TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024109296
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-14
出願番号2023014008
出願日2023-02-01
発明の名称電子部品
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01P 1/203 20060101AFI20240806BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】周波数特性の向上を図る電子部品を提供する。
【解決手段】電子部品は、素体と、素体に配置されている入出力端子及びグラウンド端子と、素体内に配置されており、第一共振器を構成する第一インダクタパターン20A及び第二共振器を構成する第二インダクタパターン21Aと、第一端部及び第二端部を有すると共に第一端部及び第二端部の少なくとも一方がグラウンド端子に接続されているグラウンドパターン31Dと、を備え、グラウンドパターン31Dは、素体の平面視において、第一インダクタパターン20Aと第二インダクタパターン21Aとの間に配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
素体と、
前記素体に配置されている入出力端子及びグラウンド端子と、
前記素体内に配置されており、第一共振器を構成する第一インダクタパターン及び第二共振器を構成する第二インダクタパターンと、
第一端部及び第二端部を有すると共に前記第一端部及び前記第二端部の少なくとも一方が前記グラウンド端子に電気的に接続されているグラウンドパターンと、を備え、
前記グラウンドパターンは、前記素体の平面視において、前記第一インダクタパターンと前記第二インダクタパターンとの間に配置されている、電子部品。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記グラウンドパターンの前記第一端部及び前記第二端部のそれぞれが、前記グラウンド端子に電気的に接続されている、請求項1に記載の電子部品。
【請求項3】
前記グラウンドパターンは、前記第一インダクタパターン及び前記第二インダクタパターンの少なくとも一方と同じ高さ位置に配置されている、請求項1又は2に記載の電子部品。
【請求項4】
前記グラウンドパターンは、前記第一インダクタパターン及び前記第二インダクタパターンの少なくとも一方と異なる高さ位置に配置されている、請求項1又は2に記載の電子部品。
【請求項5】
前記平面視において、前記第一インダクタパターンと前記グラウンドパターンとの間の距離と、前記第二インダクタパターンと前記グラウンドパターンとの間の距離とが異なる、請求項1又は2に記載の電子部品。
【請求項6】
前記第一インダクタパターンよりも、第二インダクタパターンのインダクタンスが大きく、
前記平面視において、前記第一インダクタパターンと前記グラウンドパターンとの間の距離が、前記第二インダクタパターンと前記グラウンドパターンとの間の距離と前記グラウンドパターンとの間の距離よりも短い、請求項5に記載の電子部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電子部品に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、本体と、本体内に設けられた第一共振器及び第二共振器と、を備える電子部品が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-325047号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、通信又は放送用途の分野において、電子部品の小型化、薄型化及び高特性化が要求されている。従来の電子部品のように、素体内に複数の共振器が配置されている構成では、電子部品が小型化すると、一方の共振器を構成するインダクタパターンと、他方の共振器を構成するインダクタパターンとが近接して配置される。この場合、二つのインダクタパターンの間に電磁界結合が生じ得る。二つのインダクタパターンの間の電磁界結合により、減衰特性などの周波数特性に影響が生じることがある。
【0005】
本開示では、周波数特性の向上が図れる電子部品が説明される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面に係る電子部品は、素体と、素体に配置されている入出力端子及びグラウンド端子と、素体内に配置されており、第一共振器を構成する第一インダクタパターン及び第二共振器を構成する第二インダクタパターンと、第一端部及び第二端部を有すると共に第一端部及び第二端部の少なくとも一方がグラウンド端子に電気的に接続されているグラウンドパターンと、を備え、グラウンドパターンは、素体の平面視において、第一インダクタパターンと第二インダクタパターンとの間に配置されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示の各側面及び各実施形態によれば、周波数特性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態に係る電子部品の斜視図である。
図2は、LCフィルタ部を構成する導体パターンを示す図である。
図3は、LCフィルタ部を構成する導体パターンを示す図である。
図4は、電子部品の等価回路図である。
図5は、電子部品の減衰特性を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[1]実施形態の概要
(1)本開示の一側面に係る電子部品は、素体と、素体に配置されている入出力端子及びグラウンド端子と、素体内に配置されており、第一共振器を構成する第一インダクタパターン及び第二共振器を構成する第二インダクタパターンと、第一端部及び第二端部を有すると共に第一端部及び第二端部の少なくとも一方がグラウンド端子に電気的に接続されているグラウンドパターンと、を備え、グラウンドパターンは、素体の平面視において、第一インダクタパターンと第二インダクタパターンとの間に配置されている。
【0010】
本開示の一側面に係る電子部品では、第一インダクタパターンと第二インダクタパターンとの間にグラウンドパターンが配置されている。グラウンドパターンの第一端部及び第二端部の少なくとも一方は、グラウンド端子に電気的に接続されている。これにより、電子部品では、グラウンドパターンによって、第一インダクタパターンと第二インダクタパターンとの間における電磁界結合を抑制できる(電磁界結合を弱めることができる)。そのため、電子部品では、第一インダクタパターンと第二インダクタパターンとの間において、たとえば信号の漏れが発生することを抑制できる。したがって、電子部品では、たとえば、減衰特性など、周波数特性の改善が図れる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
電波吸収体
11日前
個人
テーブルタップ
8日前
株式会社東光高岳
開閉器
19日前
キヤノン株式会社
電子機器
8日前
古河電池株式会社
制御弁式鉛蓄電池
4日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
8日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
8日前
株式会社ダイヘン
碍子
13日前
株式会社ヨコオ
同軸コネクタ
4日前
個人
六角形パネル展開アレーアンテナ
8日前
株式会社ユーシン
スイッチ装置
8日前
株式会社ユーシン
スイッチ装置
8日前
ローム株式会社
半導体装置
8日前
TDK株式会社
コイル部品
4日前
イビデン株式会社
プリント配線板
11日前
イビデン株式会社
プリント配線板
19日前
住友電装株式会社
コネクタ
4日前
オムロン株式会社
リード線整列治具
8日前
大和電器株式会社
コンセント
4日前
株式会社村田製作所
二次電池
11日前
富士電機株式会社
半導体装置
8日前
日本圧着端子製造株式会社
コネクタ
12日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
8日前
株式会社デンソー
半導体装置
8日前
富士電機株式会社
半導体装置
19日前
ニチコン株式会社
コンデンサ
4日前
日産自動車株式会社
電子機器
11日前
富士電機株式会社
半導体装置
19日前
株式会社デンソー
半導体装置
8日前
ローム株式会社
半導体発光装置
4日前
日本無線株式会社
モノポールアンテナ
8日前
トヨタ自動車株式会社
非水系二次電池
11日前
株式会社ダイフク
搬送車
11日前
東洋電装株式会社
スイッチ装置
21日前
河村電器産業株式会社
速結端子
11日前
マクセル株式会社
電気化学素子
8日前
続きを見る