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公開番号
2024057391
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-04-24
出願番号
2022164094
出願日
2022-10-12
発明の名称
腐食検査用測定装置
出願人
マツダ株式会社
代理人
弁理士法人前田特許事務所
主分類
G01N
17/02 20060101AFI20240417BHJP(測定;試験)
要約
【課題】被検査物の腐食検査のための測定の信頼性を確保できる。
【解決手段】腐食検査用測定装置1は、金属製の基材21と該基材上の表面処理膜22、23とを有する被検査物2の腐食の検査のための測定を行う装置であって、含水電解質材料を保持しかつ、表面処理膜の表面に接触する接触部3と、表面処理膜に接触部を介して電気的に接続される電極41を有しかつ、電極と基材との間に電圧を印加させながら、電極と基材との間の通電状態を測定する測定部4と、を備え、接触部の少なくとも一部は、含水電解質材料を保持するための保水性を有するシートであって、接触部は、測定時に広げられて表面処理膜の表面に接触する展開状態と、非測定時に小さくされた収納状態と、に切り替わる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
金属製の基材と該基材上の表面処理膜とを有する被検査物の腐食の検査のための測定を行う装置であって、
含水電解質材料を保持しかつ、前記表面処理膜の表面に接触する接触部と、
前記表面処理膜に前記接触部を介して電気的に接続される電極を有しかつ、前記電極と前記基材との間に電圧を印加させながら、前記電極と前記基材との間の通電状態を測定する測定部と、を備え、
前記接触部の少なくとも一部は、前記含水電解質材料を保持するための保水性を有するシートであって、前記接触部は、測定時に広げられて前記表面処理膜の表面に接触する展開状態と、非測定時に小さくされた収納状態と、に切り替わる、腐食検査用測定装置。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の腐食検査用測定装置において、
前記接触部を挟んで前記被検査物とは逆側に位置しかつ、前記接触部を前記表面処理膜の表面に接触させると共に、前記接触部を展開状態に維持する維持部をさらに備えている、腐食検査用測定装置。
【請求項3】
請求項2に記載の腐食検査用測定装置において、
前記維持部は、前記接触部を介して前記被検査物に吸着する磁石である、腐食検査用測定装置。
【請求項4】
請求項1に記載の腐食検査用測定装置において、
前記接触部は、収納状態において巻かれかつ、展開状態において引き延ばされ、
前記接触部は、前記接触部の表面に貼り付けられた渦巻きバネを有し、
前記渦巻きバネは、前記接触部を巻くように付勢している、腐食検査用測定装置。
【請求項5】
請求項1に記載の腐食検査用測定装置において、
前記接触部を収納するハウジングをさらに備え、
前記接触部は、前記収納状態において前記ハウジングの中に収納され、前記展開状態において前記ハウジングの外まで広がる、腐食検査用測定装置。
【請求項6】
請求項5に記載の腐食検査用測定装置において、
前記ハウジングは、開口を有し、
前記接触部は、前記開口を通じて広げられかつ小さくされる、腐食検査用測定装置。
【請求項7】
請求項6に記載の腐食検査用測定装置において、
前記ハウジングに取り付けられかつ、前記開口を開閉するカバーをさらに備え、
前記カバーは、非測定時に前記開口を閉じる、腐食検査用測定装置。
【請求項8】
請求項1に記載の腐食検査用測定装置において、
前記装置は、ポータブルであり、
充放電可能な給電用のバッテリをさらに備え、
前記装置は、非測定時に、前記バッテリを充電する充電器に接続される、腐食検査用測定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
ここに開示する技術は、腐食検査用測定装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、塗装金属材の耐食性評価装置が記載されている。塗装金属材は、金属製の基材の上に樹脂製の塗膜が設けられてなる。塗装金属材では、例えば塩水といった腐食因子が塗膜に浸透し、基材に到達することで錆が発生、すなわち腐食が開始する。塗装金属材の腐食過程は、錆が発生するまでの過程と、発生した錆が進展する過程とに分けられる。特許文献1の耐食性試験装置は、錆が発生するまでの腐食抑制期間を評価する。
【0003】
具体的に、この耐食性評価装置は、塗膜側に配置される電極と、電極と基材との間に電圧を印加する電源部と、を備えている。塗膜と電極との間には、両者に接触するように電解質材料が配置される。耐食性評価装置は、電極と基材との間に電圧を印加し、塗膜が絶縁破壊する電圧値に基づいて、塗装金属材の耐食性を評価する。
【0004】
特許文献2には、腐食が進展する速度を評価する耐食性試験装置が記載されている。この試験に用いられる塗装金属材には、塗膜を貫通して金属製基材に達する人工傷が二箇所に加えられている。耐食性試験装置は、その塗装金属材の腐食を進行させることにより耐食性を評価する。
【0005】
具体的に、この耐食性試験装置は、二つの保持部を有する容器を備えている。容器は、塗装金属材の表面に設置される。二つの保持部はそれぞれ、含水電解質材料を保持する。二つの保持部はそれぞれ、二箇所の人工傷に対応する。容器の底は、各保持部において開口している。含水電解質材料は、人工傷に接触する。二つの保持部のそれぞれには、電極が収容されている。耐食性試験装置は、二つの電極を介して金属製基材に通電することによって、塗装金属材の腐食を進行させる。
【0006】
この耐食性試験装置は、含水電解質材料と電極とが容器に収容されている。この耐食性試験装置を用いた塗装金属材の試験は、試験対象の塗装金属材の表面に容器を設置することによって行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第6436688号公報
特開2020-118468号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
前記の評価装置の評価対象は、例えば自動車部品用の塗装金属板である。特許文献1又は2に記載された従来の装置は、自動車の製造工程等において、塗装工程毎に製造ラインから部品を取り出し、塗膜の品質を確認する場合に好適に用いることができる。
【0009】
ところで、ユーザーに販売された自動車は、経年劣化によって塗装金属板が腐食する場合がある。自動車のユーザーは、塗装金属板が腐食する時期を予想したい、又は、腐食を早期に発見したいという要求を持っている。
【0010】
劣化の進行は、自動車の使用環境に応じて変化する。例えば冬期に道路上に融雪剤が撒かれた環境下で使用される自動車や、潮風に当たる環境下で使用される自動車の塗装金属板は、相対的に錆が発生しやすい。塗装金属板に錆が発生する時期は一律ではない。ユーザーの自動車は、例えば整備工場に定期的に入庫されるため、整備工場に入庫した自動車について塗装金属板の耐食性を検査できれば、ユーザー毎に、塗装金属板の腐食する時期の予測、又は、腐食の早期発見が実現できる。
(【0011】以降は省略されています)
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