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公開番号2024056253
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163000
出願日2022-10-11
発明の名称部品搭載構造及び電気接続箱
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02G 3/16 20060101AFI20240416BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】回路基板における基板端子の接続端の配置スペースを容易に確保することができる部品搭載構造と、そのような部品搭載構造を備えた電気接続箱を提供する。
【解決手段】部品搭載構造120が、回路基板121と、横置き姿勢で回路基板121に着脱自在に搭載されるとともに、千鳥配置となるように複数段に積層配置される複数のヒューズ122(電気電子部品)と、各ヒューズ122(電気電子部品)について一対ずつ設けられる金属製の端子であって、回路基板121との接続端123aが、複数のヒューズ122(電気電子部品)の複数段に亘る積層配置の二段分について一列に並ぶように回路基板121に接続された複数の基板端子123と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
回路基板と、
各々が一対の部品端子を有し、前記回路基板に対し、当該一対の部品端子が前記回路基板に沿って並ぶ横置き姿勢で当該回路基板に沿った搭載方向に着脱自在に搭載されるとともに、前記搭載方向から見た平面視で千鳥配置となるように複数段に積層配置される複数の電気電子部品と、
前記複数の電気電子部品それぞれについて一対ずつ設けられ、各電気電子部品を各対で着脱自在に保持するとともに各部品端子を前記回路基板へと電気的に接続する金属製の端子であって、前記回路基板との接続端が、前記複数の電気電子部品の前記複数段に亘る積層配置の二段分について一列に並ぶように前記回路基板に接続された複数の基板端子と、
を備えたことを特徴とする部品搭載構造。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記複数の基板端子のうち、前記二段分において前記回路基板側から数えて初段に属する電気電子部品を保持する複数の初段用端子の前記接続端の配列の相互間に、次段に属する電気電子部品を保持する複数の次段用端子の前記接続端の少なくとも一部が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の部品搭載構造。
【請求項3】
前記複数の基板端子それぞれが、前記回路基板に対する交差面の面内において前記回路基板に沿って帯状に延在する第1帯状部分と、前記面内において前記回路基板に交差して帯状に延在する第2帯状部分と、が端部どうしで繋がった、前記交差面に対する平面視でL字帯板形状を有しており、
前記第1帯状部分において前記第2帯状部分と反対側となる端部に、前記一対の部品端子における一の部品端子を保持する部品保持部が設けられ、
前記第2帯状部分において前記第1帯状部分と反対側となる端部が前記回路基板との前記接続端となっていることを特徴とする請求項1に記載の部品搭載構造。
【請求項4】
前記部品保持部は、前記回路基板に沿って一対の保持腕が延びるハサミ形状を有しており、前記一対の保持腕で前記一の部品端子を挟持して保持することを特徴とする請求項3に記載の部品搭載構造。
【請求項5】
前記複数の電気電子部品が、複数のヒューズであることを特徴とする請求項1に記載の部品搭載構造。
【請求項6】
請求項1~5に記載の部品搭載構造と、
前記複数の電気電子部品を露出させて着脱可能となるように前記部品搭載構造を収容したハウジングと、
を備えたことを特徴とする電気接続箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回路基板に対して複数の電気電子部品が搭載された部品搭載構造及び電気接続箱に関するものとなっている。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車等においてバッテリの電源を負荷側に供給する等といった用途に用いられる電気接続箱が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1の電気接続箱は、回路基板に対し、電気電子部品として複数のヒューズが搭載された部品搭載構造がハウジングに収容されたものとなっている。また、複数のヒューズは、一端が回路基板に接続された複数の基板端子によって、着脱自在に保持されるとともに各ヒューズの部品端子が回路基板に電気的に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-92577号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、近年では、電源の供給対象が増加する傾向にあり、これに伴いヒューズの搭載数、つまりは基板端子の数も増加傾向にある。基板端子の数が増えると、その接続端が回路基板に占める領域が広がることとなるが、他方で、電気接続箱の設置スペースは限られており、電気接続箱のサイズ、つまり、回路基板のサイズを大きくできないことが多い。その結果、ヒューズの搭載数を増やそうとしても、回路基板における基板端子の接続端の配置スペースの確保が困難となることがある。
【0005】
尚、ここまで、ヒューズを例に挙げ、回路基板における基板端子の接続端の配置スペースの確保が困難となるという問題について説明したが、このような問題は、ヒューズに限らず基板搭載用の電気電子部品であれば一般的に生じ得る問題である。
【0006】
従って、本発明は、上記のような問題に着目し、回路基板における基板端子の接続端の配置スペースを容易に確保することができる部品搭載構造と、そのような部品搭載構造を備えた電気接続箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、部品搭載構造は、回路基板と、各々が一対の部品端子を有し、前記回路基板に対し、当該一対の部品端子が前記回路基板に沿って並ぶ横置き姿勢で当該回路基板に沿った搭載方向に着脱自在に搭載されるとともに、前記搭載方向から見た平面視で千鳥配置となるように複数段に積層配置される複数の電気電子部品と、前記複数の電気電子部品それぞれについて一対ずつ設けられ、各電気電子部品を各対で着脱自在に保持するとともに各部品端子を前記回路基板へと電気的に接続する金属製の端子であって、前記回路基板との接続端が、前記複数の電気電子部品の前記複数段に亘る積層配置の二段分について一列に並ぶように前記回路基板に接続された複数の基板端子と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
上述の部品搭載構造及び電気接続箱によれば、回路基板における基板端子の接続端の配置スペースを容易に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係る電気接続箱を示す外観斜視図である。
図1に示された電気接続箱に収容されている部品搭載構造を示す模式的な斜視図である。
図2に示されている部品搭載構造を示す三面図である。
図2及び図3に示されている4種類の基板端子を示す平面図である。
図1~図4に示されている実施形態と比較するための比較例の部品搭載構造を、図3と同様の三面図で示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、部品搭載構造及び電気接続箱の一実施形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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