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公開番号2024056251
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022162998
出願日2022-10-11
発明の名称端子、電気部品接続構造、及び電気接続箱
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 4/58 20060101AFI20240416BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】本発明は、製造コストの低減を図りつつ、基板の大きさを拡大させずにより多くの電気部品を接続できる端子、電気部品接続構造、及び電気接続箱を提供することを目的とする。
【解決手段】
端子5、15は、電気部品4に接続される板状の部品接続部51と、基板3に接続される板状の基板接続部52と、前記部品接続部51と前記基板接続部52を連結する連結部53と、を備え、長方形状の金属板50が折れ曲がってL字状に形成されたものであり、部品接続部51と連結部53との境界位置5aにおいて幅方向の一方の端縁に第1切込54が形成され、基板接続部52と連結部53との境界位置5bにおいて幅方向の他方の端縁に第2切込55が形成され、第1切込54と第2切込55とを結ぶ金属板の長手方向の線L1を第1折り目L1として折れ曲がって、部品接続部51の厚さ方向および基板接続部52の幅方向が同じ方向になるように構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電気部品と基板とを接続するための端子であって、
前記電気部品に接続される板状の部品接続部と、前記基板に接続される板状の基板接続部と、前記部品接続部と前記基板接続部を連結する連結部と、を備え、長方形状の金属板が折れ曲がってL字状に形成されたものであり、
前記部品接続部と前記連結部との境界位置において幅方向の一方の端縁を切り欠いて形成された第1切込と、前記基板接続部と前記連結部との境界位置において幅方向の他方の端縁を切り欠いて形成された第2切込と、を有し、
前記第1切込と前記第2切込とを結ぶ前記金属板の長手方向の線を第1折り目として折れ曲がって構成されているとともに、
前記部品接続部と前記基板接続部とのうち、一方の厚さ方向と他方の幅方向とが同じ方向となるように構成されていることを特徴とする端子。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記端子は、前記第2切込の先端と、前記基板接続部と前記連結部との境界位置における幅方向の一方側の端縁と、を結ぶ線を第2折り目として折れ曲がって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の端子。
【請求項3】
前記端子は、前記第1切込の先端と、前記部品接続部と前記連結部との境界位置における幅方向の他方側の端縁と、を結ぶ線を第3折り目として折れ曲がって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の端子。
【請求項4】
電気部品が接続される電気部品接続構造であって、
前記電気部品に接続される基板と、
前記電気部品を前記基板に接続する一対の端子と、を備え、
前記一対の端子として、請求項1に記載された端子が一対で構成されていることを特徴とする電気部品接続構造。
【請求項5】
前記一対の端子が前記基板に接続された状態で、
前記一対の端子それぞれの前記部品接続部は、互いに対向するように配置されているとともに、前記基板の面方向に対して交差するように配置され、
前記一対の端子それぞれの前記基板接続部は、該基板接続部の幅方向に並んで設けられていることを特徴とする請求項4に記載の電気部品接続構造。
【請求項6】
請求項4に記載の電気部品接続構造と、
前記電気部品を装着させるとともに、前記電気部品接続構造を収容する筐体と、を備えたことを特徴とする電気接続箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端子、電気部品接続構造、及び電気接続箱に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、電気自動車(ハイブリッド車を含む)には、バッテリとインバータなどを相互に電気的に接続するために、従来から種々の電気接続箱が搭載されている(例えば、特許文献1参照)。前述した電気接続箱は、ヒューズ、リレー、バスバなどを有して、ジャンクションブロック、ヒューズブロック、リレーボックスとも呼ばれる。本明細書では、これらを総称して、電気接続箱と呼ぶ。
【0003】
特許文献1に開示された電気接続箱は、複数のヒューズが挿着される挿着筐体と、挿着筐体に装着された各ヒューズを回路基板に接続させる各一対の接続端子と、を備える。各ヒューズの両端には、それぞれ接続端子が接続される。即ち、各ヒューズは一対の接続端子を介して回路基板に電気的に接続される。この接続端子は、長方形状の金属板が折れ曲がって構成されたものであり、一対の接続端子それぞれの接続端は、回路基板においてヒューズから離れる方向に並んで設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-92577号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、近年では、電源の供給対象の増加に伴って、ヒューズの搭載数、即ち接続端子の数も増加傾向にある。接続端子の数が増えると、その接続端が回路基板に占める領域が広がることとなるが、他方で、電気接続箱の設置スペースは限られており、電気接続箱のサイズ、つまり回路基板のサイズを大きくできないことが多い。このため、ヒューズの搭載数を増やそうとしても、回路基板における接続端子(電気部品)の接続端の配置スペースの確保が困難となる場合があった。
【0006】
この問題を解決するために、図7に示すように、金属板をL字状に打抜いて接続端子105を形成し、ヒューズをその両端が回路基板と平行となる格好で、接続端子105の表裏の面が回路基板に対して直交する(縦置きされる)ように、接続端子105を回路基板に配置して、配置スペースを確保する技術が考えられる。しかしながら、図7に示すように、接続端子105の歩留まり率が低下して、製造コストが増加してしまう場合があった。
【0007】
本発明は、製造コストの低減を図りつつ、基板の大きさを拡大させずにより多くの電気部品を接続できる端子、電気部品接続構造、及び電気接続箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された本発明の端子は、電気部品と基板とを接続するための端子であって、前記電気部品に接続される板状の部品接続部と、前記基板に接続される板状の基板接続部と、前記部品接続部と前記基板接続部を連結する連結部と、を備え、長方形状の金属板が折れ曲がってL字状に形成されたものであり、前記部品接続部と前記連結部との境界位置において幅方向の一方の端縁を切り欠いて形成された第1切込と、前記基板接続部と前記連結部との境界位置において幅方向の他方の端縁を切り欠いて形成された第2切込と、を有し、前記第1切込と前記第2切込とを結ぶ前記金属板の長手方向の線を折り目として折れ曲がって構成されているとともに、前記部品接続部と前記基板接続部とのうち、一方の厚さ方向と他方の幅方向とが同じ方向となるように構成されていることを特徴とする端子である。
【0009】
また、本発明の電気部品接続構造は、電気部品が接続される電気部品接続構造であって、前記電気部品に接続される基板と、前記電気部品を前記基板に接続する一対の端子と、を備え、前記一対の端子として、前記端子が一対で構成されていることを特徴とする電気部品接続構造である。
【0010】
また、本発明の電気接続箱は、前記電気部品接続構造と、前記電気部品を装着させるとともに、前記電気部品接続構造を収容する筐体と、を備えたことを特徴とする電気接続箱である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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