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公開番号2024057198
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022163763
出願日2022-10-12
発明の名称センサユニット
出願人日本精機株式会社
代理人
主分類G01D 11/24 20060101AFI20240417BHJP(測定;試験)
要約【課題】接合強度のばらつきが小さい高品質なハウジング構造を持つセンサユニットを提供する。
【解決手段】センサユニットSは、センサ素子11を有する回路基板1と、上面に回路基板1を収容する収容部21を有するケース2と、収容部21の内側枠部211と周状にレーザー溶着して収容部21を覆うカバ3ーと、を備える。カバー2が溶着される内側枠部211に対向する下面側の箇所は、高さの異なる複数の面から構成されている。これら高さの異なる複数の面を互いに平行な平面とした。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
センサ素子を有する回路基板と、上面に前記回路基板を収容する収容部を有するケースと、前記収容部の枠部と周状にレーザー溶着して前記収容部を覆うカバーと、を備えたセンサユニットであって、
前記カバーが溶着される前記枠部に対向する前記下面側の箇所は、高さの異なる複数の面から構成され、
前記下面側の複数の面は、互いに平行な平面とした。
センサユニット。
続きを表示（約 250 文字）【請求項２】
前記ケースは、側面にコネクタを有し、下面と前記コネクタとの境界部に補強リブが形成され、
前記下面側の複数の面は、前記下面および前記補強リブの上面である、
請求項１に記載のセンサユニット。
【請求項３】
前記カバーは、周状の溝部を有し、
前記溝部が前記枠部に溶着する、
請求項２に記載のセンサユニット。
【請求項４】
前記溝部の壁部先端にストッパ部を形成する、
請求項１乃至３の何れか１項に記載のセンサユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、センサユニットのハウジング構造に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１に開示されているように、鞍乗型車両の走行状態を検出するために慣性センサなどのセンサユニットを搭載する場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２０－９１６７２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
このような鞍乗型車両にセンサユニットを搭載する場合においては、センサユニットを接合強度の高いハウジング構造とする必要がある。また、このようなセンサユニットを量産するにあたって、この接合強度のばらつきが小さく高品質なセンサユニットとすることが求められる。
【０００５】
本開示は、上述した課題を考慮して、接合強度のばらつきが小さい高品質なハウジング構造を持つセンサユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上述した課題を解決する本開示のセンサユニットは、以下の構成を備える。
センサ素子を有する回路基板と、上面に前記回路基板を収容する収容部を有するケースと、前記収容部の枠部と周状にレーザー溶着して前記収容部を覆うカバーと、を備えたセンサユニットである。
前記カバーが溶着される前記枠部に対向する前記下面側の箇所は、高さの異なる複数の面から構成される。
前記下面の複数の面は、互いに平行な平面とした。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、接合強度のばらつきが小さい高品質なハウジング構造を持つセンサユニットを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
センサユニットの上面側の斜視図。（Ａ）はカバーを取り付けた状態を示す。（Ｂ）はカバーを取り外した状態を示す。
センサユニットの下面側の斜視図。
カバーの裏面側の斜視図。
レーザー溶着の様子を示す図。上図はレーザー溶着時の治具による加圧箇所を示す。下図は上手のＡ－Ａ断面における断面図であり、治具によるレーザー溶着の様子を示す。
図４の要部Ｋを拡大した図。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
（第１実施系形態）
添付した図１～図５を参照して本開示のセンサユニットＳの第１実施形態を説明する。
【００１０】
センサユニットＳは、ＩＭＵ（Inertial Measurement Unit）であり、鞍乗型車両の重心近傍に搭載される。このセンサユニットＳは、搭載された鞍乗型車両の３軸の加速度と角加速度を計測し、鞍乗型車両の走行状態を推定するために用いられる。
（【００１１】以降は省略されています）

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