TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025097070
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023213136
出願日2023-12-18
発明の名称発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子およびその利用
出願人株式会社カネカ
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類C08J 9/16 20060101AFI20250623BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】予備発泡時における耐ブロッキング性に優れ、かつ、成形時の金型への充填性に優れる発泡性メタクリル酸メチル系発泡粒子を提供できる、発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子を提供する。
【解決手段】構成単位としてメタクリル酸メチル単位およびアクリル酸エステル単位を含む基材樹脂と、発泡剤と、を含み、特定量のN,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)アルキルアミンを表面に含有する、発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子を用いる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
構成単位としてメタクリル酸メチル単位およびアクリル酸エステル単位を含む基材樹脂と、発泡剤と、を含む発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子であって、
前記発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子の表面に、
発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子本体100重量部に対して0.06重量部~0.28重量部のN,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)アルキルアミンを含有する、発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記アクリル酸エステル単位は、アクリル酸ブチル単位である、請求項1に記載の発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子。
【請求項3】
前記基材樹脂は、前記樹脂100重量部に対し、2.0重量部~6.0重量部のアクリル酸ブチル単位を含む、請求項1に記載の発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子。
【請求項4】
前記発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子は、体積平均粒子径が、0.30mm~0.60mmである、請求項1に記載の発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子を発泡してなる、メタクリル酸メチル系樹脂発泡粒子。
【請求項6】
請求項5に記載のメタクリル酸メチル系樹脂発泡粒子を型内成形してなる、メタクリル酸メチル系樹脂発泡成形体。
【請求項7】
請求項6に記載のメタクリル酸メチル系樹脂発泡成形体を含む、消失模型。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子およびその利用に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
金属鋳造を行うとき、発泡成形体で作製した模型を鋳造砂に埋没し、当該発泡成形体に対して溶融金属を流し込んで発泡成形体と金属とを置換することにより、鋳物を鋳造する消失模型鋳造法(フルモールド法)が知られている。
【0003】
従来、発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子を用いて得られる発泡成形体は、表面が美麗な鋳物が得られることから、鋳造用の消失模型として広く利用されている。
【0004】
例えば、特許文献1には、アクリル系樹脂と、発泡剤と、を含む、アクリル系樹脂粒子および発泡性アクリル系樹脂粒子が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-084040号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述のような従来知られている発泡性アクリル系樹脂粒子は、予備発泡時における耐ブロッキング性、および、当該発泡性アクリル系樹脂粒子を発泡してなるアクリル系発泡粒子の、成形時の金型への充填性の観点から、改善の余地があった。
【0007】
上記のような状況にあって、本発明の一態様は、予備発泡時における耐ブロッキング性に優れ、かつ、成形時の金型への充填性に優れる発泡性メタクリル酸メチル系発泡粒子を提供できる、発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
発明者らは、前記課題を解決するため鋭意検討した結果、本発明を完成させるに至った。すなわち、本発明の一実施形態は、以下の構成を含むものである。
【0009】
〔1〕構成単位としてメタクリル酸メチル単位およびアクリル酸エステル単位を含む基材樹脂と、発泡剤と、を含む発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子であって、前記発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子の表面に、発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子本体100重量部に対して0.06重量部~0.28重量部のN,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)アルキルアミンを含有する、発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子。
【0010】
〔2〕前記アクリル酸エステル単位は、アクリル酸ブチル単位である、〔1〕に記載の発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社カネカ
植毛装置
今日
株式会社カネカ
植毛装置
1か月前
株式会社カネカ
生体内留置具
今日
株式会社カネカ
硬化性組成物
1か月前
株式会社カネカ
積層体の製造方法
1か月前
株式会社カネカ
通気パイプ構造体
1か月前
株式会社カネカ
樹脂粒子の製造方法
29日前
株式会社カネカ
太陽電池モジュール
26日前
株式会社カネカ
ドレナージシステム
16日前
株式会社カネカ
メタクリル樹脂組成物
14日前
株式会社カネカ
牛乳及びその製造方法
21日前
株式会社カネカ
子宮頸部挿入用カテーテル
2日前
株式会社カネカ
子宮頸部挿入用カテーテル
2日前
株式会社カネカ
モダクリル繊維の製造方法
15日前
株式会社カネカ
硬化性組成物および硬化物
20日前
株式会社カネカ
モダクリル繊維の製造方法
15日前
株式会社カネカ
硬化性組成物および硬化物
7日前
株式会社カネカ
硬化性組成物および硬化物
7日前
株式会社カネカ
造粒体の製造方法、及び造粒体
29日前
積水ハウス株式会社
生成システム
9日前
株式会社カネカ
子宮頸部挿入用カテーテル用ハンドル
2日前
株式会社カネカ
樹脂組成物、硬化性組成物および硬化物
26日前
株式会社カネカ
リサイクルポリエステル系樹脂を含む成形体
26日前
株式会社カネカ
モダクリル繊維の製造方法、及びモダクリル繊維
23日前
積水ハウス株式会社
シミュレーションシステム
9日前
株式会社カネカ
カテーテルハンドルおよびそれを備えたカテーテル
今日
株式会社カネカ
発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子およびその利用
2日前
株式会社カネカ
太陽電池モジュール製造方法および太陽電池モジュール
23日前
株式会社カネカ
ポリシロキサン系樹脂を含む水溶液または水分散液の製造方法
21日前
株式会社カネカ
固体撮像素子パッケージおよび固体撮像素子パッケージ製造方法
26日前
株式会社カネカ
有機重合体の製造方法
13日前
株式会社カネカ
メタクリル樹脂及びその製造方法、樹脂組成物、ドープ、並びに樹脂フィルム
14日前
株式会社カネカ
メタクリル樹脂の製造方法及びメタクリル樹脂、樹脂組成物、並びに樹脂フィルム
14日前
株式会社カネカ
推定モデル生成装置、推定装置、推定モデル生成方法、推定方法、及びプログラム
6日前
株式会社カネカ
メタクリル樹脂の製造方法及びメタクリル樹脂、樹脂組成物、並びに樹脂フィルム
14日前
株式会社カネカ
ルテニウムナノ粒子触媒の製造方法、シリル基含有化合物の製造方法、及びシリル基含有化合物
20日前
続きを見る