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公開番号2024109030
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-13
出願番号2023193812
出願日2023-11-14
発明の名称レーザーセンサ装置
出願人株式会社豊田自動織機
代理人
主分類G01S 7/481 20060101AFI20240805BHJP(測定;試験)
要約【課題】レーザー走査部への異物の付着を抑制することが可能なレーザーセンサ装置の提供にある。
【解決手段】レーザー光を走査するレーザー走査部25を有するレーザーセンサ装置30であって、レーザー走査部25の上方からレーザー光の走査方向へ延在する庇部材と、空気流を発生させる送風機43と、庇部材の下面に設けられる空気噴射口41と、送風機43と空気噴射口41とを接続し、送風機43により送り出される空気を通すダクト部44と、を有し、庇部材の下方において空気噴射口41からの空気の噴射による空気流とレーザー走査部25との間に空間が形成されるように、空気噴射口41は、水平方向においてレーザー走査部25と離間している。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
レーザー光を走査するレーザー走査部を有するレーザーセンサ装置であって、
前記レーザー走査部の上方からレーザー光の走査方向へ延在するとともに路面と対向する庇部材と、
空気流を発生させる送風機と、
前記庇部材の下面に設けられる空気噴射口と、
前記送風機と前記空気噴射口とを接続し、前記送風機により送り出される空気を通すダクト部と、を有し、
前記庇部材の下方において前記空気噴射口からの空気の噴射による空気流と前記レーザー走査部との間に空間が形成されるように、前記空気噴射口は、水平方向において前記レーザー走査部と離間していることを特徴とするレーザーセンサ装置。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記レーザー走査部は、前記庇部材から下方へ突出し、
前記レーザー走査部の下方からレーザー光の走査方向へ延在する下カバー部材を有し、
前記下カバー部材の先端に前記レーザー走査部へ向かう風を遮る遮風部を設けたことを特徴とする請求項1記載のレーザーセンサ装置。
【請求項3】
前記ダクト部は、前記空気噴射口から前記庇部材の先端へ向かう空気流の成分が噴射による空気流に含まれるように、前記空気噴射口よりも前記レーザー走査部に近い上方から前記レーザー走査部よりも前記庇部材の先端に近い下方の前記空気噴射口へ向けて形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のレーザーセンサ装置。
【請求項4】
前記空気噴射口は、前記庇部材の下面においてレーザー光の走査方向と対応する範囲にわたって形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のレーザーセンサ装置。
【請求項5】
前記庇部材の下面において前記空気噴射口よりも前記レーザー走査部の近くに設けられ、前記レーザー走査部の表面に付着した異物を除去する空気流を噴射する除去用空気噴射口を有することを特徴とする請求項1又は2記載のレーザーセンサ装置。
【請求項6】
前記空気噴射口は、前記送風機よりも下方に位置することを特徴とする請求項1又は2記載のレーザーセンサ装置。
【請求項7】
無人移動体に備えられることを特徴とする請求項1又は2記載のレーザーセンサ装置。
【請求項8】
路面と対向するように牽引車の車体における進行方向の端部に搭載されていることを特徴とする請求項1又は2記載のレーザーセンサ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、レーザーセンサ装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
レーザーセンサ装置に関係する従来技術として、例えば、特許文献1に開示されたカメラ防護筐体および監視カメラの防護方法が知られている。特許文献1に開示されたカメラ防護筐体は、降雨検知器が降雨の有無を検知し、この検知信号によりファンを回転させ、風取入口から空気を取り込み風を起こす。ダクトがこの風をカメラが撮像するための前面ガラスの外部側表面へ誘導し、前面ガラス風を形成し、降雨により前面ガラスに着いた水滴を除去する。さらに、水滴センサが水滴を検知し前面ガラスへの水滴の付着の有無を検知し、必要に応じてヒータにより風の温度を高め、水滴、結氷、雪等の検知と除去の精度を高める。本構成により、降雨の発生を自動検知し、前面ガラスに着いた水滴を自動的に除去し、良好な撮像を可能とし、監視の質・精度を高め、さらに保守を軽減化させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-171878号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、降雨の発生を自動検知し、前面ガラスに着いた水滴を自動的に除去するものの、前面ガラスへの異物(水滴)の付着を未然に防止できないという問題がある。ところで、レーザー光を走査して物体を検出するレーザーセンサ装置が知られている。この種のレーザーセンサ装置に特許文献1の技術を適用しても、レーザー走査部に付着している異物が風により除去されてレーザー走査部を通過すると、レーザーセンサ装置が異物を誤検出するおそれがある。
【0005】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、レーザー走査部への異物の付着を抑制することが可能なレーザーセンサ装置の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明は、レーザー光を走査するレーザー走査部を有するレーザーセンサ装置であって、前記レーザー走査部の上方からレーザー光の走査方向へ延在するとともに路面と対向する庇部材と、空気流を発生させる送風機と、前記庇部材の下面に設けられる空気噴射口と、前記送風機と前記空気噴射口とを接続し、前記送風機により送り出される空気を通すダクト部と、を有し、前記庇部材の下方において前記空気噴射口からの空気の噴射による空気流と前記レーザー走査部との間に空間が形成されるように、前記空気噴射口は、水平方向において前記レーザー走査部と離間していることを特徴とする。
【0007】
本発明では、レーザー走査部がレーザー光を走査するが、送風機により送り出された空気はダクト部を通って空気噴射口から噴射され、下方へ向かう空気流を形成する。空気噴射口より形成される空気流は、レーザー走査部へ向かう異物を下方へ落とし込む。路面と対向する庇部材の下方において空気流とレーザー走査部との間に空間が形成されているので、庇部材の下方に落とし込み易くなる。その結果、異物のレーザー走査部への付着を抑制することができる。
【0008】
また、上記のレーザーセンサ装置において、前記レーザー走査部は、前記庇部材から下方へ突出し、前記レーザー走査部の下方からレーザー光の走査方向へ延在する下カバー部材を有し、前記下カバー部材の先端に前記レーザー走査部へ向かう風を遮る遮風部を設けた構成としてもよい。
この場合、庇部材から下方へ突出するレーザー走査部の下方からレーザー光の走査方向へ延在する下カバー部材の先端に設けた遮風部がレーザー走査部へ向かう風を遮るので、例えば、路面で跳ね返ってレーザー走査部へ向かう異物のレーザー走査部への付着を妨げることができる。
【0009】
また、上記のレーザーセンサ装置において、前記ダクト部は、前記空気噴射口から前記庇部材の先端へ向かう空気流の成分が噴射による空気流に含まれるように、前記空気噴射口よりも前記レーザー走査部に近い上方から前記レーザー走査部よりも前記庇部材の先端に近い下方の前記空気噴射口へ向けて形成されている構成としてもよい。
この場合、ダクト部が、空気噴射口よりもレーザー走査部に近い上方からレーザー走査部よりも庇部材の先端に近い下方の空気噴射口へ向けて形成されているので、空気噴射口から噴射される空気流には空気噴射口から庇部材の先端へ向かう空気流の成分が含まれる。このため、空気噴射口から庇部材の先端へ向かう成分は、水平方向において異物をレーザー走査部から遠ざけるので、異物のレーザー走査部への付着をより一層抑制することができる。
【0010】
また、上記のレーザーセンサ装置において、前記空気噴射口は、前記庇部材の下面においてレーザー光の走査方向と対応する範囲にわたって形成されている構成としてもよい。
この場合、空気噴射口が庇部材の下面においてレーザー光の走査方向と対応する範囲にわたって形成されているので、レーザー走査部に向かう異物がレーザー光の走査方向のどの方向から向かう場合であっても、異物のレーザー走査部への付着を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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