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公開番号2024104195
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-02
出願番号2023008301
出願日2023-01-23
発明の名称インターホン機器
出願人アイホン株式会社
代理人個人
主分類H01H 23/14 20060101AFI20240726BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ボタン部を構成する部品点数が少なくて構造が簡素であり、小型化及び低コスト化を図ることができるインターホン機器を提供する。
【解決手段】操作部12の左部を押し込み操作すると、左側の上支点突起16が左側の支持凸部24の前面に、左側の下支点突起17がシート部材20の下端部表面に夫々当接し、当該当接箇所を支点として操作部12が左方に傾動することにより左スイッチ31が操作され、操作部12の右部を押し込み操作すると、右側の上支点突起16が右側の支持凸部24の前面に、右側の下支点突起17がシート部材20の下端部表面に夫々当接し、当該当接箇所を支点として操作部12が右方に傾動することにより右スイッチ32が操作されるようにした。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
本体ケースの前面に、所定方向へ長い操作部を有する操作部材を備えた押し込み操作可能なボタン部が設けられているとともに、
前記本体ケース内における前記操作部の後方に、第1スイッチと第2スイッチとが前記操作部の長手方向に所定の間隔を空けて設置されており、
前記操作部の長手方向で一方側の端部を押し込み操作すると前記第1スイッチが操作され、他方側の端部を押し込み操作すると前記第2スイッチが操作されるインターホン機器であって、
前記操作部材における前記操作部の長手方向で前記第1スイッチと前記第2スイッチとの間となる箇所に、後方へ突出する第1支点突起が設けられているとともに、前記操作部における前記第1支点突起から前記操作部の短手方向へ所定の間隔だけ離れた位置に、後方へ突出する第2支点突起が設けられている一方、
前記本体ケース内に、前記操作部の押し込み操作に伴って前記第1支点突起の先端と前記第2支点突起の先端とが夫々当接する支点受け部が設けられており、
前記操作部の前記一方側の端部を押し込み操作すると、前記第1支点突起及び前記第2支点突起が前記支点受け部に夫々当接し、当該当接箇所を支点として前記操作部が前記一方側に傾動することにより前記第1スイッチが操作され、
前記操作部の前記他方側の端部を押し込み操作すると、前記第1支点突起及び前記第2支点突起が前記支点受け部に夫々当接し、当該当接箇所を支点として前記操作部が前記他方側に傾動することにより前記第2スイッチが操作されることを特徴とするインターホン機器。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記第1支点突起と前記第2支点突起とが前記操作部の長手方向に夫々2つずつ設けられており、
前記操作部の前記一方側の端部を押し込み操作すると、前記一方側の前記第1支点突起及び前記第2支点突起が前記支点受け部に夫々当接し、当該当接箇所を支点として前記操作部が前記一方側に傾動することにより前記第1スイッチが操作され、
前記操作部の前記他方側の端部を押し込み操作すると、前記他方側の前記第1支点突起及び前記第2支点突起が前記支点受け部に夫々当接し、当該当接箇所を支点として前記操作部が前記他方側に傾動することにより前記第2スイッチが操作され、
さらに、前記操作部の長手方向で中央部を押し込み操作すると、全ての前記第1支点突起及び前記第2支点突起が前記支点受け部に当接し、前記第1スイッチと前記第2スイッチとの何れも操作されないことを特徴とする請求項1に記載のインターホン機器。
【請求項3】
前記操作部材と前記第1スイッチ及び前記第2スイッチとの間に、弾性を有する合成樹脂製のシート部材が介在されており、
前記シート部材の表面に、前記支点受け部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のインターホン機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえば来訪者が居住者を呼び出すための呼出ボタン等の押し込み操作可能なボタン部を設けたインターホン機器に関するものである。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来のインターホン機器には、1つの操作部材で2つのスイッチを選択的に操作可能に構成されたボタン部を設けてなるものがある。たとえば特許文献1に記載されている音量調整ボタンでは、左右方向に長い操作部材の中央部分が上下方向を軸として軸支されることで、操作部材の前面が左側へ向かって後方へ傾斜する第1姿勢と、操作部材の前面が右側へ向かって後方へ傾斜する第2姿勢との間で傾動可能とされている。そして、操作部材の左部を押し込み操作して第1姿勢にすると第1スイッチが操作される一方、操作部材の右部を押し込み操作して第2姿勢にすると第2スイッチが操作されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-27789号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載の発明では、操作部材を軸支するための部品点数が多くて構造が複雑であるため、インターホン機器を小型化しづらい、インターホン機器のコスト高を招く等の問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、ボタン部を構成する部品点数が少なくて構造が簡素であり、小型化及び低コスト化を図ることができるインターホン機器を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、本体ケースの前面に、所定方向へ長い操作部を有する操作部材を備えた押し込み操作可能なボタン部が設けられているとともに、本体ケース内における操作部の後方に、第1スイッチと第2スイッチとが操作部の長手方向に所定の間隔を空けて設置されており、操作部の長手方向で一方側の端部を押し込み操作すると第1スイッチが操作され、他方側の端部を押し込み操作すると第2スイッチが操作されるインターホン機器であって、操作部材における操作部の長手方向で第1スイッチと第2スイッチとの間となる箇所に、後方へ突出する第1支点突起が設けられているとともに、操作部における第1支点突起から操作部の短手方向へ所定の間隔だけ離れた位置に、後方へ突出する第2支点突起が設けられている一方、本体ケース内に、操作部の押し込み操作に伴って第1支点突起の先端と第2支点突起の先端とが夫々当接する支点受け部が設けられており、操作部の一方側の端部を押し込み操作すると、第1支点突起及び第2支点突起が支点受け部に夫々当接し、当該当接箇所を支点として操作部が一方側に傾動することにより第1スイッチが操作され、操作部の他方側の端部を押し込み操作すると、第1支点突起及び第2支点突起が支点受け部に夫々当接し、当該当接箇所を支点として操作部が他方側に傾動することにより第2スイッチが操作されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、操作部材を傾動可能に軸支するための軸体や軸受け等を設ける必要がないため、ボタン部を構成する部品点数が少なくて構造が簡素であり、インターホン機器の小型化及び低コスト化を図ることができる。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、第1支点突起と第2支点突起とが操作部の長手方向に夫々2つずつ設けられており、操作部の一方側の端部を押し込み操作すると、一方側の第1支点突起及び第2支点突起が支点受け部に夫々当接し、当該当接箇所を支点として操作部が一方側に傾動することにより第1スイッチが操作され、操作部の他方側の端部を押し込み操作すると、他方側の第1支点突起及び第2支点突起が支点受け部に夫々当接し、当該当接箇所を支点として操作部が他方側に傾動することにより第2スイッチが操作され、さらに、操作部の長手方向で中央部を押し込み操作すると、全ての第1支点突起及び第2支点突起が支点受け部に当接し、第1スイッチと第2スイッチとの何れも操作されないことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、操作部の中央部分を操作した際には第1スイッチと第2スイッチとの何れも操作されないため、ユーザーが操作部の中央部分を操作してしまい、2つのスイッチのうちどちらのスイッチが操作されたか分からない等の事態が起こりにくく、使い勝手の良いインターホン機器とすることができる。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、操作部材と第1スイッチ及び第2スイッチとの間に、弾性を有する合成樹脂製のシート部材が介在されており、シート部材の表面に、支点受け部が設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、簡易な構造で支点受け部を設けることができるし、たとえば上支点突起や下支点突起を第1スイッチ及び第2スイッチが搭載された基板の表面に当接させるような構成と比較すると、基板が傷つきにくい構造とすることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、操作部材における操作部の長手方向で第1スイッチと第2スイッチとの間となる箇所に、後方へ突出する第1支点突起を設けるとともに、操作部における第1支点突起から操作部の短手方向へ所定の間隔だけ離れた位置に、後方へ突出する第2支点突起を設ける一方、本体ケース内に、操作部の押し込み操作に伴って第1支点突起の先端と第2支点突起の先端とが夫々当接する支点受け部を設けた。そして、操作部の一方側の端部を押し込み操作すると、第1支点突起及び第2支点突起が支点受け部に夫々当接し、当該当接箇所を支点として操作部が一方側に傾動することにより第1スイッチが操作され、操作部の他方側の端部を押し込み操作すると、第1支点突起及び第2支点突起が支点受け部に夫々当接し、当該当接箇所を支点として操作部が他方側に傾動することにより第2スイッチが操作されるようにした。
したがって、操作部材を傾動可能に軸支するための軸体や軸受け等を設ける必要がないため、ボタン部を構成する部品点数が少なくて構造が簡素であり、インターホン機器の小型化及び低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
インターホン子機を正面から示した説明図である。
呼出ボタンが分解された状態にあるインターホン子機の斜視説明図である。
操作部材及びシート部材を前方から示した斜視説明図である。
操作部材及びシート部材を後方から示した斜視説明図である。
図1中のA-A線断面における呼出ボタン部分を拡大して示した説明図である。
図1中のB-B線断面における呼出ボタン部分を拡大して示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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