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公開番号2024110844
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-16
出願番号2023015692
出願日2023-02-03
発明の名称ガスセンサ
出願人日本特殊陶業株式会社
代理人個人,個人
主分類G01N 27/419 20060101AFI20240808BHJP(測定;試験)
要約【課題】排気管への取付け性への悪影響を低減しつつ放熱性を向上させたガスセンサを提供する。
【解決手段】ガスセンサ素子120と、ガスセンサ素子120を保持する主体金具110と、主体金具110から後端側に延び、後端に開口を有する筒状の外筒103と、開口を塞ぐシール部材191と、外筒103を取り囲む筒状の遮熱部材104と、を備え、遮熱部材104は、外筒103および主体金具110の少なくとも一方に取付けられる取付け部104Aと、取付け部に接続し後端に向かって伸びる主部104Bと、からなるガスセンサであって、主部104Bの少なくとも一部の厚みは、取付け部104Aの厚みに比べて大きい。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
被測定ガス中の特定ガスの濃度を検出するガスセンサ素子と、
前記ガスセンサ素子を保持する主体金具と、
前記主体金具から後端側に延び、後端に開口を有する筒状の外筒と、
前記開口を塞ぐシール部材と、
前記外筒を取り囲む筒状の遮熱部材と、を備え、
前記遮熱部材は、前記外筒および前記主体金具の少なくとも一方に取付けられる取付け部と、前記取付け部に接続し後端に向かって伸びる主部と、からなるガスセンサであって、
前記主部の少なくとも一部の厚みは、前記取付け部の厚みに比べて大きいことを特徴とするガスセンサ。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記主体金具は、自身の周囲に雄ねじが形成されたねじ部と、該ねじ部より後端側に形成された多角形状の工具係合部と、を備え、
前記取付け部は前記工具係合部の先端面に取り付けられる、請求項1に記載のガスセンサ。
【請求項3】
前記主体金具は、自身の周囲に雄ねじが形成されたねじ部と、該ねじ部より後端側に形成された多角形状の工具係合部と、を備え、
前記取付け部は、前記工具係合部よりも後端側において前記主体金具および前記外筒の少なくとも一方の外周に取り付けられる、請求項1に記載のガスセンサ。
【請求項4】
前記主部は、先端側に向かって厚みが小さくなる、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のガスセンサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ガスセンサに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
内燃機関の排気ガス中の特定成分(酸素、NOx等)の濃度を検出するためのガスセンサとして、例えば、特許文献1に記載のガスセンサが知られている。このガスセンサは、軸線方向に延びるガスセンサ素子と、ガスセンサ素子の外周を取り囲んで保持するとともに排気管に取り付けるための主体金具と、主体金具の後端側に固定されて軸線方向の後方に延びる筒状の外筒と、外筒に接しつつ外筒の後端部の内側に配置されるグロメットと、を備えている。外筒の外周には筒状の保護部材が取り付けられているため、飛石等が外筒に衝突することを防止できる。
【0003】
保護部材は、外筒の外周にレーザー溶接等により接続される接続部と、接続部から後端側に延びつつ外筒の外周から離間する主部と、を備えている。ガスセンサの熱は、外筒から接続部に伝わり、接続部から主部へ放熱されるため、外筒からグロメットへ伝わる熱を低減できる。
【0004】
また特許文献2に記載のガスセンサの取り付け構造では、ガスセンサの工具係合部と被測定ガスが流通される配管との間に保護部材の一部が位置するように取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-95223号公報
特開2010-286332号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、近年従来よりも高温環境下での使用が可能なガスセンサが求められており、さらなる放熱性の向上が求められている。そこでグロメットに伝わる熱量を低減させるために保護部材の厚みを大きくし、外筒から保護部材へ伝わる伝熱量を増やすことが考えられるが、一方で保護部材が大型化し、排気管への取付け性が悪くなるおそれがある。
したがって、本発明は、排気管への取付け性への悪影響を低減しつつ放熱性を向上させたガスセンサの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のガスセンサは、被測定ガス中の特定ガスの濃度を検出するガスセンサ素子と、前記ガスセンサ素子を保持する主体金具と、前記主体金具から後端側に延び、後端に開口を有する筒状の外筒と、前記開口を塞ぐシール部材と、前記外筒を取り囲む筒状の遮熱部材と、を備え、前記遮熱部材は、前記外筒および主体金具の少なくとも一方に取付けられる取付け部と、前記取付け部に接続し後端に向かって伸びる主部と、からなるガスセンサであって、前記主部の少なくとも一部の厚みは、前記取付け部の厚みに比べて大きいことを特徴とするガスセンサである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ガスセンサにおいて、排気管への取付け性を損なうことなく、遮熱部材への伝熱量を増加させる、つまりシール部材に伝わる熱量を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
排気管に取り付けられた本発明の実施形態1にかかるガスセンサの内部構造を示した断面図である。
実施形態1にかかる遮熱部材の斜視図である。
実施形態1にかかる遮熱部材の断面図である。
排気管に取り付けられた本発明の実施形態2にかかるガスセンサの内部構造を示した断面図である。
実施形態2にかかる遮熱部材の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施形態を列記して説明する。
(1)本発明のガスセンサは、被測定ガス中の特定ガスの濃度を検出するガスセンサ素子と、前記ガスセンサ素子を保持する主体金具と、前記主体金具から後端側に延び、後端に開口を有する筒状の外筒と、前記開口を塞ぐシール部材と、前記外筒を取り囲む筒状の遮熱部材と、を備え、前記遮熱部材は、前記外筒および主体金具の少なくとも一方に取付けられる取付け部と、前記取付け部に接続し後端に向かって伸びる主部と、からなるガスセンサであって、前記主部の少なくとも一部の厚みは、前記取付け部の厚みに比べて大きいことを特徴とする、ガスセンサである。
(【0011】以降は省略されています)

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