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公開番号2024140455
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023051592
出願日2023-03-28
発明の名称無線モジュール
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人
主分類H01L 23/12 20060101AFI20241003BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】多層基板に発振回路部品とRFICが搭載された構造を有する無線モジュールにおいて、高調波ノイズに起因する通信感度の低下を抑制する。
【解決手段】無線モジュール10は、多層基板100に搭載された発振回路部品300及びRFIC200を備える。発振回路部品300は、クロック端子C1及びグランド端子G1を含む。RFIC200に含まれるパッド電極は、クロック回路220にグランド電位を供給するグランド端子G2と、RF回路210にグランド電位を供給するグランド端子G3とを含む。導体層L2は、グランド端子G1,G2に接続されるグランドパターンGP1と、グランド端子G3に接続されるグランドパターンGP2とを含み、これらは積層方向から見た平面視で、グランド端子G2,G3間においてギャップ120を構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
多層基板と、
前記多層基板に搭載された発振回路部品及びRFICと、
を備え、
前記多層基板は、前記RFICに設けられた複数のパッド電極に最も近い第1の導体層を含み、
前記発振回路部品は、クロック信号を出力するクロック端子と、グランド電位が供給される第1のグランド端子とを含み、
前記RFICは、前記クロック信号が供給されるクロック回路と、RF信号の送受信を行うRF回路とを含み、
前記複数のパッド電極は、前記クロック回路にグランド電位を供給する第2のグランド端子と、前記RF回路にグランド電位を供給する第3のグランド端子とを含み、
前記第1の導体層は、前記第1及び第2のグランド端子に接続される第1のグランドパターンと、前記第3のグランド端子に接続される第2のグランドパターンとを含み、
前記第1のグランドパターンと前記第2のグランドパターンは、積層方向から見た平面視で、前記第2のグランド端子と前記第3のグランド端子の間においてギャップを構成する、
無線モジュール。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記第1のグランドパターンと前記第2のグランドパターンは、前記第1の導体層において分離されている、
請求項1に記載の無線モジュール。
【請求項3】
前記発振回路部品は、前記多層基板の一方の表面上に搭載され、
前記RFICは、前記多層基板に埋め込まれる、
請求項1又は2に記載の無線モジュール。
【請求項4】
前記多層基板は、前記多層基板の他方の表面に位置する第2の導体層をさらに含み、
前記第2の導体層は、前記第1のグランドパターンに接続された第3のグランドパターンと、前記第2のグランドパターンに接続された第4のグランドパターンとを含み、
前記第3のグランドパターンと前記第4のグランドパターンは、前記第2の導体層において分離されている、
請求項3に記載の無線モジュール。
【請求項5】
前記多層基板は、前記多層基板の他方の表面に位置する第2の導体層をさらに含み、
前記第2の導体層は、前記第1のグランドパターンに接続された第3のグランドパターンと、前記第2のグランドパターンに接続された第4のグランドパターンとを含み、
前記第3のグランドパターンと前記第4のグランドパターンは、前記第2の導体層において接続されており、
前記第1のグランドパターンは、前記第1のグランド端子に接続される部分と前記第2のグランド端子に接続される部分が、前記第1の導体層において分離されている、
請求項3に記載の無線モジュール。
【請求項6】
前記多層基板は、前記一方の表面と前記RFICの間に位置する第3の導体層をさらに含み、
前記第3の導体層は、積層方向から見た平面視で、前記発振回路部品及びRFICの両方と重なる第5のグランドパターンを含む、
請求項3に記載の無線モジュール。
【請求項7】
積層方向から見た平面視で、前記発振回路部品と前記RFICが重ならず、且つ、前記RFICと前記第5のグランドパターンが重ならない、
請求項3に記載の無線モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は無線モジュールに関し、特に、発振回路部品とRFICを備える無線モジュールに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、多層基板に発振回路部品とRFICが搭載された構造を有する無線モジュールが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-081017号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された無線モジュールにおいては、発振回路部品のグランド端子とRFICのグランド端子が直下のグランドパターンによって短絡されている。このため、発振回路部品によって生じる高調波ノイズがグランドパターンを介してRFICに流れ込み、その結果、通信感度が低下するおそれがあった。
【0005】
本開示においては、多層基板に発振回路部品とRFICが搭載された構造を有する無線モジュールにおいて、高調波ノイズに起因する通信感度の低下を抑制する技術が説明される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面による無線モジュールは、多層基板と、多層基板に搭載された発振回路部品及びRFICとを備え、多層基板は、RFICに設けられた複数のパッド電極に最も近い第1の導体層を含み、発振回路部品は、クロック信号を出力するクロック端子と、グランド電位が供給される第1のグランド端子とを含み、RFICは、クロック信号が供給されるクロック回路と、RF信号の送受信を行うRF回路とを含み、複数のパッド電極は、クロック回路にグランド電位を供給する第2のグランド端子と、RF回路にグランド電位を供給する第3のグランド端子とを含み、第1の導体層は、第1及び第2のグランド端子に接続される第1のグランドパターンと、第3のグランド端子に接続される第2のグランドパターンとを含み、第1のグランドパターンと第2のグランドパターンは、積層方向から見た平面視で、第2のグランド端子と第3のグランド端子の間においてギャップを構成する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、多層基板に発振回路部品とRFICが搭載された構造を有する無線モジュールにおいて、高調波ノイズに起因する通信感度の低下を抑制する技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示に係る技術の第1の実施形態による無線モジュール10の構造を説明するための模式的な断面図である。
図2は、RFIC200の模式的な平面図である。
図3は、変形例によるRFIC200の模式的な平面図である。
図4は、本実施形態による無線モジュール10の効果を示すグラフである。
図5は、本開示に係る技術の第2の実施形態による無線モジュール20の構造を説明するための模式的な断面図である。
図6は、本開示に係る技術の第3の実施形態による無線モジュール30の構造を説明するための模式的な断面図である。
図7は、本開示に係る技術の第4の実施形態による無線モジュール40の構造を説明するための模式的な断面図である。
図8は、本開示に係る技術の第5の実施形態による無線モジュール50の構造を説明するための模式的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら、本開示に係る技術の実施形態について詳細に説明する。
【0010】
図1は、本開示に係る技術の第1の実施形態による無線モジュール10の構造を説明するための模式的な断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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