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公開番号2024112766
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-21
出願番号2023189887
出願日2023-11-07
発明の名称ガスセンサ
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人
主分類G01N 27/18 20060101AFI20240814BHJP(測定;試験)
要約【課題】感温素子及びこれを加熱するヒータを備えたガスセンサにおいて、環境温度が変化する場合であっても正確なガス濃度を検出する。
【解決手段】ガスセンサ1は、サーミスタRd1,Rd2を含みガス検知信号を生成するガスセンサ部11と、温度検知信号を生成する温度センサ部12と、サーミスタRd1,Rd2を加熱するヒータMH1,MH2と、信号処理回路20とを備える。信号処理回路20は、タイミングt1で得られる温度検知信号に応じてヒータの加熱温度を制御し、タイミングt2で得られる温度検知信号、並びに、タイミングt3で得られるガス検知信号に応じて、検出対象ガスの濃度を算出する。これにより、環境温度が変化している場合であっても、より正確なガス濃度を算出することが可能となる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
感温素子を含み、検出対象ガスの濃度に応じたガス検知信号を生成するガスセンサ部と、
環境温度に応じた温度検知信号を生成する温度センサ部と、
前記感温素子を加熱するヒータと、
第1のタイミングで得られる前記温度検知信号に応じて前記ヒータの加熱温度を制御し、前記第1のタイミングよりも遅い第2のタイミングで得られる前記温度検知信号、並びに、前記ヒータによって前記感温素子が加熱された状態である第3のタイミングで得られる前記ガス検知信号に応じて、前記検出対象ガスの濃度を算出する信号処理回路と、を備える、ガスセンサ。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記信号処理回路は、前記第2のタイミングで得られる前記温度検知信号に応じてリファレンス電圧のレベルを算出する制御回路と、前記第3のタイミングで得られる前記ガス検知信号と前記リファレンス電圧を比較するアンプとを含み、前記アンプの出力信号に応じて前記検出対象ガスの濃度を算出する、請求項1に記載のガスセンサ。
【請求項3】
前記信号処理回路は、前記第2のタイミングで得られる前記温度検知信号に応じて補正値を算出し、前記ガス検知信号及び前記補正値を用いて前記検出対象ガスの濃度を算出する、請求項1に記載のガスセンサ。
【請求項4】
前記第2のタイミングと前記第3のタイミングが同時である、請求項3に記載のガスセンサ。
【請求項5】
前記第2のタイミングが前記第3のタイミングよりも遅い、請求項3に記載のガスセンサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示はガスセンサに関し、特に、サーミスタ等の感温素子及びこれを加熱するヒータを備えたガスセンサに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、サーミスタ及びこれを加熱するヒータを備えたガスセンサが開示されている。特許文献1に記載されたガスセンサは、サーミスタが所望の温度に加熱されるよう、環境温度に応じてヒータの加熱温度を制御している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7070175号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、環境温度の変化は、ヒータの加熱温度に影響を与えるだけでなく、検出対象ガスの濃度に応じたガス検知信号のリファレンスレベルにも影響を与える。
【0005】
本開示においては、サーミスタ等の感温素子及びこれを加熱するヒータを備えたガスセンサにおいて、環境温度が変化する場合であっても正確なガス濃度を検出する技術が説明される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面によるガスセンサは、感温素子を含み、検出対象ガスの濃度に応じたガス検知信号を生成するガスセンサ部と、環境温度に応じた温度検知信号を生成する温度センサ部と、感温素子を加熱するヒータと、第1のタイミングで得られる温度検知信号に応じてヒータの加熱温度を制御し、第1のタイミングよりも遅い第2のタイミングで得られる温度検知信号、並びに、ヒータによって感温素子が加熱された状態である第3のタイミングで得られるガス検知信号に応じて、検出対象ガスの濃度を算出する信号処理回路とを備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、サーミスタ等の感温素子及びこれを加熱するヒータを備えたガスセンサにおいて、環境温度が変化する場合であっても正確なガス濃度を検出する技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示に係る技術の第1の実施形態によるガスセンサ1の構成を示す回路図である。
図2は、ガスセンサ1の動作を説明するためのフローチャートである。
図3は、ガスセンサ1の動作を説明するためのタイミング図である。
図4は、環境温度が上昇している場合における温度誤差の影響を説明するためのタイミング図である。
図5は、本開示に係る技術の第2の実施形態によるガスセンサ2の構成を示す回路図である。
図6は、ガスセンサ2の動作を説明するためのフローチャートである。
図7は、ガスセンサ2の動作の第1の変形例を説明するためのタイミング図である。
図8は、ガスセンサ2の動作の第2の変形例を説明するためのタイミング図である。
図9は、ガスセンサ2の動作の第3の変形例において環境温度Temp3を推定する方法を説明するためのタイミング図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら、本開示に係る技術の実施形態について詳細に説明する。
【0010】
<第1の実施形態>
図1は、本開示に係る技術の第1の実施形態によるガスセンサ1の構成を示す回路図である。
(【0011】以降は省略されています)

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