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公開番号2025054919
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023164153
出願日2023-09-27
発明の名称固体電解質材料及び全固体電池
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01B 1/08 20060101AFI20250401BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】初期充放電効率の高い全固体電池を提供することを目的とする。
【解決手段】この固体電解質材料は、LiとZrとXとOとPを含み、Xは、F、Cl、Br及びIからなる群から選択される1種以上の元素であり、PのZrに対するモル比が、0.05以上1.50以下であり、XのZrに対するモル比が、5.0以上10.0以下であり、XのPに対するモル比が、5.0超100.0未満であり、OのPに対するモル比が、0.5以上2.9以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
LiとZrとXとOとPを含み、
Xは、F、Cl、Br及びIからなる群から選択される1種以上の元素であり、
PのZrに対するモル比が、0.05以上1.50以下であり、
XのZrに対するモル比が、5.0以上10.0以下であり、
XのPに対するモル比が、5.0超100.0未満であり、
OのPに対するモル比が、0.5以上2.9未満である、固体電解質材料。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
OのPに対するモル比が、0.5以上2.8未満である、請求項1に記載の固体電解質材料。
【請求項3】
PのZrに対するモル比が、0.31以上1.3以下である、請求項1に記載の固体電解質材料。
【請求項4】
XのZrに対するモル比が、5.5以上8.0以下である、請求項1に記載の固体電解質材料。
【請求項5】
XのPに対するモル比が、5.1以上50.0未満である、請求項1に記載の固体電解質材料。
【請求項6】
Cu-Kα線を用いたX線回折測定で得られるX線回折パターンが、回折角28°以上35°以下の範囲に、第1ピークと第2ピークと第3ピークとを有し、
前記第1ピークは、回折角29.5°±0.5°の範囲で回折強度が最大となるピークであり、
前記第2ピークは、回折角31.9°±0.5°の範囲で回折強度が最大となるピークであり、
前記第3ピークは、回折角34.6°±0.5°の範囲で回折強度が最大となるピークであり、
前記第2ピークの回折強度を前記第1ピークの回折強度で割った第1強度比と、前記第2ピークの回折強度を前記第3ピークの回折強度で割った第2強度比と、がいずれも、2未満である、請求項1に記載の固体電解質材料。
【請求項7】
添加元素としてGをさらに含み、
Gは、Ba、Ca、Mg、Y、Sr、La、Sc、Yb、Hf、Ce、Ta、Nb、Wからなる群から選択されるいずれか1種以上の元素であり、
GのZrに対するモル比が、0.5以下である、請求項1に記載の固体電解質材料。
【請求項8】
添加元素としてAlをさらに含み、
AlのZrに対するモル比が、1.6以下である、請求項1に記載の固体電解質材料。
【請求項9】
リン化合物をさらに有し、
前記リン化合物は、PとOの合計モル比率が90%以上であり、
前記リン化合物は、OのPに対するモル比が、0.5以上3.0未満である、請求項1に記載の固体電解質材料。
【請求項10】
前記リン化合物は、P



を含む、請求項9に記載の固体電解質材料。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、固体電解質材料及び全固体電池に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、エレクトロニクス技術の発達はめざましく、携帯電子機器の小型軽量化、薄型化、多機能化が図られている。それに伴い、電子機器の電源となる電池に対し、小型軽量化、薄型化、信頼性の向上が強く望まれており、電解質として固体電解質を用いる全固体電池が注目されている。固体電解質として、酸化物系固体電解質、硫化物系固体電解質、錯体水素化物系固体電解質、ハライド系固体電解質等が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1及び特許文献2には、所定の組成のハライド系固体電解質が開示されている。また特許文献3及び特許文献4には、Pを含むハライド系固体電解質が開示されている。特許文献3及び特許文献4には、イオン電導度を高めるために、固体電解質材料の組成比を所定の範囲とすることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2021/024783号
国際公開第2021/261558号
特開2006-156284号公報
国際公開第2022/091565号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ハライド系固体電解質は、酸化物系固体電解質、硫化物系固体電解質、錯体水素化物系固体電解質等よりイオン伝導度が高いと言われている。しかしながら、固体電解質は、イオン電導度に優れるだけでは足りない。例えば、全固体電池の初期充放電効率を高めるためには、固体電解質の耐還元性が高く、安定性が高いことが求められる。
【0006】
本開示は上記問題に鑑みてなされたものであり、初期充放電効率の高い固体電解質材料及び全固体電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、以下の手段を提供する。
【0008】
(1)第1の態様にかかる固体電解質材料は、LiとZrとXとOとPを含む。Xは、F、Cl、Br及びIからなる群から選択される1種以上の元素である。PのZrに対するモル比は、0.05以上1.50以下である。XのZrに対するモル比は、5.0以上10.0以下である。XのPに対するモル比は、5.0超100.0未満である。OのPに対するモル比は、0.5以上2.9未満である。
【0009】
(2)上記態様にかかる固体電解質材料において、OのPに対するモル比が、0.5以上2.8未満でもよい。
【0010】
(3)上記態様にかかる固体電解質材料において、PのZrに対するモル比が、0.31以上1.3以下でもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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