多方向入力装置
29日前
ローム株式会社
半導体装置
29日前
三菱電機株式会社
端子構造
29日前
ヒューグル開発株式会社
拡張装置
29日前
ソニーグループ株式会社
発光素子
3日前
アスザック株式会社
搬送用ハンド
23日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
9日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
16日前
株式会社三桂製作所
耐火コネクタ
1日前
ローム株式会社
半導体装置
2日前
続きを見る