TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024139343
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023050236
出願日2023-03-27
発明の名称端子台
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 9/16 20060101AFI20241002BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】バスバーの誤組付けを防止することができる端子台の提供。
【解決手段】中間端子台2は、ベース部20と、ベース部20上に配置されて、バスバー3Aの一端が固定される固定部21aと、固定部21aを挟むようにベース部20上に立設され、バスバー3Aの延出経路を形成する一対の隔壁部223と、ベース部20上に固定部21aと並置されて、バスバー3Bの一端が固定される固定部21bと、固定部21bを挟むようにベース部20上に立設され、バスバー3Bの延出経路を形成する一対の隔壁部223と、を備え、壁部22aの隔壁部223は、バスバー3Bの固定部21aへの配置を阻止する領域R4および誤組防止部224を有し、壁部22bの隔壁部223は、バスバー3Aの固定部21bへの配置を阻止する領域R3を有する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
ベースプレートと、
前記ベースプレート上に配置されて、第1バスバーの一端が固定される第1固定部と、
前記第1固定部を挟むように前記ベースプレート上に立設され、前記第1バスバーの延出経路を形成する一対の第1隔壁部と、
前記ベースプレート上に前記第1固定部と並置されて、第2バスバーの一端が固定される第2固定部と、
前記第2固定部を挟むように前記ベースプレート上に立設され、前記第2バスバーの延出経路を形成する一対の第2隔壁部と、を備え、
一対の前記第1隔壁部の少なくとも一方は、前記第2バスバーの前記第1固定部への配置を阻止する第1干渉領域を有し、
一対の前記第2隔壁部の少なくとも一方は、前記第1バスバーの前記第2固定部への配置を阻止する第2干渉領域を有することを特徴とする端子台。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の端子台において、
前記第1および第2隔壁部は電気絶縁性の材料で形成され、
前記第1隔壁部は、前記第1固定部に固定された前記第1バスバーから離間して配置され、かつ、前記ベースプレートからの突出高さが前記第1固定部に固定された前記第1バスバーの高さよりも高く、
前記第2隔壁部は、前記第2固定部に固定された前記第2バスバーから離間して配置され、かつ、前記ベースプレートからの突出高さが前記第2固定部に固定された前記第2バスバーの高さよりも高いことを特徴とする端子台。
【請求項3】
請求項1に記載の端子台において、
前記第1隔壁部の固定部対向面には、前記第1バスバーが当接して該第1バスバーを前記第1固定部の所定固定位置へ導く第1誘導突起が設けられ、
前記第2隔壁部の固定部対向面には、前記第2バスバーが当接して該第2バスバーを前記第2固定部の所定固定位置へ導く第2誘導突起が設けられていることを特徴とする端子台。
【請求項4】
請求項1に記載の端子台において、
前記端子台は、前記第1および第2固定部の並置方向が水平方向となり、かつ、前記第1および第2隔壁部の延在方向が鉛直方向となるように設置され、
一対の前記第1隔壁部が形成する前記第1バスバーの前記延出経路は、一対の前記第1隔壁部の一方の鉛直方向上方を含み、
前記第2隔壁部は、前記第2固定部の鉛直方向下方に突出する第2壁面を備えることを特徴とする端子台。
【請求項5】
請求項1に記載の端子台において、
前記第1隔壁部は、前記第1固定部に配置された前記第1バスバーを前記延出経路において支持する支持部を備えることを特徴とする端子台。
【請求項6】
請求項2から請求項5までのいずれか一項に記載の端子台において、
前記端子台は、前記第1および第2固定部の並置方向が水平方向となり、かつ、前記第1および第2隔壁部の延在方向が鉛直方向となるように設置され、
前記第1干渉領域の前記第1隔壁部の鉛直方向上側の壁面、前記第2干渉領域の前記第2隔壁部の鉛直方向上側の壁面、前記第1および第2誘導突起の鉛直方向上側の面、前記第1および第2壁面、および、前記支持部の鉛直方向上側の壁面は、水平に対して斜めに傾斜していることを特徴とする端子台。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端子台に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
ハイブリッド車のような電動車両には、電動機、発電機等の回転電機と、回転電機を制御する制御ユニットとを備える駆動装置が搭載されている。回転電機と制御ユニットとは、バスバーと呼ばれる接続線によって接続されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-151138号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の駆動装置では、3本のバスバーはほぼ同一形状であるが、周囲の構成物との干渉を避けるためにバスバー形状を異なる形状とする場合ある。例えば、バスバーA、バスバーBのように形状の異なる2種類のバスバーを使用する場合、バスバーAを組み付けるべき端子にバスバーBを組み付けてしまうという、誤組み付けが生じるおそれがあった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様による端子台は、ベースプレートと、前記ベースプレート上に配置されて、第1バスバーの一端が固定される第1固定部と、前記第1固定部を挟むように前記ベースプレート上に立設され、前記第1バスバーの延出経路を形成する一対の第1隔壁部と、前記ベースプレート上に前記第1固定部と並置されて、第2バスバーの一端が固定される第2固定部と、前記第2固定部を挟むように前記ベースプレート上に立設され、前記第2バスバーの延出経路を形成する一対の第2隔壁部と、を備え、一対の前記第1隔壁部の少なくとも一方は、前記第2バスバーの前記第1固定部への配置を阻止する第1干渉領域を有し、一対の前記第2隔壁部の少なくとも一方は、前記第1バスバーの前記第2固定部への配置を阻止する第2干渉領域を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、バスバーの誤組付けを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本実施形態の端子台が用いられているトラクションモータユニットの概観を示す図である。
図2は、図1の矩形破線領域の拡大図である。
図3は、図2のA矢視図である。
図4は、中間端子台の平面図である。
図5は、図4のB矢視図である。
図6は、図4のC矢視図である。
図7は、絶縁性能向上機能を説明する図である。
図8は、誤組付け防止機能を説明する図である。
図9は、落下防止機能を説明する図である。
図10は、位置決め機能を説明する図である。
図11は、堆積防止機能を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図を参照して本発明を実施するための形態について説明する。以下の記載および図面は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略および簡略化がなされている。また、以下の説明では、同一または類似の要素および処理には同一の符号を付し、重複説明を省略する場合がある。なお、以下に記載する内容はあくまでも本発明の実施の形態の一例を示すものであって、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、他の種々の形態でも実施をすることが可能である。
【0009】
図1は、本実施形態の端子台が用いられているトラクションモータユニット1の概観を示す図である。トラクションモータユニット1のミッションケース11内には、トラクションモータ12、ジェネレータ13、トランスミッション(不図示)等が設けられている。ミッションケース11の上部にはインバータ等を備えたパワーコントロールユニット(PCU)14が設けられている。トラクションモータ12およびジェネレータ13の軸芯はy軸の方向に延在している。
【0010】
図1は、ミッションケース11の軸方向手前側の蓋が外された状態を示しており、トラクションモータ12と、ジェネレータ13と、端子台(以下では、中間端子台と呼ぶ)2とが露出している。中間端子台2は、ジェネレータステータから引き出されたジェネレータフィード131と、バスバー3とを接続するための端子台であって、ジェネレータフィード131の接続端子とバスバー3の一端に設けられた端子部31とが固定される。バスバー3の他端に設けられた端子部32は、PCU端子141に接続される。ミッションケース11にはクーラント導入口111が設けられている。ジェネレータ13で生成された三相電流は3本のバスバー3を介してPCU14に入力される。トラクションモータ12のステータ121の近傍には、オートマチックトランスミッションフルード(ATF)の滴下パイプ122が設けられている。その滴下パイプ122からATFを滴下して、ステータ121全体にATFを塗布するようにしている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
電波吸収体
17日前
東レ株式会社
二次電池
8日前
個人
タワー式増設端子台
1か月前
愛知電機株式会社
変圧器
15日前
電建株式会社
端子金具
22日前
SMK株式会社
コネクタ
22日前
富士電機株式会社
半導体装置
22日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
17日前
三菱電機株式会社
回路遮断器
22日前
桑野工業株式会社
同軸プラグ
1か月前
三菱電機株式会社
端子カバー
8日前
株式会社カネカ
接着加工装置
17日前
株式会社水素パワー
接続構造
17日前
株式会社カネカ
接着加工装置
17日前
個人
電波散乱方向制御板
8日前
TDK株式会社
電子部品
29日前
株式会社村田製作所
コイル部品
15日前
日機装株式会社
半導体発光装置
15日前
三菱電機株式会社
アンテナ装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
22日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
22日前
株式会社三桂製作所
耐火コネクタ
28日前
株式会社ダイヘン
搬送装置
22日前
ソニーグループ株式会社
発光素子
1か月前
株式会社島津製作所
X線撮影装置
22日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
1か月前
トヨタ自動車株式会社
セルケース
22日前
ローム株式会社
半導体装置
29日前
日新イオン機器株式会社
イオン注入装置
10日前
ローム株式会社
半導体装置
29日前
ローム株式会社
半導体装置
29日前
日本電気株式会社
波長可変レーザ
21日前
ローム株式会社
半導体装置
29日前
三菱製紙株式会社
熱暴走抑制耐火シート
16日前
日本航空電子工業株式会社
接続器
29日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
29日前
続きを見る