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公開番号2024144400
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2024056774
出願日2024-03-29
発明の名称光学デバイス
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 6/122 20060101AFI20241003BHJP(光学)
要約【課題】光学デバイスを提供する。
【解決手段】本発明の光学デバイス1は、第1の方向D1に対向する一対の主面10a、10bと主面10aに隣接する端面10cとを有する基板10と、基板10に形成され、端面10cが位置する平面方向において光入射面20cまたは光出射面20dを有する光導波路20と、を備え、光導波路20の光入射面20cおよび/または光出射面20dの少なくとも中央部は、基板10の端面10cに対して所定の角度を有する傾斜面を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1の方向に対向する一対の主面と前記主面に隣接する端面とを有する基板と、
前記基板に形成され、前記端面が位置する平面方向において光入射面または光出射面を有する光導波路と、を備え、
前記光導波路の前記光入射面および/または光出射面の少なくとも中央部は、前記基板の前記端面に対して所定の角度を有する傾斜面を含む、光学デバイス。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記傾斜面は、前記第1の方向に対して傾斜していない、請求項1に記載の光学デバイス。
【請求項3】
前記傾斜面は、前記第1の方向に対して傾斜している、請求項1に記載の光学デバイス。
【請求項4】
前記傾斜面は平面または曲面である、請求項1から3のいずれか一項に記載の光学デバイス。
【請求項5】
前記光導波路の周囲の前記基板の端部の少なくとも一部は、前記光導波路の端部とともに前記傾斜面を構成する、請求項1から4のいずれか一項に記載の光学デバイス。
【請求項6】
前記第1の方向から見て、前記光導波路の端部は、前記基板の前記端部よりも内側に位置する、請求項1から5のいずれか一項に記載の光学デバイス。
【請求項7】
前記光導波路に隣接して形成された保護層をさらに備え、
前記光導波路の周囲の前記保護層の端部の少なくとも一部は、前記光導波路の端部とともに前記傾斜面を構成する、請求項1から6のいずれか一項に記載の光学デバイス。
【請求項8】
前記第1の方向から見て、前記保護層の端部は、前記基板の端部よりも内側に位置する、請求項7に記載の光学デバイス。
【請求項9】
前記光導波路は、スラブ部と、前記スラブ部に形成されたリッジ部とを含み、
前記傾斜面は、少なくとも前記リッジ部に形成される、請求項1から8のいずれか一項に記載の光学デバイス。
【請求項10】
前記光導波路は、電気光学材料のフィルムから形成される、請求項1から9のいずれか一項に記載の光学デバイス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学デバイスに関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、光ファイバ伝送の普及に伴い、複数の光学素子を高密度で集積する技術が求められている。この技術の1つとして、石英系平面光導波路(以下、PLC(Planar Lightwave Circuit)ともいう)が知られている。石英系PLCは、低損失、高信頼性、高設計自由度などの利点があり、複合機能が一体集積化されたプラットフォームになることが期待される。
【0003】
実際には、送信側ステーションにおける受光装置において、フォトダイオード(以下、PDともいう)などの受光素子からなる光モジュール、または、レーザダイオード(以下、LDともいう)などの発光素子(例えばRGB光半導体素子)は、合分波器、分岐結合器、光変調器などの機能素子が形成されたPLCと光結合によって実装されている。また、例えば、波長分割多重伝送方式のノード装置において、PLCにおける複数の光導波路の光強度をモニタするために、複数のLD、PDが集積化して実装されている。
【0004】
LDとPLCを接合するとき、自動電力制御(APC:Automatic Power Control)は、省エネルギーの観点(入力電流と発熱)から、低損失化、低消費電力化に対するニーズが大きく、光の結合損失を極力抑えることが求められている。
【0005】
しかしながら、従来のPLCでは、光導波路の端部が基板の端部と面一になっているため、一部の光は接合界面で反射しやすく、光の複数回の反射と戻り光は、LDを損傷し、光の結合損失に繋がる恐れがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開第2015-197616号公報
【発明の概要】
【0007】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、光の反射減衰量を低減し、光の結合損失を低減する光学デバイスを提供することを目的としている。
【0008】
本発明の一実施の形態は、第1の方向に対向する一対の主面と主面に隣接する端面とを有する基板と、基板に形成され、端面が位置する平面方向において光入射面または光出射面を有する光導波路と、を備え、光導波路の光入射面および/または光出射面の少なくとも中央部は、基板の端面に対して所定の角度を有する傾斜面を含む光学デバイスを提供する。
【0009】
本発明の光学デバイスによれば、光導波路の光入射面および/または光出射面の少なくとも中央部が基板の端面に対して所定の角度を有する傾斜面を含むことによって、光の反射減衰量を低減し、光の結合損失を低減することができる。
【0010】
また、本発明の光学デバイスにおいて、好ましくは、傾斜面は第1の方向に対して傾斜していない。
(【0011】以降は省略されています)

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