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公開番号2025002945
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023103353
出願日2023-06-23
発明の名称蓄電モジュール
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 50/533 20210101AFI20241226BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】小型化された蓄電モジュールを提供する。
【解決手段】本開示に基づく蓄電モジュール1において、ケース本体210の収容空間Sには、隔壁部220によって第1区画S1および隔壁部220を介して第1区画S1と隣り合う第2区画S2が形成されている。第1端部311Aは、第1方向D1における接続導電部材310の一方側の端部であって、ケース本体210に埋没している。第2端部311Bは、第1方向D1における接続導電部材310の他方側の端部であって、ケース本体210に埋没している。第1内面部312Aは、第1区画S1に露出して、複数の電極体100のうち第1区画S1に収容された第1電極体100Aと電気的に接続している。第2内面部312Bは、第2区画S2に露出して、複数の電極体100のうち第2区画S2に収容された第2電極体100Bと電気的に接続している。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
第１方向に並ぶ複数の電極体と、
前記複数の電極体を収容する、ケースと、
前記第１方向に直交する第２方向において前記複数の電極体と並び、互いに隣り合う前記複数の電極体同士を電気的に接続する少なくとも１つの接続導電部材とを備え、
前記ケースは、
電気的絶縁性を有し、前記複数の電極体を取り囲むケース本体と、
電気的絶縁性を有し、互いに隣り合う前記複数の電極体同士の間に位置して前記ケース本体の収容空間を区画する、少なくとも１つの隔壁部とを有し、
前記ケース本体の前記収容空間には、前記隔壁部によって、第１区画および前記隔壁部を介して前記第１区画と隣り合う第２区画が形成されており、
前記接続導電部材は、第１端部と、第２端部と、第１内面部と、第２内面部と、を有し、
前記第１端部は、前記第１方向における接続導電部材の一方側の端部であって、前記ケース本体に埋没しており、
前記第２端部は、前記第１方向における接続導電部材の他方側の端部であって、前記ケース本体に埋没しており、
前記第１内面部は、前記第１区画に露出して、前記複数の電極体のうち前記第１区画に収容された第１電極体と電気的に接続し、
前記第２内面部は、前記第２区画に露出して、前記複数の電極体のうち前記第２区画に収容された第２電極体と電気的に接続している、蓄電モジュール。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記ケース本体は、前記接続導電部材の一部を前記ケース本体の外部に露出させるために設けられ、前記接続導電部材によって閉塞されている、孔部を有し、
前記接続導電部材は、前記第１内面部の反対側に位置して前記孔部から前記ケース本体の外部に露出している第１外面部をさらに有し、
前記接続導電部材には、第１内面部側の圧力を第１外面部側に解放可能な圧力解放弁が設けられている、請求項１に記載の蓄電モジュール。
【請求項３】
前記複数の電極体のうち前記第１方向において最も端に位置する第３電極体と前記第２方向において並び、前記第３電極体と電気的に接続する、外部導電部材をさらに備え、
前記外部導電部材は、第３内面部と、外部接続面部と、埋没端部とを有し、
前記第３内面部は、前記収容空間に露出して、前記第３電極体と電気的に接続し、
前記外部接続面部は、前記第１方向において前記ケース本体の外部に露出しており、
前記埋没端部は、前記第１方向における外部接続面部側とは反対側の端部であって、前記ケース本体に埋没している、請求項１に記載の蓄電モジュール。
【請求項４】
前記ケース本体は、
樹脂組成物で構成され、前記第１方向および前記第２方向の両方に直交する第３方向における一方側に位置する底壁部と、
樹脂組成物で構成されるとともに前記底壁部と一体的に成形され、該底壁部の周端から前記第３方向に起立して底壁部側とは反対側に向く開口を形成する周側壁部と、
前記開口を閉塞し、少なくとも前記周側壁部に対向する部分が樹脂組成物で構成された蓋と、
前記蓋と前記周側壁部とが互いに熱溶着されることで形成された溶着部とを有する、請求項１から請求項３のいずれか１項に記載の蓄電モジュール。
【請求項５】
前記ケース本体は、
前記第１方向および前記第２方向の両方に直交する第３方向における一方側に位置する底壁部と、
前記底壁部と一体的に成形され、該底壁部の周端から前記第３方向に起立して底壁部側とは反対側に向く開口を形成する周側壁部と、
前記開口を閉塞する蓋とを有し、
前記蓋は、
蓋本体部と、
前記蓋本体部と前記周側壁部との間に挟まれているガスケットとを有する、請求項１から請求項３のいずれか１項に記載の蓄電モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、蓄電モジュールに関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１（特開２０１９－１０６３７２号公報）に開示された電池ケースの収容部は、下部壁と複数（たとえば３つ、４つ、またはそれ以上）の側壁が一体化して内部に空間を形成し、下部壁に対向する開放面を有し、空間内に１つ以上（たとえば２つ、３つ、４つ、５つ、またはそれ以上）の隔壁が提供される。これにより、収容部は、空間内に配置される１つ以上の隔壁によって分離される複数の電池区画部を含む。それぞれの電池区画部には、電極組立体をそれぞれ収容できる。また、上述の電池ケースは、収容部の開放面を閉じるための蓋部をさらに含む。蓋部は、正極端子および負極端子を有することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１９－１０６３７２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に開示されるように、複数の電池区画部のそれぞれに電極組立体が収容される場合、蓋部上に突出している端子同士が、バスバなどの接続部材によって互いに接続される。接続部材が、ケースの外側に配置されることで、蓄電モジュールが大型化する。
【０００５】
本開示は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、小型化された蓄電モジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示に基づく蓄電モジュールは、複数の電極体と、ケースと、少なくとも１つの接続導電部材とを備えている。複数の電極体は、第１方向に並んでいる。ケースは、複数の電極体を収容している。接続導電部材は、第２方向において複数の電極体と並び、互いに隣り合う複数の電極体同士を電気的に接続する。第２方向は、第１方向に直交している。ケースは、ケース本体と、少なくとも１つの隔壁部とを有している。ケース本体は、電気的絶縁性を有し、複数の電極体を取り囲んでいる。隔壁部は、電気的絶縁性を有し、互いに隣り合う複数の電極体同士の間に位置してケース本体の収容空間を区画している。ケース本体の収容空間には、隔壁部によって、第１区画および隔壁部を介して第１区画と隣り合う第２区画が形成されている。接続導電部材は、第１端部と、第２端部と、第１内面部と、第２内面部とを有している。第１端部は、第１方向における接続導電部材の一方側の端部であって、ケース本体に埋没している。第２端部は、第１方向における接続導電部材の他方側の端部であって、ケース本体に埋没している。第１内面部は、第１区画に露出して、複数の電極体のうち第１区画に収容された第１電極体と電気的に接続している。第２内面部は、第２区画に露出して、複数の電極体のうち第２区画に収容された第２電極体と電気的に接続している。
【０００７】
上記の構成によれば、接続導電部材が、第１電極体および第２電極体を電気的に接続しつつ、第１方向においてはケース本体に少なくとも部分的に埋没している。このため、蓄電モジュールを小型化できる。
【発明の効果】
【０００８】
本開示によれば、小型化された蓄電モジュールを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
実施形態１に係る蓄電モジュールを示す斜視図である。
実施形態１に係る蓄電モジュールを部分的に分解した分解斜視図である。
図１の蓄電モジュールをＩＩＩ－ＩＩＩ線矢印方向に見た断面図である。
図１の蓄電モジュールをＩＶ－ＩＶ線矢印方向に見た断面図である。
図１の蓄電モジュールにおける電極体をＶ－Ｖ線矢印方向に見た断面図である。
実施形態２に係る蓄電モジュールを部分的に分解した分解斜視図である。
実施形態３に係る蓄電モジュールを部分的に分解した分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
本開示の各実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
（【００１１】以降は省略されています）

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