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公開番号2024142693
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023054944
出願日2023-03-30
発明の名称コイル部品
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01F 17/00 20060101AFI20241003BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】接続導体と他の導体との断線を抑制できるコイル部品を提供する。
【解決手段】コイル部品1は、実装面を有している素体2と、素体2内に配置されているコイル5と、素体2の実装面に配置されている端子電極3,4と、コイル5と端子電極3,4とを接続している第一接続導体6及び第二接続導体7と、を備え、第一接続導体6及び第二接続導体7は、端子電極3,4に接続されている第一部分6A,7Aと、コイル5に接続されている第二部分6B,7Bと、第一部分6A,7Aと第二部分6B,7Bとを接続している第三部分6C,7Cと、を有し、第一部分6A,7Aにおける単位面積当たりの第一ポアP1,P11の面積は、第三部分6C,7Cにおける単位面積当たりの第三ポアP3,P33の面積よりも大きい。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
実装面を有している素体と、
前記素体内に配置されているコイルと、
前記素体の前記実装面に配置されている端子電極と、
前記コイルと前記端子電極とを接続している接続導体と、を備え、
前記接続導体は、前記端子電極に接続されている第一部分と、前記コイルに接続されている第二部分と、前記第一部分と前記第二部分とを接続している第三部分と、を有し、
前記第一部分には、複数の第一空孔が設けられており、
前記第三部分には、複数の第三空孔が設けられており、
前記第一部分における単位面積当たりの前記第一空孔の面積は、前記第三部分における単位面積当たりの前記第三空孔の面積よりも大きい、コイル部品。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
実装面を有している素体と、
前記素体内に配置されているコイルと、
前記素体の前記実装面に配置されている端子電極と、
前記コイルと前記端子電極とを接続している接続導体と、を備え、
前記接続導体は、前記端子電極に接続されている第一部分と、前記コイルに接続されている第二部分と、前記第一部分と前記第二部分とを接続している第三部分と、を有し、
前記第二部分には、複数の第二空孔が設けられており、
前記第三部分には、複数の第三空孔が設けられており、
前記第二部分における単位面積当たりの前記第二空孔の面積は、前記第三部分における単位面積当たりの前記第三空孔の面積よりも大きい、コイル部品。
【請求項3】
前記第一部分における前記端子電極との接触面に設けられている複数の前記第一空孔のうちの少なくとも一部の前記第一空孔において、当該第一空孔の少なくとも一部には、前記端子電極の一部が入り込んでいる、請求項1に記載のコイル部品。
【請求項4】
前記第二部分における前記コイルとの接触面に設けられている複数の前記第二空孔のうちの少なくとも一部の前記第二空孔において、当該第二空孔の少なくとも一部には、前記コイルの一部が入り込んでいる、請求項2に記載のコイル部品。
【請求項5】
前記端子電極は、めっき電極である、請求項1又は2に記載のコイル部品。
【請求項6】
前記コイルは、互いに電気的に接続されている複数のめっき導体を含んで構成されている、請求項1又は2に記載のコイル部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コイル部品に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
コイル部品として、たとえば特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載のコイル部品は、複数の磁性体層が積層されて形成されている素体と、素体内に配置され、互いに電気的に接続されている複数の導体パターンを含んで構成されているコイルと、素体の実装面に配置されている端子電極と、コイルと端子電極とを接続している接続導体と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-56197号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
コイル部品において、接続導体と他の導体との接続部分に応力が加わると、接続導体が他の導体から剥離し易くなり、この結果、接続導体と他の導体とが断線するおそれがある。
【0005】
本発明の一側面は、接続導体と他の導体との断線を抑制できるコイル部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の一側面に係るコイル部品は、実装面を有している素体と、素体内に配置されているコイルと、素体の実装面に配置されている端子電極と、コイルと端子電極とを接続している接続導体と、を備え、接続導体は、端子電極に接続されている第一部分と、コイルに接続されている第二部分と、第一部分と第二部分とを接続している第三部分と、を有し、第一部分には、複数の第一空孔が設けられており、第三部分には、複数の第三空孔が設けられており、第一部分における単位面積当たりの第一空孔の面積は、第三部分における単位面積当たりの第三空孔の面積よりも大きい。
【0007】
本発明の一側面に係るコイル部品では、第一部分における単位面積当たりの第一空孔の面積は、第三部分における単位面積当たりの第三空孔の面積よりも大きい。これにより、コイル部品では、第一部分と端子電極との接続部分に、第一空孔が多く存在している。そのため、コイル部品では、接続導体と端子電極との接続部分に応力が加わったとしても、応力を緩和することができる。したがって、コイル部品では、接続導体と他の導体(端子電極)との断線を抑制できる。
【0008】
(2)本発明の一側面に係るコイル部品は、実装面を有している素体と、素体内に配置されているコイルと、素体の実装面に配置されている端子電極と、コイルと端子電極とを接続している接続導体と、を備え、接続導体は、端子電極に接続されている第一部分と、コイルに接続されている第二部分と、第一部分と第二部分とを接続している第三部分と、を有し、第二部分には、複数の第二空孔が設けられており、第三部分には、複数の第三空孔が設けられており、第二部分における単位面積当たりの第二空孔の面積は、第三部分における単位面積当たりの第三空孔の面積よりも大きい。
【0009】
本発明の一側面に係るコイル部品では、第二部分における単位面積当たりの第二空孔の面積は、第三部分における単位面積当たりの第三空孔の面積よりも大きい。これにより、コイル部品では、第二部分とコイルとの接続部分に、第二空孔が多く存在している。そのため、コイル部品では、接続導体とコイルとの接続部分に応力が加わったとしても、応力を緩和することができる。したがって、コイル部品では、接続導体と他の導体(コイル)との断線を抑制できる。
【0010】
(3)上記(1)のコイル部品において、第一部分における端子電極との接触面に設けられている複数の第一空孔のうちの少なくとも一部の第一空孔において、当該第一空孔の少なくとも一部には、端子電極の一部が入り込んでいてもよい。この構成では、アンカー効果によって、端子電極と接続導体の第一部分との接合強度の向上を図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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