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公開番号2024049619
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022155960
出願日2022-09-29
発明の名称車両用表示装置
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類G02B 27/01 20060101AFI20240403BHJP(光学)
要約【課題】良好な表示品位を保ちつつ、ミラーの剛性を向上させることができる車両用表示装置を提供する。
【解決手段】車両用表示装置1は、開口部10aを有する筐体10と、画像の表示光L1を出力する画像表示装置12と、開口部に向けて表示光L1を反射する反射面14sを含む本体部14aを有し、回転軸線SH周りに回転可能なミラー14と、を備え、ミラー14は、それぞれが、第1方向に沿って延在し、第2方向において互いに対向する第1リブ14b及び第2リブ14cを有し、第1リブは、裏面において最も上端側のリブとして形成されており、第2リブ14cは、裏面において最も下端側のリブとして形成されており、裏面における第1リブと第2リブとの間の中央領域CRは、少なくとも一部が第1リブから第2リブまで延在する平坦な曲面として形成されていることを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
開口部を有する筐体と、
前記筐体内に設けられ、画像の表示光を出力する画像表示装置と、
前記筐体内に設けられ、前記開口部に向けて前記表示光を反射する反射面を含む本体部を有し、回転軸線周りに回転可能なミラーと、
を備え、
前記ミラーは、それぞれが、前記本体部における前記反射面とは反対側の面である裏面から突出し、かつ、当該裏面において、前記回転軸線に沿う第1方向に沿って延在し、前記第1方向と直交する第2方向において互いに対向する第1リブ及び第2リブを有し、
前記裏面は、前記第2方向において前記開口部から近い側の端である上端と、前記第2方向において前記開口部から遠い側の端である下端と、を有し、
前記第1リブは、前記裏面において最も前記上端側のリブとして形成されており、
前記第2リブは、前記裏面において最も前記下端側のリブとして形成されており、
前記裏面における前記第1リブと前記第2リブとの間の中央領域は、少なくとも一部が前記第1リブから前記第2リブまで延在する平坦な曲面として形成されている、
ことを特徴とする車両用表示装置。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記裏面における前記上端と前記第1リブとの間には、前記第1リブから前記上端まで延在する平坦な曲面として形成された上端側領域が設けられている、
請求項1に記載の車両用表示装置。
【請求項3】
前記第2方向において、前記第1リブにおける前記開口部側の面は、前記第1リブの先端側ほど前記下端に近くなるように傾斜している、
請求項1又は2に記載の車両用表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用表示装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両用表示装置において、画像表示装置から出射された表示光を運転者の前方に配置された反射部材(ウインドシールド等)に向けて反射するミラーが設けられている。例えば、特許文献1の車両用表示装置は、車両に搭載され表示光を出射する出射部と、前記出射部から出射された前記表示光を反射部材に向けて反射するミラーと、前記ミラーを保持する保持部材と、前記保持部材に組み付けられた回動軸を有し前記回動軸を軸周りに回動させることで前記保持部材に保持された前記ミラーの反射面の向きを変更する回動機構と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-110595号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、車両用表示装置において、ミラーの剛性を高めるためにミラーの裏面にリブを設けることが考えられる。ミラーの裏面にリブを設ける構成においては、ミラーの製造時において、ミラーの反射面が、リブの形成に起因して局所的に凹むことがある。反射面の局所的な凹み(特に反射面の中央部分における局所的な凹み)は、表示画像の表示品位を損なう可能性がある。車両用表示装置において、良好な表示品位を保ちつつ、ミラーの剛性を向上させることが望まれている。
【0005】
本発明の目的は、良好な表示品位を保ちつつ、ミラーの剛性を向上させることができる車両用表示装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の車両用表示装置は、開口部を有する筐体と、前記筐体内に設けられ、画像の表示光を出力する画像表示装置と、前記筐体内に設けられ、前記開口部に向けて前記表示光を反射する反射面を含む本体部を有し、回転軸線周りに回転可能なミラーと、を備え、前記ミラーは、それぞれが、前記本体部における前記反射面とは反対側の面である裏面から突出し、かつ、当該裏面において、前記回転軸線に沿う第1方向に沿って延在し、前記第1方向と直交する第2方向において互いに対向する第1リブ及び第2リブを有し、前記裏面は、前記第2方向において前記開口部から近い側の端である上端と、前記第2方向において前記開口部から遠い側の端である下端と、を有し、前記第1リブは、前記裏面において最も前記上端側のリブとして形成されており、前記第2リブは、前記裏面において最も前記下端側のリブとして形成されており、前記裏面における前記第1リブと前記第2リブとの間の中央領域は、少なくとも一部が前記第1リブから前記第2リブまで延在する平坦な曲面として形成されている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る車両用表示装置は、良好な表示品位を保ちつつ、ミラーの剛性を向上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る車両用表示装置を示す概略構成図である。
図2は、実施形態に係る車両用表示装置を示す概略構成図である。
図3は、実施形態に係る車両用表示装置のミラーを示す斜視図である。
図4は、実施形態に係る車両用表示装置のミラーを示す部分拡大断面図である。
図5は、実施形態に係る車両用表示装置を示す概略構成図である。
図6は、変形例に係る車両用表示装置を示す概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の実施形態に係る車両用表示装置につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
[実施形態]
図1から図5を参照して、実施形態について説明する。実施形態は、車両用表示装置に関する。図1は、実施形態に係る車両用表示装置を示す概略構成図、図2は、実施形態に係る車両用表示装置を示す概略構成図、図3は、実施形態に係る車両用表示装置のミラーを示す斜視図、図4は、実施形態に係る車両用表示装置のミラーを示す部分拡大断面図、図5は、実施形態に係る車両用表示装置を示す概略構成図である。図4は、ミラーにおける第1リブの周囲の断面を示す部分拡大断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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