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公開番号2025084862
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2025030170,2021060964
出願日2025-02-27,2021-03-31
発明の名称フェライト組成物、電子部品、および、電源装置
出願人TDK株式会社
代理人前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類C04B 35/38 20060101AFI20250527BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約【課題】コアのサイズまたは形状の違いによる渦電流損失の変化を低減することができるフェライト組成物と、当該フェライト組成物を用いた電子部品と、当該電子部品を用いた電源装置を提供すること。
【解決手段】主成分と第1副成分と第2副成分とを有し、主成分は、51.0~53.5モル%の酸化鉄と、7~16.5モル%の酸化亜鉛と、残部である酸化マンガンと、で構成され、主成分100質量部に対して、第1副成分として、コバルトを0.09~0.27質量部、チタンを0.13~0.225質量部、含有しており、主成分100質量部に対して、第2副成分として、ケイ素、ニオブ、バナジウムおよびカルシウムをy質量部、含有しており、平均結晶粒径がxμmであり、yは、0.10~0.32であり、xは、6~18であり、yおよびxは、式(1)および(2)を満たすフェライト組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
主成分と第1副成分と第2副成分とを有し、
前記主成分は、Fe
2

3
換算で51.0~53.5モル%の酸化鉄と、ZnO換算で7~16.5モル%の酸化亜鉛と、残部である酸化マンガンと、で構成され、
前記主成分100質量部に対して、前記第1副成分として、コバルトをCoO換算で0.09~0.27質量部、チタンをTiO
2
換算で0.13~0.225質量部、含有しており、
前記主成分100質量部に対して、前記第2副成分として、ケイ素、ニオブ、バナジウムおよびカルシウムをそれぞれSiO
2
換算、Nb
2

5
換算、V
2

5
換算およびCaCO
3
換算した総量をy質量部、含有しており、
平均結晶粒径がxμmであり、
前記yは、0.10~0.32であり、
前記xは、6~18であり、
前記yおよび前記xは、下記式(1)および(2)を満たし、
電気抵抗率が5Ω・m以上であるフェライト組成物。
y+0.014x≧0.229 ・・・(1)
y+0.020x≦0.549 ・・・(2)
続きを表示(約 77 文字)【請求項2】
請求項1に記載のフェライト組成物を含む電子部品。
【請求項3】
請求項2に記載の電子部品を備える電源装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フェライト組成物と、当該フェライト組成物を含む電子部品ならびに電源装置に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電子機器の小型化と高効率化が進み、電源装置などに使用される電子部品にも小型化・高効率化が強く求められている。小型化・高効率化のためコイルやトランスなどの電子部品に用いられるフェライト焼結体には低損失特性が要求される。
【0003】
一般的にフェライト組成物の磁心損失Pcvは、ヒステリシス損失Phv、渦電流損失Pevおよび残留損失Prvからなり、渦電流損失Pevは、コア(磁心)のサイズまたは形状により大きく変化する。これまでの技術では、コアのサイズまたは形状の違いによる渦電流損失Pevの変化を抑制することができず、実際にフェライトコアを作製した際に、設計通りの値を得られないことが多かった。
【0004】
特許文献1では、磁気異方性と磁歪が小さくなる主成分の調整、十分な電気抵抗率が得られる副成分の調整、不可避不純物量の制御により、300kHz-100mT,100℃での低損失化がなされている。
【0005】
また、特許文献2では、トランスの熱暴走防止に主眼を置き、CoOおよびTiO
2
を同時に添加することにより、120℃以上での損失低減がなされている。
【0006】
さらに、特許文献3では、CoOおよびTiO
2
を同時添加した組成物で100~300kHzでの損失低減がなされている。
【0007】
さらに、特許文献4では、体積抵抗率および平均結晶粒径の適正化により、広い温度範囲で低損失化がなされている。
【0008】
しかし、特許文献1~特許文献4ではコア形状の違いによる渦電流損失の変化について検討されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特許第6730545号公報
特許第5786322号公報
特開2004-35372号公報
国際公開2017/164350号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、このような実情を鑑みてなされ、その目的は、コアのサイズまたは形状の違いによる渦電流損失の変化を低減することができるフェライト組成物と、当該フェライト組成物を用いた電子部品と、当該電子部品を用いた電源装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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