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公開番号2024144402
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2024056776
出願日2024-03-29
発明の名称光学デバイス
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 6/125 20060101AFI20241003BHJP(光学)
要約【課題】合波時の光の伝送損失を低減することができる光学デバイスを提供する。
【解決手段】本発明の光学デバイスは、基板と、基板に形成して、光の伝搬方向において基板上に位置する結合部に向かう少なくとも2つの光導波路と、を有し、光導波路は、層状部と層状部に隆起して形成された隆起部と、を備え、光の伝搬方向に垂直な断面において、少なくとも2つの光導波路の隆起部の間に位置する層状部の厚みは、光導波路の隆起部における、他の光導波路と向かい合わない側面側に位置する層状部の厚みよりも大きい。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
基板と、
前記基板に形成して、光の伝搬方向において前記基板上に位置する結合部に向かう少なくとも2つの光導波路と、を備え、
前記光導波路は、層状部と、前記層状部に隆起して形成された隆起部と、を備え、
前記光の伝搬方向に垂直な断面において、前記少なくとも2つの光導波路の隆起部の間に位置する前記層状部の厚みは、前記光導波路の隆起部における他の光導波路と向かい合わない側面側に位置する前記層状部の厚みよりも大きいことを特徴とする光学デバイス。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記光の伝搬方向に垂直な断面において、前記少なくとも2つの光導波路の隆起部の間に位置する前記層状部の厚みは、前記隆起部の頂端の前記基板からの距離の1/2以下であることを特徴とする請求項1に記載の光学デバイス。
【請求項3】
前記光導波路に隣接して形成される保護層を更に備える請求項1又は2に記載の光学デバイス。
【請求項4】
前記光導波路は、リチウムを含む酸化物で形成されていることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の光学デバイス。
【請求項5】
前記リチウムを含む酸化物は、エピキャシタル形成されたニオブ酸リチウムまたはタンタル酸リチウムであることを特徴とする請求項4に記載の光学デバイス。
【請求項6】
前記光の伝播方向に垂直な断面において、前記光導波路の隆起部における他の光導波路と向かい合わない側面と前記基板とのなす角度は、85°であることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の光学デバイス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学デバイスに関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
インターネットの普及に伴い通信量は飛躍的に増大しており、光ファイバ通信の重要性が非常に高まっている。光ファイバ通信は、電気信号を光信号に変換し、光信号を光ファイバにより伝送するものであり、広帯域、低損失、ノイズに強いという特徴を有する。
【0003】
特許文献1には、2本の入力側光ファイバから入射した光を複数の出力側光ファイバに分岐する、導波路型光分岐素子が開示されている。
【0004】
特許文献1の光分岐素子では、結合部の前段に位置する結合用導波路の側壁を斜めにすることにより、伝送損失を低減している。しかし、合波時の伝送損失をさらに低減できることが期待されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007‐114253号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、合波時の伝送損失を低減することができる光学デバイスの提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る光学デバイスは、基板と、前記基板に形成して、光の伝搬方向において前記基板上に位置する結合部に向かう少なくとも2つの光導波路と、を有し、前記光導波路は、層状部と前記層状部に隆起して形成された隆起部と、を備え、前記光の伝搬方向に垂直な断面において、前記少なくとも2つの光導波路の前記隆起部の間に位置する前記層状部の厚みは、前記光導波路の前記隆起部における、他の光導波路と向かい合わない側面側に位置する前記層状部の厚みよりも大きい。
【0008】
本発明の光学デバイスによれば、光の伝搬方向に垂直な断面において、少なくとも2つの光導波路の隆起部の間に位置する層状部の厚みが、光導波路の隆起部における、他の光導波路と向かい合わない側面側に位置する層状部の厚みよりも大きく、それにより、少なくとも2つの光導波路内を伝搬する光が結合部に近づく場合、光導波路間へ伝搬する傾向にあり、光導波路外側の光損失が減少し、合波時の光の伝送損失が低減される。
【0009】
また、本発明に係る光学デバイスにおいて、好ましくは、前記光の伝搬方向に垂直な断面において、前記少なくとも2つの光導波路の前記隆起部の間に位置する前記層状部の厚みは、前記隆起部の頂端の前記基板からの距離の1/2以下である。これにより、光の伝送損失をさらに低減することができる。
【0010】
また、本発明に係る光学デバイスにおいて、好ましくは、前記光導波路に隣接して形成される保護層を更に備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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