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公開番号2024098580
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-24
出願番号2023002143
出願日2023-01-11
発明の名称排尿検知システム
出願人住江織物株式会社
代理人
主分類G01N 27/00 20060101AFI20240717BHJP(測定;試験)
要約【課題】おむつ内の排尿や排尿の回数を検知することができるとともに、複数のおむつ着用者毎の排尿状況及び排尿回数を別室、遠隔地等離れたところから把握できる排尿検知システムを提供することを目的とする。
【解決手段】排尿検知システム1は、排尿を検知するセンサ10と、センサ10と電気的に接続されたデバイス20と、デバイス20から情報を受信するサーバ30と、を備え、センサ10は、吸水性を有する非導電性の鞘部と導電性の芯部からなる2本の芯鞘型導電糸11を備え、センサ10の2本の芯鞘型導電糸11は少なくとも一箇所で交差13し、デバイス20は、バッテリ21、マイコン22、抵抗器23及び送信装置24を備え、前記情報は、センサ10の濡れ状態によって変化する分圧電圧を解析した排尿状況の判定を含み、サーバ30は、前記情報をデータベース34に記録し、ネットワークを通してアクセスに応答し前記情報を送信することを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
排尿を検知するセンサと、
前記センサと電気的に接続されたデバイスと、
前記デバイスからの情報を受信するサーバと、を備え、
前記センサは、吸水性を有する非導電性の鞘部と導電性の芯部からなる2本の芯鞘型導電糸を備え、
前記センサの2本の前記芯鞘型導電糸は少なくとも一箇所で交差し、
前記デバイスは、バッテリ、マイコン、抵抗器及び送信装置を備え、
前記情報は、前記センサの濡れ状態によって変化する分圧電圧を解析した排尿状況の判定を含み、
前記サーバは、前記情報をデータベースに記録し、ネットワークを通してアクセスに応答し前記情報を送信することを特徴とする排尿検知システム。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記センサは、前記芯鞘型導電糸として第1芯鞘型導電糸と第2芯鞘型導電糸が配設された布帛であって、
2本の平行線の間に複数の横線が引かれたあみだくじに従い前記横線に到達したら該横線を渡ることを繰り返すパターンで、前記平行線の一方から前記第1芯鞘型導電糸を、他方から前記第2芯鞘型導電糸を配置し、
前記第1芯鞘型導電糸と前記第2芯鞘型導電糸が少なくとも一箇所で交差している請求項1に記載の排尿検知システム。
【請求項3】
前記デバイスからの情報を受信する中継器と、
前記サーバから前記情報を受信する端末をさらに備え、
前記中継器は、前記デバイスからの前記情報を前記中継器の受信装置により受信し、前記情報を前記サーバへ送信する送信装置を備え、
前記端末は、前記端末の通信装置により受信した前記情報を処理し、前記端末の情報利用者に報知する報知手段を備える請求項1又は2に記載の排尿検知システム。
【請求項4】
おむつをさらに備え、
前記おむつの内側で前面の略中央部に前記センサが配置され、
前記センサは、前記デバイスと脱着可能に接続され、
前記デバイスのマイコンは、前記センサの濡れ状態によって変化する分圧電圧を解析し、排尿状況を判定するアルゴリズムを実行する請求項1~3のいずれか1項に記載の排尿検知システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排尿を検知し排尿に関する情報を配信する排尿検知システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、排尿を検知し、おむつやおむつパッド等の交換時期を知らせるための試みがされてきた。
【0003】
特許文献1には、水濡れを感知できる範囲が小さく、センサの取り付け場所によっては濡れの検知の即応性に欠け、センサが硬く不快感や違和感を与えるという問題を解決するために、一対の導電性線材を布帛に刺繍し、これら対をなす導電性線材の端末にセンサ接続部を設けてなるセンサ布帛の発明が開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、おむつの交換時期を正確に検知することのできる、おむつの中に配設されると共に、排尿を検出するための少なくとも一対の電極を備えたおむつの交換時期検知センサにおいて、前記電極が導電性材料によって被覆されているおむつの交換時期検知センサの発明が開示されている。
【0005】
また、介護施設、病院や在宅介護現場において、被介護者や入院患者といったおむつ着用者の排尿の有無等を建屋内のどこからでも把握したいというニーズがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平01-295149公報
特開平09-033468公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載のセンサ布帛をおむつに使用し濡れが発生した場合、濡れによる通電が感知センサで検出され、感知センサ内部のメロディ発生器が本人及び周囲の者におむつの濡れを知らせることができ、また特許文献2に記載のおむつの交換時期検知センサは、尿の個人差による電極間の導電率の変動を抑制し、おむつの濡れ面積(浸水長さ)に応じた電極間の導電率の変化を得られることができるため、おむつの交換時期を正確に検知することができるものの、例えば、介護施設、病院や在宅介護現場において建屋内のどこからでも排尿の状況や回数を検知することは想定されていなかった。
【0008】
本発明は、かかる技術的背景に鑑みてなされたものであって、おむつ内の排尿や排尿の回数を検知することができるとともに、複数のおむつ着用者毎の排尿状況及び排尿回数を別室、別の階又は別の建屋、さらに外出先、遠隔地等離れたところから把握できる排尿検知システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
【0010】
[1]排尿を検知するセンサと、
前記センサと電気的に接続されたデバイスと、
前記デバイスからの情報を受信するサーバと、を備え、
前記センサは、吸水性を有する非導電性の鞘部と導電性の芯部からなる2本の芯鞘型導電糸を備え、
前記センサの2本の前記芯鞘型導電糸は少なくとも一箇所で交差し、
前記デバイスは、バッテリ、マイコン、抵抗器及び送信装置を備え、
前記情報は、前記センサの濡れ状態によって変化する分圧電圧を解析した排尿状況の判定を含み、
前記サーバは、前記情報をデータベースに記録し、ネットワークを通してアクセスに応答し前記情報を送信することを特徴とする排尿検知システム。
(【0011】以降は省略されています)

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