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公開番号2024057448
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022164196
出願日2022-10-12
発明の名称通信装置及び通信システム
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04W 40/02 20090101AFI20240417BHJP(電気通信技術)
要約【課題】アドホックネットワークにおいて、通信データの通信経路のうち、固定ルート内の中継経路が長い場合であっても、オーバーヒアにより、通信遅延を効果的に軽減することが可能な通信装置及び通信システムを提供する。
【解決手段】通信装置10bは、アドホックネットワークにおいて、固定ルートを形成する複数の通信装置10a~10hに含まれて、受信部23、判定部35、及び更新部37を備える。受信部23は、固定ルート内の通信装置10cから、固定ルート内の通信装置10d宛の通信データをオーバーヒアしたことを示す受信完了通知を受信する。更新部37は、判定部35が、当該受信完了通知は、通信装置10dによって生成され、かつ、通信装置10b宛であると判定した場合、通信装置10bから通信装置10dへ直接向かう経路を、オーバーヒアルートとして、ルーティングテーブルに追加する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
アドホックネットワークにおいて、固定ルートを形成する複数の通信装置に含まれる通信装置であって、
自装置と直接通信可能な、前記固定ルート内の第1の他の通信装置に対して、前記固定ルート内の第2の他の通信装置宛の通信データを送信する送信部と、
前記第1の他の通信装置から、前記通信データをオーバーヒアしたことを示す受信完了通知を受信する受信部と、
前記受信完了通知は、前記第2の他の通信装置によって生成されたか否かを判定し、かつ、前記受信完了通知は、自装置宛であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部が、前記受信完了通知は、前記第2の他の通信装置によって生成され、かつ、前記自装置宛であると判定した場合、前記自装置から前記第2の他の通信装置へ直接向かう経路を、オーバーヒアルートとして、ルーティングテーブルに追加する更新部と、
を備える通信装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記受信部が、他の通信データを受信し、
前記他の通信データの通信経路の送信先側に、前記第2の他の通信装置が含まれる場合、前記送信部は、前記オーバーヒアルートを介して、前記第2の他の通信装置に対して、前記他の通信データを送信する、請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記送信部が、前記オーバーヒアルートを介した、前記他の通信データの送信に失敗すると、前記更新部は、前記ルーティングテーブルから、前記オーバーヒアルートを削除する、請求項2に記載の通信装置。
【請求項4】
前記受信完了通知は、送信元アドレス及び宛先アドレスを含み、
前記送信元アドレス及び前記宛先アドレスには、それぞれ、前記受信完了通知の通信経路の始点及び終点に対応する2つの通信装置のアドレスが設定され、
前記送信元アドレス及び前記宛先アドレスに、それぞれ、前記第2の他の通信装置及び前記自装置のアドレスが設定されている場合に、前記判定部は、前記受信完了通知が、前記第2の他の通信装置によって生成され、かつ、前記自装置宛であると判定する、請求項1に記載の通信装置。
【請求項5】
前記受信部が、前記固定ルート内の第3の他の通信装置から送信された、自装置宛の他の通信データをオーバーヒアした場合に、前記受信完了通知を生成する生成部を更に備え、
前記生成部は、前記受信完了通知の前記送信元アドレス及び前記宛先アドレスに、それぞれ、前記自装置のアドレス及び前記第3の他の通信装置のアドレスを設定し、
前記送信部は、前記第3の他の通信装置に向けて、前記受信完了通知を送信する、請求項4に記載の通信装置。
【請求項6】
アドホックネットワークにおいて、固定ルートを形成する複数の通信装置に含まれる第1通信装置及び第2通信装置を備え、
前記第1通信装置は、
前記第2通信装置から送信された、自装置宛の通信データをオーバーヒアした場合に、前記通信データをオーバーヒアしたことを示す受信完了通知を生成する生成部と、
前記第2通信装置に向けて、前記受信完了通知を送信する送信部と、
を備え、
前記第2通信装置は、
前記受信完了通知を受信する受信部と、
前記受信完了通知は、前記第1通信装置によって生成されたか否かを判定し、かつ、前記受信完了通知は、前記第2通信装置宛であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部が、前記受信完了通知は、前記第1通信装置によって生成され、かつ、前記第2通信装置宛であると判定した場合、前記第2通信装置から前記第1通信装置へ直接向かう経路を、オーバーヒアルートとして、ルーティングテーブルに追加する更新部と、
を備える通信システム。
【請求項7】
前記第2通信装置から送信された前記通信データを受信する第3通信装置を更に備え、
前記第3通信装置は、前記通信データを前記第1通信装置に送信する前に、前記第1通信装置から前記受信完了通知を受信し、
前記第3通信装置は、前記受信完了通知の受信に基づいて、前記通信データを破棄し、かつ、前記受信完了通知を前記第2通信装置に中継する、請求項6に記載の通信システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、通信装置及び通信システムに関する。
続きを表示(約 930 文字)【背景技術】
【0002】
従来、基地局、アクセスポイントなどのインフラストラクチャを利用せずに、複数の装置が、無線ネットワークを形成するアドホックネットワークが知られている。
【0003】
アドホックネットワークでは、送信装置が受信装置と直接通信できない場合、当該ネットワークに属する他の装置が中継装置となって、送信装置の代わりに、受信装置に向けて、通信データを送信する。
【0004】
特許文献1に開示されたアドホックネットワークでは、複数の装置が、リング状に接続されて、固定ルートを形成する。固定ルート内の各装置には、固定ルート外の1つ以上の装置が接続可能である。
【0005】
固定ルート外の送信装置及び受信装置が、それぞれ、固定ルート内の異なる装置に接続された構成において、送信装置が受信装置と直接通信できない場合、通信データは、固定ルートを介して中継されて、送信装置から受信装置に送信される。
【0006】
このような構成において、受信装置が、固定ルート内で中継されている通信データを、オーバーヒア(傍受)する場合、通信データの通信経路を短縮して、通信遅延を軽減することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2022-82848号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1に開示されたアドホックネットワークでは、受信装置がオーバーヒアを行うため、通信データの通信経路のうち、終点付近の経路のみが短縮される。
【0009】
このため、通信データの通信経路のうち、固定ルート内の中継経路が長い場合、終点付近の経路を短縮するだけでは、通信遅延を効果的に軽減することができない可能性がある。
【0010】
したがって、通信データの通信経路のうち、固定ルート内の中継経路が長い場合であっても、オーバーヒアにより、通信遅延を効果的に軽減するためには、更なる改善が望まれていた。
(【0011】以降は省略されています)

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