TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024135489
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023046198
出願日2023-03-23
発明の名称太陽電池
出願人株式会社カネカ
代理人個人,個人
主分類H01L 31/0224 20060101AFI20240927BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】半導体基板の内部応力を低減する太陽電池を提供する。
【解決手段】太陽電池1は、半導体基板11と、半導体基板11の主面に配置された導電型半導体層25,35と、導電型半導体層25,35に対応する金属電極層29,39とを備える太陽電池であって、金属電極層29,39は帯状の形状を有し、金属電極層29,39は、金属粒子が連なって堆積した層構造を有し、半導体基板11の主面側からみて、金属電極層29,39における金属粒子の大きさは0.9μm以上500μm以下である。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
半導体基板と、前記半導体基板の主面に配置された導電型半導体層と、前記導電型半導体層に対応する金属電極層とを備える太陽電池であって、
前記金属電極層は帯状の形状を有し、
前記金属電極層は、金属粒子が連なって堆積した層構造を有し、
前記半導体基板の主面側からみて、前記金属電極層における前記金属粒子の大きさは0.9μm以上500μm以下である、
太陽電池。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記半導体基板の主面に沿う前記金属電極層の断面、および、前記半導体基板の主面に交差する前記金属電極層の断面において、前記金属粒子の粒界には隙間が存在する、請求項1に記載の太陽電池。
【請求項3】
前記半導体基板の主面に交差する断面において、前記金属電極層に隣接する層と前記金属電極層の前記金属粒子との境界には隙間が存在する、請求項1または2に記載の太陽電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽電池に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
半導体基板を用いた太陽電池として、受光面側および裏面側の両面に電極が形成された両面電極型の太陽電池と、裏面側のみに電極が形成された裏面電極型の太陽電池とがある。特許文献1には両面電極型の太陽電池が開示されており、特許文献2には裏面電極型の太陽電池が開示されている。特許文献1および2に開示されているように、両面電極型であっても裏面電極型であっても、太陽電池は、半導体基板と、半導体基板の主面に配置された導電型半導体層と、導電型半導体層に対応する金属電極層とを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-152620号公報
特開2019-121627号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したように、太陽電池では、半導体基板に金属電極層が形成されているため、半導体基板に反りが生じ、半導体基板の内部に応力が生じる。このような傾向は、裏面電極型の太陽電池において顕著である。半導体基板の内部応力が大きくなると、太陽電池の信頼性が低下する。
【0005】
本発明は、半導体基板の内部応力を低減(抑制、緩和)する太陽電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る太陽電池は、半導体基板と、前記半導体基板の主面に配置された導電型半導体層と、前記導電型半導体層に対応する金属電極層とを備える太陽電池であって、前記金属電極層は帯状の形状を有し、前記金属電極層は、金属粒子が連なって堆積した層構造を有し、前記半導体基板の主面側からみて、前記金属電極層における前記金属粒子の大きさは0.9μm以上500μm以下である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、太陽電池において、半導体基板の内部応力を低減(抑制、緩和)することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る太陽電池(裏面電極型)を裏面側からみた図である。
図1の太陽電池(裏面電極型)におけるII-II線断面図である。
本実施形態に係る太陽電池(裏面電極型)の製造方法における半導体層形成工程を示す図である。
本実施形態に係る太陽電池(裏面電極型)の製造方法における透明電極層形成工程を示す図である。
本実施形態に係る太陽電池(裏面電極型)の製造方法における金属電極層形成工程を示す図である。
本実施形態の変形例に係る太陽電池(両面電極型)の断面図である。
図2の太陽電池における金属電極層の表面を撮像したSEM画像の一例である。
図5AのVB部分を拡大したSEM画像の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態の一例について説明する。なお、各図面において同一または相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。また、便宜上、ハッチングや部材符号等を省略する場合もあるが、かかる場合、他の図面を参照するものとする。
【0010】
(太陽電池)
図1は、本実施形態に係る太陽電池を裏面側からみた図であり、図2は、図1の太陽電池におけるII-II線断面図である。図1および図2に示す太陽電池1は、裏面電極型(バックコンタクト型、裏面接合型ともいう。)であってヘテロ接合型の太陽電池である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社カネカ
植毛装置
9日前
株式会社カネカ
剃刀の持手
3日前
株式会社カネカ
硬化性組成物
1日前
株式会社カネカ
結晶化促進剤
3日前
株式会社カネカ
生体内留置具
9日前
株式会社カネカ
ドレナージシステム
25日前
株式会社カネカ
牛乳及びその製造方法
1か月前
株式会社カネカ
メタクリル樹脂組成物
23日前
株式会社カネカ
医療用穿刺針の製造方法
8日前
株式会社カネカ
モダクリル繊維の製造方法
24日前
株式会社カネカ
子宮頸部挿入用カテーテル
11日前
株式会社カネカ
子宮頸部挿入用カテーテル
11日前
株式会社カネカ
モダクリル繊維の製造方法
24日前
株式会社カネカ
モダクリル樹脂の製造方法
8日前
株式会社カネカ
硬化性組成物および硬化物
16日前
株式会社カネカ
硬化性組成物および硬化物
4日前
株式会社カネカ
硬化性組成物および硬化物
4日前
株式会社カネカ
硬化性組成物および硬化物
4日前
株式会社カネカ
硬化性組成物および硬化物
4日前
株式会社カネカ
硬化性組成物および硬化物
3日前
株式会社カネカ
硬化性組成物および硬化物
29日前
株式会社カネカ
硬化性組成物および硬化物
16日前
積水ハウス株式会社
生成システム
18日前
株式会社カネカ
カテーテル及びカテーテルシステム
2日前
株式会社カネカ
子宮頸部挿入用カテーテル用ハンドル
11日前
株式会社カネカ
ポリヒドロキシアルカン酸の製造方法
4日前
株式会社カネカ
ゴム組成物、ゴム製品、および空気入りタイヤ
1日前
積水ハウス株式会社
シミュレーションシステム
18日前
株式会社カネカ
カテーテルハンドルおよびそれを備えたカテーテル
9日前
株式会社カネカ
発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子およびその利用
11日前
株式会社カネカ
太陽電池モジュールおよび太陽電池モジュール製造方法
8日前
株式会社カネカ
有機重合体の製造方法
22日前
株式会社カネカ
メタクリル樹脂及びその製造方法、樹脂組成物、ドープ、並びに樹脂フィルム
23日前
株式会社カネカ
推定モデル生成装置、推定装置、推定モデル生成方法、推定方法、及びプログラム
15日前
株式会社カネカ
メタクリル樹脂の製造方法及びメタクリル樹脂、樹脂組成物、並びに樹脂フィルム
23日前
株式会社カネカ
メタクリル樹脂の製造方法及びメタクリル樹脂、樹脂組成物、並びに樹脂フィルム
23日前
続きを見る