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公開番号2025059741
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170025
出願日2023-09-29
発明の名称コイル部品および電源装置
出願人TDK株式会社
代理人前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類H01F 30/10 20060101AFI20250403BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】 インダクタンスおよび直流重畳特性が高いコイル部品を提供する。
【解決手段】 軟磁性金属粒子と樹脂とを含むコア部と、導体が巻回してある巻回部と、を有し、巻回部がコア部の内部に形成されてなるコイル部品である。巻回部は、内周面、外周面、および、端面を有する。コア部は、巻回部の巻軸中心から垂直な外側方向に向けて所定範囲内の領域内に位置する中芯中央領域と、内周面と端面とが交わるコイル角部からの距離が所定の範囲内であるコイル角部近傍領域と、を有する。軟磁性金属粒子は粒径が10μm以上50μm以下である特定粒子を含み、中芯中央領域における特定粒子の平均粒子間距離をD1、コイル角部近傍領域における特定粒子の平均粒子間距離をD2として、0<D1/D2<1.00である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
軟磁性金属粒子と樹脂とを含むコア部と、導体が巻回してある巻回部と、を有し、前記巻回部が前記コア部の内部に形成されてなるコイル部品であって、
前記巻回部は、内周面、外周面、および、端面を有し、
前記コア部は、前記巻回部の巻軸中心から垂直な外側方向に向けて所定範囲内の領域内に位置する中芯中央領域と、前記内周面と前記端面とが交わるコイル角部からの距離が所定の範囲内であるコイル角部近傍領域と、を有し、
前記軟磁性金属粒子は粒径が10μm以上50μm以下である特定粒子を含み、前記中芯中央領域における前記特定粒子の平均粒子間距離をD1、前記コイル角部近傍領域における前記特定粒子の平均粒子間距離をD2として、0<D1/D2<1.00であるコイル部品。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記中芯中央領域における前記特定粒子の平均粒径をR1、前記コイル角部近傍領域における前記特定粒子の平均粒径をR2として、0.20≦R1/R2≦5.00である請求項1に記載のコイル部品。
【請求項3】
前記コア部が、前記コア部の表面から内側に向けての距離が所定の範囲内である外壁領域を有し、
前記中芯中央領域の密度が前記外壁領域の密度よりも大きい請求項1または2に記載のコイル部品。
【請求項4】
前記中芯中央領域と前記外壁領域との密度差が0.20g/cm
3
以下である請求項3に記載のコイル部品。
【請求項5】
前記軟磁性金属粒子がFe基軟磁性粒子を含む請求項1または2に記載のコイル部品。
【請求項6】
前記樹脂がエポキシ樹脂を含む請求項1または2に記載のコイル部品。
【請求項7】
前記コイル角部近傍領域が、前記巻軸中心に対して互いに対向して配置される2個の角部近傍領域であり、いずれの角部近傍領域でも0<D1/D2<1.00を満足する請求項1または2に記載のコイル部品。
【請求項8】
前記コイル角部近傍領域が、4個の角部近傍領域を有し、いずれの前記角部近傍領域でも0<D1/D2<1.00を満足する請求項1または2に記載のコイル部品。
【請求項9】
0.19≦D1/D2≦0.70である請求項1または2に記載のコイル部品。
【請求項10】
請求項1または2に記載のコイル部品を有する電源装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コイル部品および電源装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複合磁性粒子を加圧成形した成形体内部の均一性が向上することで、当該成形体をコアとして用いるリアクトルの直流重畳特性が向上する旨が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-070885号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、インダクタンスおよび直流重畳特性が高いコイル部品を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成するために、本開示に係るコイル部品は、
軟磁性金属粒子と樹脂とを含むコア部と、導体が巻回してある巻回部と、を有し、前記巻回部が前記コア部の内部に形成されてなるコイル部品であって、
前記巻回部は、内周面、外周面、および、端面を有し、
前記コア部は、前記巻回部の巻軸中心から垂直な外側方向に向けて所定範囲内の領域内に位置する中芯中央領域と、前記内周面と前記端面とが交わるコイル角部からの距離が所定の範囲内であるコイル角部近傍領域と、を有し、
前記軟磁性金属粒子は粒径が10μm以上50μm以下である特定粒子を含み、前記中芯中央領域における前記特定粒子の平均粒子間距離をD1、前記コイル角部近傍領域における前記特定粒子の平均粒子間距離をD2として、0<D1/D2<1.00である。
【0006】
本開示に係る電源装置は上記のコイル部品を有する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態の一例に係るインダクタの断面の模式図である。
図1のI-I線に沿う断面の模式図である。
図1の要部拡大図である。
本実施形態の一例に係るインダクタを作製する過程で用いる各部材の熱圧着前の位置関係を示す模式図である。
本実施形態の一例に係るインダクタを作製する過程で用いる各部材の熱圧着前の位置関係を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。以下に説明する本開示の実施形態は、本開示を説明するための例示である。本開示の一実施形態に係る各種構成要素、例えば数値、形状、材料、製造工程などは、技術的に問題が生じない範囲内で改変したり変更したりすることができる。
【0009】
また、本開示の図面に表された形状等は、実際の形状等とは必ずしも一致しない。説明のために形状等を改変している場合があるためである。
【0010】
図1は巻回部4の巻軸中心4αを通過し、巻軸中心4αと平行な断面である。図2は、図1のI-I線に沿う断面の模式図である。図1、図2に示すように、本開示の一実施形態に係るコイル部品の一種であるインダクタ2は、巻回部4と、コア部6と、を有する。巻回部4は、コイル状に導体5が巻回されてなる。
(【0011】以降は省略されています)

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