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公開番号2024106051
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-07
出願番号2023010120
出願日2023-01-26
発明の名称電池拘束治具
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類H01M 10/6556 20140101AFI20240731BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】二次電池の製造工程のうち冷却工程に要する時間を短縮化する。
【解決手段】電池拘束治具2は、二次電池1の製造工程で用いられる。電池拘束治具2は、第1の拘束板3(第1の拘束部材)と第2の拘束板4(第2の拘束部材)を備える。第1の拘束板3と第2の拘束板4の間に二次電池1を挟んで拘束することで当該二次電池1の膨張変形を抑制する。第1の拘束板3は、ハニカムコア7と、ハニカムコア7を挟む一対の平板20と、を含む。ハニカムコア7が含む複数のセル11のうち少なくとも何れか1つのセル11を区画する6つのセル壁12のうち少なくとも何れか1つのセル壁12は、冷却媒体を通すための少なくとも1つの冷却孔30を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
二次電池の製造工程で用いられる電池拘束治具であって、
第1の拘束部材と第2の拘束部材を備え、前記第1の拘束部材と前記第2の拘束部材の間に前記二次電池を挟んで拘束することで前記二次電池の膨張変形を抑制するものであり、
前記第1の拘束部材は、
ハニカムコアと、
前記ハニカムコアを挟む一対の平板と、
を含み、
前記ハニカムコアが含む複数のセルのうち少なくとも何れか1つのセルを区画する6つのセル壁のうち少なくとも何れか1つのセル壁は、冷却媒体を通すための少なくとも1つの冷却孔を有する、
電池拘束治具。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電池拘束治具であって、
前記少なくとも1つの冷却孔は、前記一対の平板のうち何れか一方に対して隣接している、
電池拘束治具。
【請求項3】
請求項2に記載の電池拘束治具であって、
前記少なくとも1つの冷却孔は、2つの冷却孔を含み、
前記2つの冷却孔は、前記一対の平板に対してそれぞれ隣接している、
電池拘束治具。
【請求項4】
請求項1に記載の電池拘束治具であって、
前記少なくとも1つの冷却孔は、前記一対の平板から離れている、
電池拘束治具。
【請求項5】
請求項1に記載の電池拘束治具であって、
前記ハニカムコアは、スリットを間に挟んで配置される2つのコア分割体を含み、
前記スリットに導入された冷却媒体が前記少なくとも1つの冷却孔を介して対応するセル内に供給されるように構成されている、
電池拘束治具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電池拘束治具に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、リチウムイオン二次電池は、電子機器の電源だけでなく、ハイブリッド車や電気自動車の電源として採用されている。リチウムイオン二次電池の製造工程は、コンディショニング行程、エージング行程、冷却行程、自己放電検査行程をこの記載順に含む。コンディショニング行程では、リチウムイオン二次電池の初期充電を行う。エージング行程では、リチウムイオン二次電池の電池性能の安定化を図るべく、リチウムイオン二次電池を一定期間、高温環境下で保管する。冷却行程では、リチウムイオン二次電池を冷却する。そして、自己放電検査行程では、リチウムイオン二次電池の自己放電を検査し、検査結果に基づいて良品が選別される。上記の製造工程では、リチウムイオン二次電池の膨張変形を抑制すべく、リチウムイオン二次電池を一対の拘束板の間に挟むことによりリチウムイオン二次電池を拘束するようにしている。
【0003】
特許文献1は、上記の拘束板の一例として、アルミニウム系の金属材料により形成された平板を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-170490号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1では、冷却工程に要する時間の短縮化に関して改善の余地が残されている。
【0006】
本開示の目的は、二次電池の製造工程のうち冷却工程に要する時間を短縮化する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の観点によれば、
二次電池の製造工程で用いられる電池拘束治具であって、
第1の拘束部材と第2の拘束部材を備え、前記第1の拘束部材と前記第2の拘束部材の間に前記二次電池を挟んで拘束することで前記二次電池の膨張変形を抑制するものであり、
前記第1の拘束部材は、
ハニカムコアと、
前記ハニカムコアを挟む一対の平板と、
を含み、
前記ハニカムコアが含む複数のセルのうち少なくとも何れか1つのセルを区画する6つのセル壁のうち少なくとも何れか1つのセル壁は、冷却媒体を通すための少なくとも1つの冷却孔を有する、
電池拘束治具が提供される。
以上の構成によれば、電池の製造工程のうち冷却工程に要する時間を短縮化することができる。
前記少なくとも1つの冷却孔は、前記一対の平板のうち何れか一方に対して隣接してもよい。
前記少なくとも1つの冷却孔は、2つの冷却孔を含み、前記2つの冷却孔は、前記一対の平板に対してそれぞれ隣接してもよい。
前記少なくとも1つの冷却孔は、前記一対の平板から離れていてもよい。
前記ハニカムコアは、スリットを間に挟んで配置される2つのコア分割体を含み、前記スリットに導入された冷却媒体が前記少なくとも1つの冷却孔を介して対応するセル内に供給されるように構成されてもよい。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、二次電池の製造工程のうち冷却工程に要する時間を短縮化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
電池拘束治具の斜視図である。(第1実施形態)
拘束板の一部切り欠き斜視図である。(第1実施形態)
拘束板の平面断面図である。(第1実施形態)
ハニカムコアの部分斜視図である。(第2実施形態)
拘束板の平面断面図である。(第3実施形態)
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1実施形態)
以下、図1から図3を参照して、本開示の第1実施形態を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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