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公開番号2024112015
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-20
出願番号2023016816
出願日2023-02-07
発明の名称電子部品
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01G 4/228 20060101AFI20240813BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】耐振動性を確保でき、且つ実装領域を増大させることなく端子間の空間距離或いは沿面距離を十分に確保できる電子部品を提供する。
【解決手段】電子部品1では、一対のセラミック素体2A,2Bは、主面2a,2bの一方同士が互いに対向するように実装面Rと平行に配置され、端子部3は、第1の極性端子6と、第2の極性端子7と、共通端子8とを有し、第1の極性端子6、第2の極性端子7、及び共通端子8のそれぞれにおいて、外装樹脂4から外部に引き出された各引出部13,23,33は、実装面Rの法線方向から見た場合に、三角形状に配置されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
電極部が形成された一対の主面を有する一対のセラミック素体と、
前記電極部に電気的に接続された複数の端子を有する端子部と、
前記一対のセラミック素体及び前記複数の端子の基端部を覆うように設けられ、一面が実装面となる絶縁性の外装樹脂と、を備え、
前記一対のセラミック素体は、前記主面の一方同士が互いに対向するように前記実装面と平行に配置され、
前記端子部は、前記セラミック素体の一方における前記主面の一方の電極部に電気的に接続された第1の極性端子と、前記セラミック素体の他方における前記主面の一方の電極部に電気的に接続された第2の極性端子と、前記一対のセラミック素体間で互いに対向する前記主面の他方同士のそれぞれの電極部に電気的に接続された共通端子と、を有し、
前記第1の極性端子、前記第2の極性端子、及び前記共通端子のそれぞれにおいて、前記外装樹脂から外部に引き出された各引出部は、前記実装面の法線方向から見た場合に、三角形状に配置されている電子部品。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記各引出部は、前記実装面の法線方向から見た場合に、前記第1の極性端子の引出部と前記共通端子の引出部との間の距離と、前記第2の極性端子の引出部と前記共通端子の引出部との間の距離とが互いに等しい二等辺三角形状に配置されている請求項1記載の電子部品。
【請求項3】
前記各引出部は、前記実装面の法線方向から見た場合に、前記第1の極性端子の引出部と前記共通端子の引出部との間の距離と、前記第2の極性端子の引出部と前記共通端子の引出部との間の距離と、前記第1の極性端子の引出部と前記第2の極性端子の引出部との間の距離とが互いに等しい正三角形状に配置されている請求項1記載の電子部品。
【請求項4】
前記実装面は、当該実装面の法線方向から見た場合に矩形状をなしており、
前記第1の極性端子の引出部及び前記第2の極性端子の引出部は、前記実装面において隣り合う角部にそれぞれ位置し、
前記共通端子の引出部は、前記角部を構成しない辺部に位置している請求項1記載の電子部品。
【請求項5】
前記各引出部の少なくとも先端部は、前記実装面の面内方向に延びている請求項1~4のいずれか一項記載の電子部品。
【請求項6】
前記各引出部は、前記実装面と面一となっている請求項1~4のいずれか一項記載の電子部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コンデンサ等として用いられる電子部品に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来の電子部品として、例えば特許文献1に記載の三端子コンデンサがある。この従来の三端子コンデンサは、共通端子を挟んで対向する第1のコンデンサ及び第2のコンデンサ、第1のコンデンサに接続される第1の端子、第2のコンデンサに接続される第2の端子、及び各コンデンサを端子の基端部と共に覆う絶縁外装を備えて構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平2-310910号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のような共通端子の導入は、電子部品の構成の簡単化及び実装領域の削減に資する。一方、上述のような電子部品では、端子の破断などの防止の観点から、基板への実装状態における振動対策が求められている。また、国際電気標準会議(IEC:International Electrotechnical Commission)などで定められる安全規格に適合させる観点から、端子間の空間距離或いは沿面距離を十分に確保することが求められる。このとき、空間距離或いは沿面距離の確保にあたって単純に端子間距離を拡大すると、共通端子を導入したにも関わらず、実装領域が増大してしまうこととなる。
【0005】
本開示は、上記課題の解決のためになされたものであり、耐振動性を確保でき、且つ実装領域を増大させることなく端子間の空間距離或いは沿面距離を十分に確保できる電子部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面に係る電子部品は、電極部が形成された一対の主面を有する一対のセラミック素体と、電極部に電気的に接続された複数の端子を有する端子部と、一対のセラミック素体及び複数の端子の基端部を覆うように設けられ、一面が実装面となる絶縁性の外装樹脂と、を備え、一対のセラミック素体は、主面の一方同士が互いに対向するように実装面と平行に配置され、端子部は、セラミック素体の一方における主面の一方の電極部に電気的に接続された第1の極性端子と、セラミック素体の他方における主面の一方の電極部に電気的に接続された第2の極性端子と、一対のセラミック素体間で互いに対向する主面の他方同士のそれぞれに電気的に接続された共通端子と、を有し、第1の極性端子、第2の極性端子、及び共通端子のそれぞれの電極部において、外装樹脂から外部に引き出された各引出部は、実装面の法線方向から見た場合に、三角形状に配置されている電子部品。
【0007】
この電子部品では、一対のセラミック素体に対して端子部に共通端子が設けられている。共通端子の導入により、電子部品の構成の簡単化及び実装領域の削減が図られる。また、この電子部品では、実装面の法線方向から見た場合に、第1の極性端子、第2の極性端子、及び共通端子の各引出部が三角形状に配置されている。これにより、各引出部を実装面上で直線状に配置した場合に比べて、基板への実装状態における電子部品の安定性が高められ、耐振動性を向上できる。各引出部が三角形状に配置されていることで、実装領域が直線状に延びずに済むため、実装領域を増大させることなく端子間の空間距離或いは沿面距離を十分に確保できる。
【0008】
各引出部は、実装面の法線方向から見た場合に、第1の極性端子の引出部と共通端子の引出部との間の距離と、第2の極性端子の引出部と共通端子の引出部との間の距離とが互いに等しい二等辺三角形状に配置されていてもよい。これにより、端子間の空間距離或いは沿面距離を確保しつつ、実装領域をより小さな領域に収めることができる。
【0009】
各引出部は、実装面の法線方向から見た場合に、第1の極性端子の引出部と共通端子の引出部との間の距離と、第2の極性端子の引出部と共通端子の引出部との間の距離と、第1の極性端子の引出部と第2の極性端子の引出部との間の距離とが互いに等しい正三角形状に配置されていてもよい。これにより、端子間の空間距離或いは沿面距離を確保しつつ、実装領域をより小さな領域に収めることができる。
【0010】
実装面は、当該実装面の法線方向から見た場合に矩形状をなしており、第1の極性端子の引出部及び第2の極性端子の引出部は、実装面において隣り合う角部にそれぞれ位置し、共通端子の引出部は、角部を構成しない辺部に位置していてもよい。これにより、端子間の空間距離或いは沿面距離を確保しつつ、実装領域をより小さな領域に収めることができる。また、電子部品の外観に基づいて、共通端子の引出部と第1の極性端子の引出部及び第2の極性端子の引出部とを区別できるため、実装時の作業性を向上できる。
(【0011】以降は省略されています)

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