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公開番号
2024118340
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-30
出願番号
2023024705
出願日
2023-02-20
発明の名称
変角平行光投光装置
出願人
中央精機株式会社
代理人
個人
主分類
G01N
21/84 20060101AFI20240823BHJP(測定;試験)
要約
【目的】 本発明は、物体の光学計測に用いる投光技術の変角平行光投光装置に関するものであり、複数の点光源を設けて、複数の角度の投光を同時に行ない、これら角度の異なる光を異なる(波長分布の)フィルタを介して投光し、対応するフィルタを介して計測することで、これら複数の角度の光を分離して計測することが可能となるのみならず、その計測を1度に行えることを目的とする。
【構成】 複数の位置の点光源Pを有する投光部1とコリメータレンズ2からなる投光側光学系Aを備えている平行光を投光する投光装置において,前記複数の点光源P,P,…が各々異なる波長分布であって、特に、前記点光源3つを備え,それぞれのカラーフィルタが色分解フィルタのRed,Green,Blueであること。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
一つの点光源を備える投光部とコリメータレンズからなる投光側光学系を備え,平行光を投光する投光装置において,前記点光源の位置を制御する点光源位置制御手段を備えることを特徴とする変角平行光投光装置。
続きを表示(約 340 文字)
【請求項2】
複数の位置の点光源を有する投光部とコリメータレンズからなる投光側光学系を備え、平行光を投光する投光装置において,前記複数の位置の点光源のうちから一つの点光源を点灯させる点光源選択点灯手段を備えることを特徴とする変角平行光投光装置。
【請求項3】
複数の位置の点光源を有する投光部とコリメータレンズからなる投光側光学系を備え、平行光を投光する投光装置において,前記複数の点光源が各々異なる波長分布であることを特徴とする変角平行光投光装置。
【請求項4】
請求項3記載の変角平行光投光装置において、前記点光源3つを備え,それぞれのカラーフィルタが色分解フィルタのRed,Green,Blueであることを特徴とする変角平行光投光装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、物体の光学計測に用いる投光技術の変角平行光投光装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
物体の表面の計測、検査において、照明の条件は重要である。特に、正反射近傍の光沢や、表面の反射の違いによるキズの検出においては、その照明光の角度の選択が重要である。物体表面に対して均一な照明条件を得るために、このような照明では平行光の投光が広く用いられている。平行光を用いると、面に一様に、一定角度の投光が得られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-300085号公報
実用新案登録第3115162号公報
【0004】
引用文献1の解決手段には、「ベース1に半円状の摺動ガイド13を固定し、摺動ガイド13上に摺動子33,43を摺動自在に取り付けて、その一方にデジタルカメラ31を固定し、他方に光源部41を固定する。そして、それら摺動子33,43にそれぞれ円弧ラック51,61を固定し、調節ツマミ81の操作により歯車52,62および円弧ラック51,61を介して摺動子33,43を移動させ、光源部41とデジタルカメラ31を互いに反対方向に同じ角度だけ回転させることができるようにする。」ことが記載されている。
【0005】
引用文献1の表面性状測定装置では、入射角および受光角を多様に変更でき、その調整を無段階に簡単に行えるため、測定対象物の種類に応じて最適な角度で測定することができるが、摺動ガイド13及び動子33,43を摺動自在に構成されているため、装置が大がかりとなり、移動性にも無理があるのみならず、高価とならざるを得ないという不都合が生じている。
【0006】
また、引用文献2の解決手段には、「少なくとも一つの所定の第一立体角にして検査すべき表面に放射する少なくとも一つの第一照射装置と、輻射を位置分解して検出することができ、少なくとも一つの所定の第二立体角にして前記表面に対して配置されていて、前記表面に照射され、この表面から戻って来る輻射を捕捉する少なくとも一つの第一検出装置と、を備えた、光表面特性を検査する装置において、前記照射装置および/または前記検出装置を配置している状態の少なくとも一つの立体角が可変できるようになっており、前記照射装置と前記検出装置が少なくとも一部光反射特性を保有する一つの空間の中に配置されている、ことを特徴とする装置。」が記載されている。
【0007】
引用文献2でも、引用文献2でも、照射装置15,19、検出装置13,14,16,17,18の少なくとも一つは半円形状の案内装置51,52を適宜摺動させることで任意の角度を得ることができるが、装置が大がかりとなり、移動性にも無理があるのみならず、高価とならざるを得ないという不都合が生じている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
引用文献1及び2に示すように、投光角度を変えて計測したい場合、投光装置全体を移動させる必要があり、これは装置的に大がかりとなる。特に、重量があり大きな投光装置を微小角度移動させることは装置面、費用面から課題であった。さらに、複数角度の条件での投光・計測を一度に計測する技術は待望されてきた。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、上記課題を解決すべく実験及び考察を繰り返したところ、コリメータ光学系の平行光に対する焦点位置は平行光の角度に規定されるため、投光装置としてのコリメータでは光源位置を制御することで投光される平行光の角度を変えることができることに気がついた。本発明はこの知見に基づきなされたものである。
【0010】
そこで、発明者は上記課題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、一つの点光源を備える投光部とコリメータレンズからなる投光側光学系を備え,平行光を投光する投光装置において,前記点光源の位置を制御する点光源位置制御手段を備えることを特徴とする変角平行光投光装置としたことにより、前記欠点を解消した。
(【0011】以降は省略されています)
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