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公開番号
2024054531
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-04-17
出願番号
2022160802
出願日
2022-10-05
発明の名称
通信システム
出願人
日本無線株式会社
代理人
個人
主分類
H04L
7/08 20060101AFI20240410BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】短い時間で初期引き込みを行うことが可能な通信システムを提供する。
【解決手段】第1の通信局と第2の通信局との間で通信を開始する際に、第1の通信局の送信機は、既知パターンからなる高速引込フレームを第2の通信局へ繰り返し送信し、第2の通信局の受信機は、高速引込フレームを受信し、受信した高速引込フレームを利用して引込処理を行い、第1の通信局は、第2の通信局の受信機が引込処理を完了したか否かを判定し、引込処理を完了したと判定した場合に、高速引込フレームに代えてデータフレームの送信を開始する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の通信局と第2の通信局との間で、通信対象となるデータが格納されたデータフレームを送受信する通信システムであって、
前記第1の通信局と前記第2の通信局との間で通信を開始する際に、前記第1の通信局の送信機は、既知パターンからなる高速引込フレームを前記第2の通信局へ繰り返し送信し、
前記第2の通信局の受信機は、前記高速引込フレームを受信し、受信した前記高速引込フレームを利用して引込処理を行い、
前記第1の通信局は、前記第2の通信局の受信機が前記引込処理を完了したか否かを判定し、前記引込処理を完了したと判定した場合に、前記第1の通信局の送信機は、前記高速引込フレームに代えて前記データフレームの送信を開始する、
ことを特徴とする通信システム。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記データフレームには、既知パターンからなるパイロットブロックが格納されており、前記高速引込フレームの長さは、1つの前記データフレームに格納されている前記パイロットブロックよりも長い、
ことを特徴とする請求項に記載の通信システム。
【請求項3】
前記第1の通信局と前記第2の通信局との間で前記データフレームの送受信が行なわれているときに、前記第2の通信局の受信機で通信同期が外れた場合、前記第2の通信局の送信機は、引込未完通知を前記第1の通信局へ送信し、
前記第1の通信局の受信機が前記引込未完通知を受信すると、前記第1の通信局の送信機は、前記データフレームに代えて前記高速引込フレームを前記第2の通信局へ繰り返し送信し、
前記第2の通信局の受信機は、前記高速引込フレームを受信し、受信した前記高速引込フレームを利用して前記引込処理を行い、
前記第2の通信局の送信機は、前記引込処理が完了すると、引込完了通知を前記第1の通信局へ送信し、
前記第1の通信局の受信機が前記引込完了通知を受信すると、前記第1の通信局の送信機は、前記高速引込フレームに代えて前記データフレームの送信を開始する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
【請求項4】
前記第1の通信局と前記第2の通信局との間で前記データフレームの送受信が行なわれているときに、前記第1の通信局が前記データフレームの設定を変更する場合、前記第1の通信局の送信機は、前記データフレームの設定を変更する前に設定変更通知を前記第2の通信局へ送信し、
前記第2の通信局の受信機が前記設定変更通知を受信すると、前記第2の通信局の送信機は、引込未完通知を前記第1の通信局へ送信し、
前記第1の通信局の受信機が前記引込未完通知を受信すると、前記第1の通信局の送信機は、前記データフレームの設定を変更して、前記高速引込フレームを前記第2の通信局へ送信し、
前記第2の通信局の受信機は、前記高速引込フレームを受信し、受信した前記高速引込フレームを利用して前記引込処理を行い、
前記第2の通信局の送信機は、前記引込処理が完了すると、引込完了通知を前記第1の通信局へ送信し、
前記第1の通信局の受信機が前記引込完了通知を受信すると、前記第1の通信局の送信機は、前記高速引込フレームに代えて、設定を変更した前記データフレームの送信を開始する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
【請求項5】
前記第2の通信局の送信機は、前記引込処理が完了すると、引込完了通知を前記第1の通信局へ送信し、
前記第1の通信局は、受信機によって前記引込完了通知を受信すると、前記第2の通信局の受信機が前記引込処理を完了したと判定する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
【請求項6】
前記データフレームまたは前記高速引込フレームの種類、または前記第1の通信局と前記第2の通信局との間の通信状況を示す情報として、前記引込完了通知を含む通知情報を前記第1の通信局と前記第2の通信局との間で送受信する際に、少なくとも一部の前記通知情報を、少なくとも一部の前記データフレームまたは前記高速引込フレームのヘッダに格納し、または引込完了を示す既知パターンとして少なくとも一部の前記高速引込フレームに格納し、あるいは前記データフレームに格納された少なくとも一部の前記データ内に埋め込む、
ことを特徴とする請求項5に記載の通信システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信局間で通信を行う通信システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
図24(A)および同図(B)は、衛星放送の伝送路規格として知られるDVB-S2規格(例えば、特許文献1参照)に準拠した放送信号で送信されるフィジカルレイヤフレーム(以下、PLフレームともいう)のフレーム構造を示している。PLフレームは、先頭に配置されるフィジカルレイヤヘッダ(以下、PLヘッダともいう)と、PLヘッダの後方に配置されるXFECフレームとを備えている。PLフレームは、送信機から繰り返し送信され、PLフレームを受信した受信機の復調部によって復調される。なお、図24(B)に示すPLフレームは、フィジカルレイヤスクランブルがかけられる前のものであり、送信されるにあたって、PLヘッダを除くXFECフレームに、フィジカルレイヤスクランブルがかけられる。
【0003】
PLヘッダは、π/2BPSK(Binary Phase Shift Keying)で変調された90シンボルのヘッダデータである。PLヘッダは、24シンボルのSOFと、64シンボルのPLSコードから構成されている。SOFは、フレームの同期処理に用いられる既知パターンからなり、フレームの開始位置を示す。PLSコードは、変調方式、誤り訂正符号の符号化率などのパラメータなどが格納されている。
【0004】
XFECフレームは、例えば、放送番組のデータなど、送信の対象となるデータである。XFECフレームは、例えば、外符号(BCH)、内符号(LDPC)でFECエンコーディングされたFECデータからなり、8PSK(Phase Shift Keying)などの選択された変調方式で変調されている。また、XFECフレームは、S個のスロットに分割されており、各スロットは、90シンボルの固定長である。例えば、XFECフレームが64800ビットで、8PSKで変調されている場合、XFECフレームは240スロットに分割される。
【0005】
パイロットモードの場合、FECデータの16スロット(1440シンボル)ごとにパイロットブロック(パイロットともいう)が挿入される。パイロットは、36シンボルの非変調キャリアからなる既知パターンからなる。DVB-S2規格を利用する通信局間では、PLヘッダを用いてフレーム同期を行い、パイロットを用いて復調部への引き込みを行なう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2008-278186号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のとおり、DVB-S2規格を利用する通信局間では、パイロットを用いて復調部への引き込みが行なわれている。しかしながら、パイロットは挿入間隔が長く、シンボル数が少ないため、フレーム同期の確立後に行なわれる初期引き込みに時間がかかる。この問題は、伝送路環境が悪く、C/N(搬送波電力対熱雑音電力比)が低い場合、シンボルレートが低い場合などに特に顕著となる。また、PLヘッダやパイロットのみを使用して復調する回路の場合、初期引き込み時に送信されるFECデータは使用されないため効率が悪い。
【0008】
そこで本発明は、従来よりも短い時間で初期引き込みを行うことが可能な通信システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、第1の通信局と第2の通信局との間で、通信対象となるデータが格納されたデータフレームを送受信する通信システムであって、前記第1の通信局と前記第2の通信局との間で通信を開始する際に、前記第1の通信局の送信機は、既知パターンからなる高速引込フレームを前記第2の通信局へ繰り返し送信し、前記第2の通信局の受信機は、前記高速引込フレームを受信し、受信した前記高速引込フレームを利用して引込処理を行い、前記第1の通信局は、前記第2の通信局の受信機が前記引込処理を完了したか否かを判定し、前記引込処理を完了したと判定した場合に、前記第1の通信局の送信機は、前記高速引込フレームに代えて前記データフレームの送信を開始する、ことを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の通信システムにおいて、前記データフレームには、既知パターンからなるパイロットブロックが格納されており、前記高速引込フレームの長さは、1つの前記データフレームに格納されている前記パイロットブロックよりも長い、ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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