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公開番号2024112509
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-21
出願番号2023017575
出願日2023-02-08
発明の名称コネクタ
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 13/502 20060101AFI20240814BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】シールドシェルの有無に関わらずに、アウターハウジングに対してインナーハウジングの先端部が変位するがたつきの発生を抑えることのできるコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ10は、導電性を有するシールドシェルを配置可能なシェル配置部SPを備える。シェル配置部SPは、インナーハウジング40とアウターハウジング50との間に設けられる。コネクタ10のインナーハウジング40は、端子付き電線20の端子22を収容する第1先端部42を有する。コネクタ10のアウターハウジング50は、第1先端部42を収容する第2先端部52を有する。コネクタ10は、第2先端部52に対して第1先端部42を位置決めする先端部位置決め構造70を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
電線と前記電線に接続される端子とを有する端子付き電線と、
前記端子付き電線を収容するインナーハウジングと、
前記インナーハウジングを収容するアウターハウジングと、
前記インナーハウジングと前記アウターハウジングとの間に設けられ、導電性を有するシールドシェルを配置可能なシェル配置部と、を備え、
前記インナーハウジングは、前記端子付き電線の前記端子を収容する第1先端部を有し、
前記アウターハウジングは、前記第1先端部を収容する第2先端部を有し、
前記第1先端部及び前記第2先端部は、前記端子を相手端子と接続可能とする開口部を有し、
前記第2先端部に対して前記第1先端部を位置決めする先端部位置決め構造を備える、コネクタ。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記先端部位置決め構造は、凹部又は貫通孔と、前記凹部又は前記貫通孔に挿入される凸部との関係により、前記第2先端部に対して前記第1先端部を位置決めする、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記開口部は、前記電線の軸線と交差する方向に開口する、
請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記インナーハウジングの前記第1先端部は、前記電線の軸線と交差するように延びることで前記端子の先端を覆う第1先端壁を有し、
前記アウターハウジングの前記第2先端部は、前記第1先端壁を覆うように配置される第2先端壁を有し、前記先端部位置決め構造は、前記第2先端壁に対して前記第1先端壁を位置決めする構造を有する、
請求項3に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記端子と前記インナーハウジングの前記第1先端部と前記アウターハウジングの前記第2先端部とを連結するリテーナをさらに備え、
前記コネクタは、前記アウターハウジングの前記開口部を通じて前記リテーナを装着可能に構成されている、
請求項3に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記インナーハウジングは、前記第1先端部に接続され、前記電線を収容する第1基端部を有し、
前記アウターハウジングは、前記第2先端部に接続され、前記第1基端部を収容する第2基端部を有し、
前記コネクタは、前記第2基端部に対して前記第1基端部を位置決めする基端部位置決め構造を備え、
前記基端部位置決め構造は、前記第1基端部に設けられるインナー基端側凸部、及び前記第2基端部に設けられるアウター基端側凸部の少なくとも一方の基端側凸部を有し、前記基端側凸部により前記第1基端部と前記第2基端部との間隔を維持する、
請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記基端部位置決め構造は、前記電線の軸線の周方向に沿った異なる位置に配置される複数の前記基端側凸部を有する、
請求項6に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されるように、端子付き電線を収容するインナーハウジングを備えるコネクタが知られている。このコネクタは、インナーハウジングを収容するアウターハウジングと、インナーハウジングとアウターハウジングとの間に配置され、導電性を有するシールドシェルとをさらに備えている。このコネクタは、シールドシェルによる電磁シールド機能を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-204641号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなコネクタにおいて、シールドシェルによる電磁シールド機能が不要な場合、シールドシェルの配置を省略することができる。このようにシールドシェルの配置を省略したコネクタと、シールドシェルを配置したコネクタとにおいて、インナーハウジング及びアウターハウジングを共用することは、例えば、部品の種類を削減するという観点で有利である。ところが、シールドシェルの配置を省略した場合、インナーハウジングとアウターハウジングとの隙間が広がるため、アウターハウジングに対してインナーハウジングが変位するがたつきが発生し易くなる。このようなインナーハウジングのがたつきが、端子を収容するインナーハウジングの先端部で発生すると、例えば、相手コネクタとの接続を円滑に行うことが困難となったり、相手コネクタとの接続部分における耐振動性能が低下したりするおそれがある。
【0005】
本開示の目的は、シールドシェルの有無に関わらずに、アウターハウジングに対してインナーハウジングの先端部が変位するがたつきの発生を抑えることのできるコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタは、電線と前記電線に接続される端子とを有する端子付き電線と、前記端子付き電線を収容するインナーハウジングと、前記インナーハウジングを収容するアウターハウジングと、前記インナーハウジングと前記アウターハウジングとの間に設けられ、導電性を有するシールドシェルを配置可能なシェル配置部と、を備え、前記インナーハウジング及び前記アウターハウジングは、前記端子を相手端子と接続可能とする開口部を有し、前記インナーハウジングは、前記端子付き電線の前記端子を収容する第1先端部を有し、前記アウターハウジングは、前記第1先端部を収容する第2先端部を有し、前記第2先端部に対して前記第1先端部を位置決めする先端部位置決め構造を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示のコネクタによれば、シールドシェルの有無に関わらずに、アウターハウジングに対してインナーハウジングの先端部が変位するがたつきの発生を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態におけるコネクタ及び相手コネクタを示す斜視図である。
図2は、コネクタを示す分解斜視図である。
図3は、図1の3-3線に沿った断面図である。
図4は、コネクタを示す部分正面図である。
図5は、図4の5-5線に沿った断面図である。
図6は、コネクタの下部を示す正面図である。
図7は、図6の7-7線に沿った断面図である。
図8は、コネクタの下部を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
[1]本開示のコネクタは、電線と前記電線に接続される端子とを有する端子付き電線と、前記端子付き電線を収容するインナーハウジングと、前記インナーハウジングを収容するアウターハウジングと、前記インナーハウジングと前記アウターハウジングとの間に設けられ、導電性を有するシールドシェルを配置可能なシェル配置部と、を備え、前記インナーハウジングは、前記端子付き電線の前記端子を収容する第1先端部を有し、前記アウターハウジングは、前記第1先端部を収容する第2先端部を有し、前記第1先端部及び前記第2先端部は、前記端子を相手端子と接続可能とする開口部を有し、前記第2先端部に対して前記第1先端部を位置決めする先端部位置決め構造を備える。
【0010】
この構成によれば、シェル配置部にシールドシェルを配置することで、シールド性能を高めたコネクタとして用いることができる。且つ、コネクタにおいて、シールドシェルによるシールド機能が不要な場合、シェル配置部にシールドシェルを配置せずにコネクタを使用することができる。このとき、上記先端部位置決め構造によって、アウターハウジングの第2先端部に対してインナーハウジングの第1先端部を位置決めすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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