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公開番号
2025058548
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023168543
出願日
2023-09-28
発明の名称
軟磁性合金および磁性部品
出願人
TDK株式会社
代理人
前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類
C22C
38/00 20060101AFI20250402BHJP(冶金;鉄または非鉄合金;合金の処理または非鉄金属の処理)
要約
【課題】コアロスを低下させた磁性部品を作製できる軟磁性合金を提供する。
【解決手段】少なくともFeおよびCuを含有する軟磁性合金である。軟磁性合金は少なくとも1個のCuクラスタを含む。任意の断面において、Cuクラスタ内でCuの濃度が最も高い点を点C、点Cを通過するCuクラスタの径の中で最も長い径をCu長径、点CにおけるCuの濃度をC
max
とする。軟磁性合金のCuの濃度をC
ave
とする。Cu長径上で点Cを含み、かつ、Cuの濃度が連続して(0.5×C
max
)以上である部分の長さをAとする。Cu長径上で点Cを含み、かつ、Cuの濃度が連続して(2×C
ave
)以上である部分の長さをBとする。軟磁性合金におけるA/Bの平均が0.40以上0.70以下である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくともFeおよびCuを含有する軟磁性合金であって、
前記軟磁性合金は少なくとも1個のCuクラスタを含み、
任意の断面において、前記Cuクラスタ内でCuの濃度が最も高い点を点C、前記点Cを通過する前記Cuクラスタの径の中で最も長い径をCu長径、前記点CにおけるCuの濃度をC
max
とし、
前記軟磁性合金のCuの濃度をC
ave
とし、
前記Cu長径上で前記点Cを含み、かつ、Cuの濃度が連続して(0.5×C
max
)以上である部分の長さをAとし、
前記Cu長径上で前記点Cを含み、かつ、Cuの濃度が連続して(2×C
ave
)以上である部分の長さをBとして、
前記軟磁性合金におけるA/Bの平均が0.40以上0.70以下である軟磁性合金。
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
前記軟磁性合金におけるA/Bの分散(σ
2
)が0.13未満である請求項1に記載の軟磁性合金。
【請求項3】
前記軟磁性合金におけるC
max
の平均が9.9at%以上52.1%以下である請求項1または2に記載の軟磁性合金。
【請求項4】
前記軟磁性合金が結晶相および非晶質相を有する請求項1または2に記載の軟磁性合金。
【請求項5】
薄帯形状である請求項1または2に記載の軟磁性合金。
【請求項6】
粉末形状である請求項1または2に記載の軟磁性合金。
【請求項7】
請求項1または2に記載の軟磁性合金を含む磁性部品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、軟磁性合金および磁性部品に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、組成を特定の範囲内とすることでコアロスを低減させたコアが得られる合金が記載されている。
【0003】
特許文献2には、Fe、B、PおよびCuを含み、3次元アトムプローブで測定可能な各種パラメータ、例えば、Cuクラスタの密度を特定の範囲内とすることで軟磁気特性を向上させたナノ結晶軟磁性合金が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第3287481号公報
国際公開第2021/132254号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、コアロスを低下させた磁性部品を作製できる軟磁性合金を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、本発明に係る軟磁性合金は、
少なくともFeおよびCuを含有する軟磁性合金であって、
前記軟磁性合金は少なくとも1個のCuクラスタを含み、
任意の断面において、前記Cuクラスタ内でCuの濃度が最も高い点を点C、前記点Cを通過する前記Cuクラスタの径の中で最も長い径をCu長径、前記点CにおけるCuの濃度をC
max
とし、
前記軟磁性合金のCuの濃度をC
ave
とし、
前記Cu長径上で前記点Cを含み、かつ、Cuの濃度が連続して(0.5×C
max
)以上である部分の長さをAとし、
前記Cu長径上で前記点Cを含み、かつ、Cuの濃度が連続して(2×C
ave
)以上である部分の長さをBとして、
前記軟磁性合金におけるA/Bの平均が0.40以上0.70以下である。
【0007】
前記軟磁性合金におけるA/Bの分散(σ
2
)が0.13未満であってもよい。
【0008】
前記軟磁性合金におけるC
max
の平均が9.9at%以上52.1at%以下であってもよい。
【0009】
前記軟磁性合金が結晶相および非晶質相を有してもよい。
【0010】
前記軟磁性合金が薄帯形状であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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