TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025063834
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-16
出願番号
2024158333
出願日
2024-09-12
発明の名称
コイル装置
出願人
TDK株式会社
代理人
前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類
H01F
27/29 20060101AFI20250409BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】鍔部に対する端子具の取付安定性が高いコイル装置を提供すること。
【解決手段】コイル装置1は、ワイヤ10が巻回された巻回部11と、巻回部11が設けられた巻芯部21と、巻芯部21の軸方向の端部に形成された鍔部22aとを有するコア20と、鍔部22aに取り付けられた端子具30aと、を有する。端子具30aは、鍔部22aの外端面224に配置された本体部31と、本体部31に連続し、外端面224から実装面221に向かって屈曲する実装部32と、本体部31に連続し、外端面224から側面225に向かって屈曲する継線部33とを有する。実装部32は、隙間320を介して離間する複数の実装片321および322を有する。本体部31は、接着剤によって、外端面224に接着されている。
【選択図】図1A
特許請求の範囲
【請求項1】
ワイヤが巻回された巻回部と、
前記巻回部が設けられた巻芯部と、前記巻芯部の軸方向の端部に形成された鍔部とを有するコアと、
前記鍔部に取り付けられた端子具と、を有し、
前記端子具は、前記鍔部の外端面に配置された本体部と、前記本体部に連続し、前記外端面から前記鍔部の実装面に向かって屈曲する実装部と、前記本体部に連続し、前記外端面から前記鍔部の側面に向かって屈曲する継線部とを有し、
前記実装部は、隙間を介して離間する複数の実装片を有し、
前記本体部は、接着剤によって、前記外端面に接着されているコイル装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記ワイヤは、前記巻回部から引き出された引出部を有し、
前記継線部は、前記引出部が接続された継線片と、前記継線片から分岐し、前記継線片に対して折り曲げ可能な溶接片とを有し、
前記溶接片は、前記引出部を挟み込みつつ、溶接されている請求項1に記載のコイル装置。
【請求項3】
前記継線部は、前記継線片から分岐し、前記継線片に対して折り曲げ可能な仮カシメ片を有し、
前記仮カシメ片は、前記溶接片よりも、前記巻回部に近接している請求項2に記載のコイル装置。
【請求項4】
前記ワイヤは、前記巻回部から引き出された引出部を有し、
前記継線部は、前記引出部とともに、レーザ溶接されている請求項1~3のいずれかに記載のコイル装置。
【請求項5】
前記鍔部は、前記側面に形成され、前記継線部の少なくとも一部が収容された側方切り欠き部を有し、
前記側方切り欠き部は、前記実装面に向かって延在している請求項1~3のいずれかに記載のコイル装置。
【請求項6】
前記鍔部は、前記巻芯部の軸方向の一端に形成された第1鍔部と、前記巻芯部の軸方向の他端に形成された第2鍔部とを有し、
前記端子具は、前記第1鍔部に取り付けられた第1端子具と、前記第2鍔部に取り付けられた第2端子具とを有し、
前記継線部は、前記第1端子具に具備された第1継線部と、前記第2端子具に具備された第2継線部とを有し、
前記側方切り欠き部は、前記第1鍔部の側面に形成され、前記第1継線部の少なくとも一部が収容された第1側方切り欠き部と、前記第2鍔部の側面に形成され、前記第2継線部の少なくとも一部が収容された第2側方切り欠き部とを有し、
前記巻芯部の軸方向から見て、前記第1側方切り欠き部と、前記第2側方切り欠き部とは、前記軸方向に垂直な方向において同一側に位置する請求項5に記載のコイル装置。
【請求項7】
前記実装面に垂直な方向において、前記側方切り欠き部の深さは、前記鍔部の高さの1/2よりも大きい請求項5に記載のコイル装置。
【請求項8】
前記鍔部は、前記実装面に形成された凹部を有し、
前記凹部の少なくとも一部は、前記隙間の内側に位置する請求項1~3のいずれかに記載のコイル装置。
【請求項9】
複数の前記実装片の少なくとも1つは、接着剤によって、前記実装面に接着されている請求項1~3のいずれかに記載のコイル装置。
【請求項10】
前記端子具は、前記外端面に配置され、前記本体部から前記実装部とは反対側に向かって延在する拡張本体部を有する請求項1~3のいずれかに記載のコイル装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、端子具を有するコイル装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に示されるように、従来から、コアの鍔部に端子具が設けられたコイル装置が知られている。特許文献1のコイル装置において、端子具は、鍔部に嵌合する嵌合部を有する。嵌合部は、鍔部の下面(実装面)に配置された実装部と、鍔部の上面(実装面とは反対側の面)に配置された継線部と、鍔部の外端面に配置された本体部とを有する。実装部は実装基板のランドパターンに接続され、継線部はコイルの引出部に接続される。鍔部の下面と上面とは、実装部と継線部とによって挟み込まれており、嵌合部によって、端子具を鍔部に固定することができる。
【0003】
ところで、特許文献1のコイル装置では、端子具を鍔部に取り付けるときに、嵌合部が本体部の軸周りに回転し、嵌合部が所望の向きとは異なる向きで鍔部に固定される場合がある。この場合、コイル装置を基板に実装するときに、実装部を基板のランドパターンの所望の位置に配置することが困難になるおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-56934号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、鍔部に対する端子具の取付安定性が高いコイル装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るコイル装置は、
ワイヤが巻回された巻回部と、
前記巻回部が設けられた巻芯部と、前記巻芯部の軸方向の端部に形成された鍔部とを有するコアと、
前記鍔部に取り付けられた端子具と、を有し、
前記端子具は、前記鍔部の外端面に配置された本体部と、前記本体部に連続し、前記外端面から前記鍔部の実装面に向かって屈曲する実装部と、前記本体部に連続し、前記外端面から前記鍔部の側面に向かって屈曲する継線部とを有し、
前記実装部は、隙間を介して離間する複数の実装片を有し、
前記本体部は、接着剤によって、前記外端面に接着されている。
【0007】
本発明に係るコイル装置では、端子具が、鍔部の外端面に配置された本体部と、本体部に連続し、鍔部の外端面から側面に向かって屈曲する継線部とを有する。そのため、本体部と継線部とが、共同して、ストッパ(回転止め)として機能し、端子具が実装面に平行な面内で回転(回動)しにくくなる。これにより、端子具が所望の向きで鍔部に固定され、鍔部に対する端子具の取付安定性を高めることができる。また、本体部は、接着剤によって、外端面に接着されている。そのため、鍔部に対する端子具の取付安定性が向上する。また、端子具の位置ずれが抑制され、端子具が実装面に平行な面内で回転(回動)することを効果的に防止することができる。
【0008】
また、端子具は、本体部に連続し、鍔部の外端面から実装面に向かって屈曲する実装部を有する。そして、実装部は、隙間を介して離間する複数の実装片を有する。そのため、隙間の面積に応じて、実装部の面積が低減される。これにより、実装基板のランドパターンの面積が低減され、ランドパターンの浮遊容量を低減することができる。また、例えばハンダによってコイル装置を実装基板に実装する場合、実装片から本体部にかけて、広範囲にハンダフィレットを形成することができる。
【0009】
前記ワイヤは、前記巻回部から引き出された引出部を有し、前記継線部は、前記引出部が接続された継線片と、前記継線片から分岐し、前記継線片に対して折り曲げ可能な溶接片とを有し、前記溶接片は、前記引出部を挟み込みつつ、溶接されていてもよい。溶接片によって引出部を挟み込むことにより、継線部の所望の位置に引出部を固定することができる。これにより、引出部の溶接が容易になるとともに、引出部の溶接位置のばらつきを防止することができる。
【0010】
前記継線部は、前記継線片から分岐し、前記継線片に対して折り曲げ可能な仮カシメ片を有し、前記仮カシメ片は、前記溶接片よりも、前記巻回部に近接していてもよい。この場合、仮カシメ片によって引出部を仮固定した後に、溶接片によって引出部を挟み込み、溶接片を引出部とともに溶接することができる。これにより、引出部の溶接がさらに容易になるとともに、引出部の溶接位置の精度がさらに向上する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
TDK株式会社
センサ
13日前
TDK株式会社
電子部品
7日前
TDK株式会社
電子部品
12日前
TDK株式会社
コイル装置
6日前
TDK株式会社
温度センサ
13日前
TDK株式会社
全固体電池
6日前
TDK株式会社
電力変換装置
5日前
TDK株式会社
センサデバイス
12日前
TDK株式会社
軟磁性合金および磁性部品
13日前
TDK株式会社
コイル部品および電源装置
12日前
TDK株式会社
コイル部品および電源装置
12日前
TDK株式会社
電力変換装置および電力供給システム
6日前
TDK株式会社
電力変換装置および電力供給システム
13日前
TDK株式会社
電子デバイス用部材及び電子デバイス
14日前
TDK株式会社
ナノグラニュラー磁性膜および電子部品
12日前
TDK株式会社
ナノグラニュラー磁性膜および電子部品
12日前
TDK株式会社
軟磁性金属粒子、圧粉磁心および磁性部品
12日前
TDK株式会社
軟磁性金属粉末、磁気コアおよび磁性部品
13日前
TDK株式会社
電子部品
12日前
個人
超音波接合
6日前
日星電気株式会社
平型電線
15日前
株式会社FLOSFIA
半導体装置
12日前
株式会社GSユアサ
蓄電設備
14日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
5日前
株式会社村田製作所
電池
12日前
株式会社村田製作所
電池
12日前
キヤノン株式会社
無線通信装置
7日前
株式会社村田製作所
電池
12日前
シチズン電子株式会社
発光装置
5日前
株式会社村田製作所
電池
13日前
日星電気株式会社
ケーブルの接続構造
12日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
14日前
ローム株式会社
半導体装置
13日前
住友電装株式会社
コネクタ
12日前
住友電装株式会社
コネクタ
13日前
オムロン株式会社
スイッチング素子
13日前
続きを見る
他の特許を見る