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公開番号2024077022
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-07
出願番号2022188810
出願日2022-11-28
発明の名称プロジェクタ
出願人日本精機株式会社
代理人
主分類H04N 5/74 20060101AFI20240531BHJP(電気通信技術)
要約【課題】視認性を向上できるプロジェクタを提供する。
【解決手段】本実施形態におけるプロジェクタは、レーザ光を出射する光源と、表示領域に計算機生成ホログラムを表示する空間位相変調器と、計算機生成ホログラムを生成する制御部と、を備え、レーザ光を空間位相変調器に照射し回折光を表示像に係る表示光として投影先に投影するプロジェクタであって、制御部は、表示像の焦点距離を決定するレンズパターンであって、焦点距離の異なる複数からなる所定数のレンズパターンを生成し、所定数に分割された表示領域の各分割領域に、それぞれレンズパターンを割り当てて複数のレンズパターンからなる合成レンズパターンを生成するレンズパターン生成部と、表示像に係る物体を示す画像パターンに合成レンズパターンを重ね合わせ、画像パターンの各領域間で異なる焦点距離が設定された計算機生成ホログラムを生成するホログラム生成部と、を有する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
レーザ光を出射する光源と、
表示領域に計算機生成ホログラムを表示する空間位相変調器と、
前記計算機生成ホログラムを生成する制御部と、を備え、
前記レーザ光を前記空間位相変調器に照射し回折光を表示像に係る表示光として投影先に投影するプロジェクタであって、
前記制御部は、
前記表示像の焦点距離を決定するレンズパターンであって、前記焦点距離の異なる複数からなる所定数のレンズパターンを生成し、前記所定数に分割された前記表示領域の各分割領域に、それぞれ前記レンズパターンを割り当てて複数の前記レンズパターンからなる合成レンズパターンを生成するレンズパターン生成部と、
前記表示像に係る物体を示す画像パターンに前記合成レンズパターンを重ね合わせ、前記画像パターンの各前記領域間で異なる前記焦点距離が設定された前記計算機生成ホログラムを生成するホログラム生成部と、を有する、プロジェクタ。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記表示領域は、長手方向と短手方向からなる長方形を有し、前記長手方向において分割される、請求項1記載のプロジェクタ。
【請求項3】
前記所定数は、3である、請求項2記載のプロジェクタ。
【請求項4】
前記表示領域は、中心に位置する前記領域が最も前記長手方向の長さが長くなるように分割される、請求項3記載のプロジェクタ。
【請求項5】
前記計算機生成ホログラムは、フーリエ変換型計算機生成ホログラムである、請求項1記載のプロジェクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、プロジェクタに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
空間位相変調器(SLM:Spatial Light Modulator)を用いて表示像を投影するプロジェクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2009-536747号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、この種のプロジェクタでは、曲面や傾斜面を含むスクリーンに表示像を投影すると、焦点が合わない投影領域が発生し、表示像がボケやすいという課題があった。
【0005】
本開示はこのような事情を考慮してなされたもので、視認性を向上できるプロジェクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のプロジェクタは、上述した課題を解決するために、レーザ光を出射する光源と、表示領域に計算機生成ホログラムを表示する空間位相変調器と、計算機生成ホログラムを生成する制御部と、を備え、レーザ光を空間位相変調器に照射し回折光を表示像に係る表示光として投影先に投影するプロジェクタであって、制御部は、表示像の焦点距離を決定するレンズパターンであって、焦点距離の異なる複数からなる所定数のレンズパターンを生成し、所定数に分割された表示領域の各分割領域に、それぞれレンズパターンを割り当てて複数のレンズパターンからなる合成レンズパターンを生成するレンズパターン生成部と、表示像に係る物体を示す画像パターンに合成レンズパターンを重ね合わせ、画像パターンの各領域間で異なる焦点距離が設定された計算機生成ホログラムを生成するホログラム生成部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示のプロジェクタにおいては、視認性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示のプロジェクタの一実施形態であるプロジェクタの概略図。
CGHの生成例を示す説明図。
プロジェクタからスクリーンまでの距離を異ならせた場合の表示像を示す図。
車内へのプロジェクタの適用例を示す説明図。
画像パターンに合成レンズパターンを合成する例の説明図。
図5のレンズパターンの変形例を示す説明図。
図5の合成レンズパターンを画像パターンに重ね合わせたCGHを用いて投影した表示像を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示のプロジェクタの実施形態を添付図面に基づいて説明する。本開示のプロジェクタは、例えば自動車や二輪車等の車両や、船舶、農業機械、建設機械に搭載され、表示像を投影先としての搭載先の構造物(例えばステアリングホイール)や搭載先外の構造物(例えば道路)に投影し得る。
【0010】
図1は、本開示のプロジェクタの一実施形態であるプロジェクタ1の概略図である。
(【0011】以降は省略されています)

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