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公開番号2025054920
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023164154
出願日2023-09-27
発明の名称固体電解質及び全固体電池
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01B 1/08 20060101AFI20250401BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】全固体電池の初期充放電効率を高めることができる固体電解質を提供することを目的とする。
【解決手段】この固体電解質は、AaAlbZr1-b+αGcOdXe・・・(1)で表される。式(1)において、Aは、Li、K、Naからなる群から選択されるいずれか1つ以上であり、Gは、Mg、Ca、Sr、Ba、Y、Yb、Sc、La、Ce、Hf、Ta、W、Nbからなる群から選択されるいずれか1つ以上であり、Xは、F、Cl、Br、Iからなる群から選択されるいずれか1つ以上であり、aは、0.1<a<2+b+βを満たし、bは、0.1≦b≦0.9を満たし、cは、0≦c<0.5を満たし、dは、0.01<d<3を満たし、eは、2.5<e<6.1を満たし、αは、-0.5<α<0.3を満たし、βは、Gの価数に応じた値である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】


Al

Zr
1-b+α






・・・(1)で表され、
式(1)において、
Aは、Li、K、Naからなる群から選択されるいずれか1つ以上であり、
Gは、Mg、Ca、Sr、Ba、Y、Yb、Sc、La、Ce、Hf、Ta、W、Nbからなる群から選択されるいずれか1つ以上であり、
Xは、F、Cl、Br、Iからなる群から選択されるいずれか1つ以上であり、
aは、0.1<a<2+b+βを満たし、
bは、0.1≦b≦0.9を満たし、
cは、0≦c<0.5を満たし、
dは、0.01<d<3を満たし、
eは、2.5<e<6.1を満たし、
αは、-0.5<α<0.3を満たし、
βは、
Gが5価の元素の場合は-cでありかつb>c+0.01を満たし、
Gが4価の元素又はGを含まない場合は0であり、
Gが3価の元素の場合はcであり、
Gが2価の元素の場合は2cであり、
Cu-Kα線を用いたX線回折測定で得られるX線回折パターンが、第1条件又は第2条件を満たし、
前記第1条件は、第2強度を第1強度で割った第1強度比と、第2強度を第3強度で割った第2強度比と、がいずれも、2.0以下であるという条件であり、
前記第1強度は、回折角29.5°±0.5°の第1範囲における最大回折強度であり、
前記第2強度は、回折角31.9°±0.5°の第2範囲における最大回折強度であり、
前記第3強度は、回折角34.6°±0.5°の第3範囲における最大回折強度であり、
前記第2条件は、前記第1範囲、前記第2範囲及び前記第3範囲にピークを有さないという条件である、
固体電解質。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記式(1)において、XはClを含む、請求項1に記載の固体電解質。
【請求項3】
前記式(1)において、XはCl及びF、Br、Iからなる群から選択されるいずれか1つ以上を含む、請求項1に記載の固体電解質。
【請求項4】
前記式(1)において、XはClである、請求項1に記載の固体電解質。
【請求項5】
前記式(1)において、AはLiである、請求項1に記載の固体電解質。
【請求項6】
前記式(1)において、AはNaである、請求項1に記載の固体電解質。
【請求項7】
前記式(1)において、aは、0.5<a<2+b+βを満たす、請求項1に記載の固体電解質。
【請求項8】
前記式(1)において、bは、0.3≦b≦0.7を満たし、1+α+cは、0.8<1+α+c<1.2を満たす、請求項1に記載の固体電解質。
【請求項9】
前記式(1)において、cは、0≦c≦0.3を満たす、請求項1に記載の固体電解質。
【請求項10】
酸化物粒子をさらに含み、
前記酸化物粒子の粒径が5.0μm以下である、請求項1に記載の固体電解質。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、固体電解質及び全固体電池に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、エレクトロニクス技術の発達はめざましく、携帯電子機器の小型軽量化、薄型化、多機能化が図られている。電子機器の電源となる電池に対しても、小型軽量化、薄型化、信頼性向上が強く望まれている。このため、電解質として固体電解質を用いる全固体電池が注目されている。固体電解質として、酸化物系固体電解質、硫化物系固体電解質、錯体水素化物系固体電解質、ハライド系固体電解質等が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、A
2+a

1-b+α






で表されるハライド系固体電解質が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2021/024785号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ハライド系固体電解質は、酸化物系固体電解質、硫化物系固体電解質、錯体水素化物系固体電解質等よりイオン伝導度が高いと言われている。一方で、ハライド系固体電解質を用いた全固体電池は、初期充放電効率の向上が求められている。
【0006】
本開示は上記問題に鑑みてなされたものであり、全固体電池の初期充放電効率を高めることができる固体電解質を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、以下の手段を提供する。
【0008】
第1の態様にかかる固体電解質は、A

Al

Zr
1-b+α






・・・(1)で表される。式(1)において、Aは、Li、K、Naからなる群から選択されるいずれか1つ以上であり、Gは、Mg、Ca、Sr、Ba、Y、Yb、Sc、La、Ce、Hf、Ta、W、Nbからなる群から選択されるいずれか1つ以上であり、Xは、F、Cl、Br、Iからなる群から選択されるいずれか1つ以上であり、aは、0.1<a<2+b+βを満たし、bは、0.1≦b≦0.9を満たし、cは、0≦c<0.5を満たし、dは、0.01<d<3を満たし、eは、2.5<e<6.1を満たし、αは、-0.5<α<0.3を満たし、βは、Gが5価の元素の場合は-cでありかつb>c+0.01を満たし、Gが4価の元素又はGを含まない場合は0であり、Gが3価の元素の場合はcであり、Gが2価の元素の場合は2cである。第1の態様にかかる固体電解質は、Cu-Kα線を用いたX線回折測定で得られるX線回折パターンが第1条件又は第2条件を満たす。前記第1条件は、第2強度を第1強度で割った第1強度比と、第2強度を第3強度で割った第2強度比と、がいずれも、2.0以下であるという条件である。前記第1強度は、回折角29.5°±0.5°の第1範囲における最大回折強度であり、前記第2強度は、回折角31.9°±0.5°の第2範囲における最大回折強度であり、前記第3強度は、回折角34.6°±0.5°の第3範囲における最大回折強度である。前記第2条件は、前記第1範囲、前記第2範囲及び前記第3範囲にピークを有さないという条件である。
【0009】
上記態様にかかる固体電解質の前記式(1)において、XはClを含んでもよい。
【0010】
上記態様にかかる固体電解質の前記式(1)において、XはCl及びF、Br、Iからなる群から選択されるいずれか1つ以上を含んでもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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