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公開番号
2025099756
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023216664
出願日
2023-12-22
発明の名称
太陽電池モジュールおよび太陽電池モジュール製造方法
出願人
株式会社カネカ
代理人
個人
,
個人
主分類
H10F
19/85 20250101AFI20250626BHJP()
要約
【課題】耐湿性に優れる太陽電池モジュールを提供すること。
【解決手段】本発明の一態様に係る太陽電池モジュール1は、板状の表面保護材10、太陽電池サブモジュール20および裏面保護材30をこの順番に備え、表面保護材10と裏面保護材30の間に封止材40が充填される太陽電池モジュール1であって、前記裏面保護材30は、それぞれ樹脂層311,313と金属層312とを有し、端部が互いに重複し合うシート状の複数の被服部31と、前記複数の被服部31を接着するよう前記被服部31の重複領域に介設され、かつ前記重複領域から両側に延出し、前記被服部31の端面に対向するよう膨出する防湿接着剤32と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
板状の表面保護材、太陽電池サブモジュールおよび裏面保護材をこの順番に備え、表面保護材と裏面保護材の間に封止材が充填される太陽電池モジュールであって、
前記裏面保護材は、
それぞれ樹脂層と金属層とを有し、端部が互いに重複し合うシート状の複数の被服部と、
前記複数の被服部を接着するよう前記被服部の重複領域に介設され、かつ前記重複領域から両側に延出し、前記被服部の端面に対向するよう膨出する防湿接着剤と、
を有する、太陽電池モジュール。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記防湿接着剤は、前記裏面保護材の外周部にも配設され、前記表面保護材と前記被服部を接着する請求項1に記載の太陽電池モジュール。
【請求項3】
前記防湿接着剤は、前記金属層と接する、請求項1または2に記載の太陽電池モジュール。
【請求項4】
前記樹脂層の端部は、前記重複領域の内部において前記金属層を前記防湿接着剤に接触させるよう後退している、請求項3に記載の太陽電池モジュール。
【請求項5】
前記金属層は、アルミニウムからなる、請求項1または2に記載の太陽電池モジュール。
【請求項6】
前記防湿接着剤は、ブチルゴム系熱可塑性接着剤である、請求項1または2に記載の太陽電池モジュール。
【請求項7】
前記防湿接着剤の中を通って前記重複領域を横断し、前記太陽電池サブモジュールから外部に電力を出力する引き出し線をさらに備える、請求項1または2に記載の太陽電池モジュール。
【請求項8】
前記表面保護材は、三次元曲面を有する、請求項1または2に記載の太陽電池モジュール。
【請求項9】
板状の表面保護材の上に、第1の封止材シート、太陽電池サブモジュール、第2の封止材シート、および端部が互いに重複し合う配置されるシート状の複数の被服部をこの順番に積層した状態で熱プレスする太陽電池モジュール製造方法であって、
前記複数の被服部は、それぞれ樹脂層と金属層とを有し、
前記熱プレスの際に、重複し合う前記被服部の間に、前記被服部の重複領域の幅よりも大きい幅を有する帯状の防湿接着剤を、前記重複領域から両側に延出するよう配置する、太陽電池モジュール製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽電池モジュールおよび太陽電池モジュール製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
複数の太陽電池サブモジュールを封止材によって板状の表面保護材と裏面保護材の間に封止した太陽電池モジュールが広く利用されている。さらに、用途に応じて、三次元曲面を有する太陽電池モジュールも検討されている。三次元曲面を有する太陽電池モジュールを製造する場合、各構成要素を三次元曲面状に形成することは生産性等の問題から現実的ではない。このため、三次元曲面を有する太陽電池モジュールは、一般的に、所望の三次元形状を有する表面保護材を用意し、他の部材を表面保護材に沿って湾曲させて重ねることで製造される。
【0003】
三次元曲面を有する太陽電池モジュールに関し、表面保護材の三次元形状に合わせるために、裏面保護材を複数に分割して設けることが提案されている。裏面保護材を分割する場合に、受光面側から見て裏面保護材の隙間が視認されたり、裏面側から見て裏面保護材の隙間から太陽電池サブモジュールが視認されることによる意匠性の低下を防止するために、隣接する裏面保護材にまたがるよう別部材を配置することも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開2018/150794号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
太陽電池サブモジュールの中には、例えばペロブスカイト太陽電池等の比較的水分に弱いものがある。裏面保護材を分割する場合、裏面保護材の隙間からの水分の侵入により太陽電池サブモジュールが劣化しやすくなるおそれがある。水分は裏面保護材の微細な隙間から内部に浸透し得るため、裏面保護材の隙間を別部材で覆うだけでは、水分の侵入を十分に抑制できない。
【0006】
そこで、本発明は、耐湿性に優れる太陽電池モジュールおよびその製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る太陽電池モジュールは、板状の表面保護材、太陽電池サブモジュールおよび裏面保護材をこの順番に備え、表面保護材と裏面保護材の間に封止材が充填される太陽電池モジュールであって、前記裏面保護材は、それぞれ樹脂層と金属層とを有し、端部が互いに重複し合うシート状の複数の被服部と、前記複数の被服部を接着するよう前記被服部の重複領域に介設され、かつ前記重複領域から両側に延出し、前記被服部の端面に対向するよう膨出する防湿接着剤と、を有する。
【0008】
上述の太陽電池モジュールにおいて、前記防湿接着剤は、前記裏面保護材の外周部にも配設され、前記表面保護材と前記被服部を接着してもよい。
【0009】
上述の太陽電池モジュールにおいて、前記金属層は、前記防湿接着剤と接してもよい。
【0010】
上述の太陽電池モジュールにおいて、前記樹脂層の端部は、前記重複領域の内部において前記金属層を前記防湿接着剤に接触させるよう後退していてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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