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公開番号2025074343
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2025035209,2021164034
出願日2025-03-06,2021-10-05
発明の名称積層コイル部品
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01F 17/04 20060101AFI20250502BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】特性劣化を抑制する積層コイル部品を提供する。
【解決手段】積層コイル部品1は、素体2とコイル7と外部電極3,4とを備える。素体2は、主面2aと、第一方向D1で互いに対向している側面2b,2cと、第二方向で互いに対向している一対の端面2d,2eと、を有する。外部電極3,4は、コイル7と電気的に接続されている。コイル7は、第一方向D1に並んでいる複数のコイル導体71~77を有する。外部電極3,4は、第一方向D1に並んでいる複数の電極導体31~35,41~45を有する。複数のコイル導体72~76は、複数の電極導体31~35,41~45と同層に位置する。コイル導体71は、複数の電極導体31~35,41~45のいずれとも同層に位置していない。コイル導体77は、複数の電極導体31~35,41~45のいずれとも同層に位置していない。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
実装面を構成する主面と、第一方向で互いに対向している第一及び第二側面と、第二方向で互いに対向している一対の端面と、を有する素体と、
前記素体内に配置されているコイルと、
前記コイルと電気的に接続されていると共に前記素体に配置されている外部電極と、を備え、
前記コイルは、前記第一方向に並んでいると共に互いに接続されている複数のコイル導体を有し、
前記外部電極は、前記第一方向に並んでいると共に互いに接続されている複数の電極導体を有し、
前記複数のコイル導体は、
前記複数の電極導体と同層に位置する複数の第一コイル導体と、
前記複数の電極導体のうち最も前記第一側面寄りに位置する第一最外電極導体と電気的に接続されている第二コイル導体と、
前記複数の電極導体のうち最も前記第二側面寄りに位置する第二最外電極導体と電気的に接続されている第三コイル導体と、を含み、
前記第一最外電極導体及び前記第二最外電極導体のそれぞれは、少なくとも前記主面に露出するように配置されている第一導体部分と、前記第一導体部分と連続していると共に前記第一方向から見て前記素体内に突出している第二導体部分と、を有し、
前記第二コイル導体は、前記第一方向から見て前記第一最外電極導体の前記第二導体部分と互いに重なり合うと共に、前記第一最外電極導体の前記第二導体部分と電気的に接続されており、
前記第三コイル導体は、前記第一方向から見て前記第二最外電極導体の前記第二導体部分と互いに重なり合うと共に、前記第二最外電極導体の前記第二導体部分と電気的に接続されている、
積層コイル部品。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記第二コイル導体及び前記第三コイル導体のそれぞれは、前記コイルでの環状の軌道の一部を構成する第三導体部分と、前記第三導体部分と連続していると共に前記第一方向から見て前記環状の軌道の外側に突出している第四導体部分と、を有し、
前記第二コイル導体の前記第四導体部分は、前記第一方向から見て前記第一最外電極導体の前記第二導体部分と互いに重なり合うと共に、前記第一最外電極導体の前記第二導体部分と電気的に接続されており、
前記第三コイル導体の前記第四導体部分は、前記第一方向から見て前記第二最外電極導体の前記第二導体部分と互いに重なり合うと共に、前記第二最外電極導体の前記第二導体部分と電気的に接続されている、請求項1に記載の積層コイル部品。
【請求項3】
前記第一最外電極導体の前記第二導体部分と、前記第二コイル導体の前記第四導体部分とは、前記第一方向で接続されており、
前記第二最外電極導体の前記第二導体部分と、前記第三コイル導体の前記第四導体部分とは、前記第一方向で接続されている、請求項2に記載の積層コイル部品。
【請求項4】
前記第一最外電極導体の前記第二導体部分の幅は、前記第二コイル導体の前記第四導体部分の幅と異なっており、
前記第二最外電極導体の前記第二導体部分の幅は、前記第三コイル導体の前記第四導体部分の幅と異なっている、
請求項2又は3に記載の積層コイル部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、積層コイル部品に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
素体と、互いに接続されている複数のコイル導体を有するコイルと、互いに接続されている複数の電極導体をそれぞれ有する一対の外部電極と、を備えている積層コイル部品が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-153009号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された積層コイル部品では、たとえば環境温度が変化する場合に素体と外部電極との熱膨張率又は熱収縮率の差に起因して、外部電極が素体から剥がれる場合がある。外部電極が素体から剥がれると、積層コイル部品の特性が劣化するおそれがある。積層コイル部品の特性は、たとえば、電気的特性又は磁気的特性を含む。
【0005】
本発明の複数の態様のそれぞれは、特性劣化を抑制する積層コイル部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第一の態様に係る積層コイル部品は、素体と、コイルと、外部電極と、を備える。素体は、実装面を構成する主面と、第一方向で互いに対向している第一及び第二側面と、第二方向で互いに対向している一対の端面と、を有する。コイルは、素体内に配置されている。外部電極は、コイルと電気的に接続されていると共に素体に配置されている。コイルは、第一方向に並んでいると共に互いに接続されている複数のコイル導体を有する。外部電極は、第一方向に並んでいると共に互いに接続されている複数の電極導体を有する。複数のコイル導体は、複数の第一コイル導体と、第二コイル導体と、第三コイル導体とを含む。複数の第一コイル導体は、複数の電極導体と同層に位置する。第二コイル導体は、複数の電極導体のいずれとも同層に位置せず、複数の電極導体のうち最も第一側面寄りに位置する第一最外電極導体と電気的に接続されている。第三コイル導体は、複数の電極導体のいずれとも同層に位置せず、複数の電極導体のうち最も第二側面寄りに位置する第二最外電極導体と電気的に接続されている。
【0007】
上記第一の態様では、複数の電極導体は、複数の第一コイル導体と同層に位置し、第二コイル導体及び第三コイル導体と同層に位置していない。そのため、複数の電極導体が第二コイル導体及び第三コイル導体と同層にも位置している構成と比べて、第一方向での素体に対する外部電極のボリュームが小さい。したがって、上記第一の態様では、素体と外部電極との熱膨張率又は熱収縮率の差に起因する、外部電極の素体からの剥がれが生じ難い。この結果、積層コイル部品の特性劣化が抑制される。
【0008】
上記第一の態様では、第一最外電極導体及び第二最外電極導体のそれぞれは、少なくとも主面に露出するように配置されている第一導体部分と、第一導体部分と連続していると共に第一方向から見て素体内に突出している第二導体部分と、を有していてもよい。第二コイル導体は、第一方向から見て第一最外電極導体の第二導体部分と互いに重なり合うと共に、第一最外電極導体の第二導体部分と電気的に接続されていてもよい。第三コイル導体は、第一方向から見て第二最外電極導体の第二導体部分と互いに重なり合うと共に、第二最外電極導体の第二導体部分と電気的に接続されていてもよい。
第一最外電極導体及び第二最外電極導体のそれぞれが、第一方向から見て素体内に突出している第二導体部分を有し、第二コイル導体及び第三コイル導体のそれぞれが、第一方向から見て第二導体部分と重なり合っている場合、コイルと外部電極との接続がより確実に行われる。
【0009】
上記第一の態様では、第二コイル導体及び第三コイル導体のそれぞれは、コイルでの環状の軌道の一部を構成する第三導体部分と、第三導体部分と連続していると共に第一方向から見て環状の軌道の外側に突出している第四導体部分と、を有していてもよい。第二コイル導体の第四導体部分は、第一方向から見て第一最外電極導体の第二導体部分と互いに重なり合うと共に、第一最外電極導体の第二導体部分と電気的に接続されていてもよい。第三コイル導体の第四導体部分は、第一方向から見て第二最外電極導体の第二導体部分と互いに重なり合うと共に、第二最外電極導体の第二導体部分と電気的に接続されていてもよい。
第二コイル導体及び第三コイル導体のそれぞれが、第一方向から見てコイルの環状の軌道の外側に突出している第四導体部分を有し、第二コイル導体及び第三コイル導体それぞれの第四導体部分が、第一方向から見て第一最外電極導体及び第二最外電極導体それぞれの第二導体部分と重なり合っている場合、コイルと外部電極との接続がより確実に行われる。
【0010】
上記第一の態様では、第一最外電極導体の第二導体部分と、第二コイル導体の第四導体部分とは、第一方向で接続されていてもよい。第二最外電極導体の第二導体部分と、第三コイル導体の第四導体部分とは、第一方向で接続されていてもよい。
第一最外電極導体の第二導体部分と、第二コイル導体の第四導体部分とが、第一方向で接続され、第二最外電極導体の第二導体部分と、第三コイル導体の第四導体部分とが、第一方向で接続されている場合、異なる層に位置する第二導体部分と第四導体部分とが適切に接続され、コイルと外部電極との電気的な接続がより確実に維持される。この結果、積層コイル部品の特性劣化が抑制される。
(【0011】以降は省略されています)

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