TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025095718
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211961
出願日2023-12-15
発明の名称推定モデル生成装置、推定装置、推定モデル生成方法、推定方法、及びプログラム
出願人株式会社カネカ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B01F 35/213 20220101AFI20250619BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】分散系の状態を推定することができる。
【解決手段】分散系製造装置における製造工程における特徴量であるプロセスデータ、前記分散系製造装置が製造する分散系の原料の特徴量である原料データ、前記分散系製造装置を示す特徴量である装置データ、及び前記分散系の状態の特徴量であって、前記プロセスデータ、前記原料データ及び前記装置データを含まない特徴量である状態データを教師データとして、推定対象である分散系を製造する分散系製造装置のプロセスデータ、前記推定対象である分散系の原料データ及び前記推定対象である分散系を製造する分散系製造装置の装置データを入力したときに、前記推定対象である分散系の状態データを出力するような推定モデルを生成する、推定モデル生成方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
分散系製造装置における製造工程における特徴量であるプロセスデータ、前記分散系製造装置が製造する分散系の原料の特徴量である原料データ、前記分散系製造装置を示す特徴量である装置データ、及び前記分散系の状態の特徴量であって、前記プロセスデータ、前記原料データ及び前記装置データを含まない特徴量である状態データを教師データとして、
推定対象である分散系を製造する分散系製造装置のプロセスデータ、前記推定対象である分散系の原料データ及び前記推定対象である分散系を製造する分散系製造装置の装置データを入力データとして入力したときに、前記推定対象である分散系の状態データを出力するような推定モデルを生成する、
推定モデル生成方法。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記教師データは、前記教師データに係る分散系製造装置内の不均一性の特徴量である不均一性データを含み、
前記入力データは、前記推定対象である分散系を製造する分散系製造装置内の不均一性の特徴量である不均一性データを含む、
請求項1に記載の推定モデル生成方法。
【請求項3】
前記教師データに含まれる不均一性データは、前記教師データに含まれるプロセスデータ、原料データ及び装置データをシミュレーションすることで生成されるデータである、
請求項2に記載の推定モデル生成方法。
【請求項4】
分散系製造装置における製造工程における特徴量であるプロセスデータ、前記分散系製造装置が製造する分散系の原料の特徴量である原料データ、及び前記分散系製造装置を示す特徴量である装置データを入力したときに、前記分散系の状態の特徴量であって、前記プロセスデータ、前記原料データ及び前記装置データを含まない特徴量である状態データを出力するように学習された推定モデルに、推定対象である分散系を製造する分散系製造装置のプロセスデータ、前記推定対象である分散系の原料データ及び前記推定対象である分散系を製造する分散系製造装置の装置データを入力することで、前記推定対象である分散系の状態を推定する、
推定方法。
【請求項5】
前記推定モデルは、プロセスデータ、原料データ、装置データ及び分散系製造装置内の不均一性の特徴量である不均一性データを入力したときに、状態データを出力するように学習され、
前記推定モデルに、前記推定対象である分散系に係るプロセスデータ、原料データ、装置データ及び前記推定対象である分散系の不均一性データを入力することで、前記推定対象である分散系の状態を推定する、
請求項4に記載の推定方法。
【請求項6】
前記推定対象である分散系の不均一性データは、前記推定対象である分散系に係るプロセスデータ、原料データ及び装置データに基づくシミュレーションにより算出される、
請求項5に記載の推定方法。
【請求項7】
分散系製造装置における製造工程における特徴量であるプロセスデータ、前記分散系製造装置が製造する分散系の原料の特徴量である原料データ、前記分散系製造装置を示す特徴量である装置データ、及び前記分散系の状態の特徴量であって、前記プロセスデータ、前記原料データ及び前記装置データを含まない特徴量である状態データを教師データとして、推定対象である分散系を製造する分散系製造装置のプロセスデータ、前記推定対象である分散系の原料データ及び前記推定対象である分散系を製造する分散系製造装置の装置データを入力したときに、前記推定対象である分散系の状態データを出力するような推定モデルを生成する、
推定モデル生成装置。
【請求項8】
分散系製造装置における製造工程における特徴量であるプロセスデータ、前記分散系製造装置が製造する分散系の原料の特徴量である原料データ、及び前記分散系製造装置を示す特徴量である装置データを入力したときに、前記分散系の状態の特徴量であって、前記プロセスデータ、前記原料データ及び前記装置データを含まない特徴量である状態データを出力するように機械学習の手法により学習された推定モデルに、推定対象である分散系を製造する分散系製造装置のプロセスデータ、前記推定対象である分散系の原料データ及び前記推定対象である分散系を製造する分散系製造装置の装置データを入力することで、前記推定対象である分散系の状態を推定する、
推定装置。
【請求項9】
コンピュータに、請求項1に記載の推定モデル生成方法を実行させるプログラム。
【請求項10】
コンピュータに、請求項4に記載の推定方法を実行させるプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、推定モデル生成装置、推定装置、推定モデル生成方法、推定方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
エマルジョンなどの分散系を製造する手法がある。分散系の製造において、製造される分散系の品質を改善するために、分散系の品質情報を取得することが求められている。例えば、特許文献1には、攪拌槽から逐次サンプリングを行ってエマルジョンの物性評価を行うことが開示されている。例えば、特許文献2には、攪拌槽にプローブ類を挿入し、リアルタイムでエマルジョンの物性を測定することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-324498号公報
特表2009-509732号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に開示された方法においては攪拌槽中のエマルジョンにエマルジョンの状態や各種物性を測定するセンサやプローブなどを入れることが必要である。これらの方法はコンタミネーション防止といった理由により、センサやプローブをエマルジョンなど分散系の内部に入れることができない場合には使用することができない。
本発明の目的は、分散系の状態を推定する推定モデル生成装置、推定装置、推定モデル生成方法、推定方法、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様は、分散系製造装置における製造工程における特徴量であるプロセスデータ、前記分散系製造装置が製造する分散系の原料の特徴量である原料データ、前記分散系製造装置を示す特徴量である装置データ、及び前記分散系の状態の特徴量であって、前記プロセスデータ、前記原料データ及び前記装置データを含まない特徴量である状態データを教師データとして、推定対象である分散系を製造する分散系製造装置のプロセスデータ、前記推定対象である分散系の原料データ及び前記推定対象である分散系を製造する分散系製造装置の装置データを入力データとして入力したときに、前記推定対象である分散系の状態データを出力するような推定モデルを生成する、推定モデル生成方法である。
【0006】
本発明の一態様は、分散系製造装置における製造工程における特徴量であるプロセスデータ、前記分散系製造装置が製造する分散系の原料の特徴量である原料データ、及び前記分散系製造装置を示す特徴量である装置データを入力したときに、前記分散系の状態の特徴量であって、前記プロセスデータ、前記原料データ及び前記装置データを含まない特徴量である状態データを出力するように機械学習の手法により学習された推定モデルに、推定対象である分散系を製造する分散系製造装置のプロセスデータ、前記推定対象である分散系の原料データ及び前記推定対象である分散系を製造する分散系製造装置の装置データを入力することで、前記推定対象である分散系の状態を推定する、推定方法である。
【0007】
本発明の一態様は、分散系に関するデータに含まれる解析条件データ、及び前記分散系の状態の特徴量であって、前記分散系に関するデータを含まない特徴量である状態データを教師データとして、推定対象である分散系の前記解析条件データに含まれる第一のデータ及び前記推定対象である分散系の状態データを入力データとして入力したときに、
前記推定対象である分散系の前記解析条件データに含まれ、前記第一のデータに含まれない第二のデータを出力するような推定モデルを生成する、推定モデル生成方法であって、前記分散系に関するデータは、分散系製造装置における製造工程における特徴量であるプロセスデータ、分散系製造装置が製造する分散系の原料の特徴量である原料データ及び分散系製造装置を示す特徴量である装置データである、推定モデル生成方法である。
【0008】
本発明の一態様は、分散系に関するデータに含まれる第一のデータ及び前記分散系の状態の特徴量であって、前記分散系に関するデータを含まない特徴量である状態データを入力したときに、前記分散系に関するデータに含まれ、前記第一のデータに含まれない第二のデータを出力するように学習された推定モデルに、推定対象である分散系の前記第一のデータ及び前記推定対象の分散系の状態データを入力することで、前記推定対象である分散系の前記第二のデータを推定する、推定方法であって、前記分散系に関するデータは、分散系製造装置における製造工程における特徴量であるプロセスデータ、分散系製造装置が製造する分散系の原料の特徴量である原料データ及び分散系製造装置を示す特徴量である装置データである、推定方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、分散系の状態を推定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1の実施形態に係る推定モデル生成装置の構成を示す図である。
第1の実施形態に係る推定モデル生成装置1の動作を示すフローチャートである。
第1の実施形態に係る推定装置の構成を示す図である。
第1の実施形態に係る推定装置の動作を示すフローチャートである。
第2の実施形態に係る推定モデル生成装置の構成を示す図である。
第2の実施形態に係る推定装置の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社カネカ
植毛装置
2か月前
株式会社カネカ
植毛装置
26日前
株式会社カネカ
植毛装置
1か月前
株式会社カネカ
溶接治具
2か月前
株式会社カネカ
カテーテル
2か月前
株式会社カネカ
剃刀の持手
20日前
株式会社カネカ
硬化性組成物
2か月前
株式会社カネカ
結晶化促進剤
20日前
株式会社カネカ
生体内留置具
26日前
株式会社カネカ
硬化性組成物
18日前
株式会社カネカ
屋根断熱構造体
2か月前
株式会社カネカ
耐衝撃性改良剤
2か月前
株式会社カネカ
通気パイプ構造体
2か月前
株式会社カネカ
成形体の製造方法
2か月前
株式会社カネカ
線状部材接合治具
2か月前
株式会社カネカ
積層体の製造方法
2か月前
株式会社カネカ
太陽電池モジュール
2か月前
株式会社カネカ
バルーンカテーテル
3日前
株式会社カネカ
太陽電池モジュール
1か月前
株式会社カネカ
樹脂粒子の製造方法
1か月前
株式会社カネカ
ドレナージシステム
1か月前
株式会社カネカ
バルーンカテーテル
3日前
株式会社カネカ
メタクリル樹脂組成物
1か月前
株式会社カネカ
牛乳及びその製造方法
1か月前
株式会社カネカ
医療用穿刺針の製造方法
25日前
株式会社カネカ
反射防止層形成用組成物
今日
株式会社カネカ
硬化性組成物および硬化物
1か月前
株式会社カネカ
硬化性組成物および硬化物
1か月前
株式会社カネカ
硬化性組成物および硬化物
1か月前
株式会社カネカ
モダクリル繊維の製造方法
1か月前
株式会社カネカ
子宮頸部挿入用カテーテル
28日前
株式会社カネカ
子宮頸部挿入用カテーテル
28日前
株式会社カネカ
モダクリル樹脂の製造方法
25日前
株式会社カネカ
硬化性組成物および硬化物
21日前
株式会社カネカ
硬化性組成物および硬化物
21日前
株式会社カネカ
硬化性組成物および硬化物
21日前
続きを見る